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2008年05月 アーカイブ

2008年05月01日

UK発、現代アートが分かる「ターナー賞の歩み展」

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デミアン・ハースト 《母と子、分断されて》 1993年 208.6 x 332.5 x 109cm (x2)、113.6 x 169 x 62cm (x2) スチール、ガラス強化プラスチック、ガラス、シリコン、牛、子牛、ホルムアルデヒド溶液 アストルップ・ファーンリ近代美術館、オスロ蔵
発表当時センセーションを巻き起こした作品。体を真っ二つに切られたホルマリン漬けの牛。日本で見ることができるなんて驚き。
UKからスゴいアートがやってくる。2008年4月25日(金)から六本木ヒルズの森美術館にて開催されている「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」と「サスキア・オルドウォーバース」はUKのアートを日本でリアルタイムに体験できるチャンスだ。

■UK現代アートがわかる「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
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ギルバート&ジョージ 《デス・アフター・ライフ》 1984年 482 x 1105cm 写真に着色 大阪市立近代美術館建設準備室蔵
長さ約11mもの巨大な写真! 見るとやたらと元気が出てくる。
森美術館で行われる「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」は、ロンドンで行われる現代アートのアワード「ターナー賞」の歴代受賞者の作品を一堂に集めるという歴史上初の試み。これを見ればイギリスいや世界の現代アート20年史がわかってしまうグレイテスト・ヒッツなエキシビジョンなのだ!

1984年に始まった「ターナー賞」は、絵画・彫刻・写真・インスタレーションなどジャンルに関係なく、一年で一番活躍したイギリス人もしくはイギリス在住のアーティストに贈られるもの。美術界の常識に捕われないアグレッシブな姿勢もさることながら、「小難しくてわかりにくい」という現代アートのイメージを、タイアップなどのメディア戦略によって覆し、ロンドンを世界の現代アートの中心地に押し上げることに貢献した。現地では毎年秋になると賞の結果が新聞やテレビなどを賑わせ「今年のターナー賞は誰が獲った?」なんて話題が秋の挨拶になるという。

本エキシビジョンにあたり、デミアン・ハーストの「母と子、分断されて」など、日本初上陸する伝説の作品も多数。また森美術館ではUK現代アートの流れをレクチャーするシリーズ 「英国現代美術を知る」など、パブリック・プログラムを多数開催する。詳細は公式サイトまで。

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ヴォルフガング・ ティルマンス 「君を忘れたくない」 2000 年 Courtesy: The artist and Maureen Paley, London
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グレイソン・ペリー 「ゴールデン・ゴースト」 2001 年 67 ×φ 35.5cm 陶サーチ・ギャラリー、 ロンドン蔵
■「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」 出品作家 / 受賞者一覧
1984年 マルコム・モーリー、1985年 ハワード・ホジキン、1986年 ギルバート&ジョージ、1987年 リチャード・ディーコン、1988年 トニー・クラッグ、1989年 リチャード・ロング、1990年 実施されず、1991年 アニッシュ・カプーア、1992年 グレンヴィル・デイヴィー、1993年 レイチェル・ホワイトリード、1994年 アントニー・ゴームリー、1995年 デミアン・ハースト、1996年 ダグラス・ゴードン、1997年 ジリアン・ウェアリング、1998年 クリス・オフィリ、1999年 スティーヴ・マックィーン、2000年 ヴォルフガング・ティルマンス、2001年 マーティン・クリード、2002年 キース・タイソン、2003年 グレイソン・ペリー、2004年 ジェレミー・デラー、2005年 サイモン・スターリング、2006年 トマ・アブツ


■オランダの映像作家「サスキア・オルドウォーバース」展
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「キロワット・ダイナスティー」 2000年 ビデオ 6分 ナレーター:ジャン・リー Courtesy: Maureen Paley, London まるでシリコンの海に沈む遺跡のよう。実際はもっと手作り感あふれる映像。
同会場で開催されているのは、驚異の映像世界を作りだすオランダの映像作家、サスキア・オルドウォーバースのエキシビジョン。

彼女の映像制作方法はちょっと特殊。精巧なミニチュア・セットを制作して撮影し、透明感のある不思議な質感を持った映像を作りだす。美しい映像と魔術のような心地よいナレーションで語られる奇妙なストーリーが魅力。一つの作品を制作するのに平均1~2年を要するため、これまでに発表された作品はわずか9点!それでも「Art Forum」誌の「ベスト・オブ2005」に選ばれるなど、今後の活躍が期待されているアーティスト。

今回は日本初公開の2点を展示する。彼女のエキシビジョンは森美術館の他、オオタファインアーツでも開催予定。

■「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み」「MAMプロジェクト007:サスキア・オルドウォーバース」
主催:森美術館、テート・ブリテン、ブリティッシュ・カウンシル、朝日新聞社
日程:2008年4月25日(金)~7月13日(日)
休館日:月曜日(ただし、5月5日(月・祝)は開館)
時間:月・水~日曜 10:00~22:00、火曜 10:00~17:00 ※4/29(火)、5/6(火)は22時まで (いずれも入館は閉館時間の30分前まで)
入場料:一般1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子供(4歳以上 - 中学生)500円
会場:森美術館
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

1,000人のストップモーション映像「Get-Out-and-Play」

「Get-Out-and-Play」 Dir:Hobby via creativity-online
ストップモーションを使ったビデオは映像表現の始まった頃から無数に作られているが、このたび史上最大規模の作品が登場!それがNokiaのバイラル広告「Get-Out-and-Play」。1,000人規模のエキストラを使用し、クラシックなコンピューターゲーム「Snake」を見事に再現した。

nokiangageimage.jpg サイトにアクセスすると、ショートフィルムがスタート。ストップモーションのとぼけた行進を見ていると、突然現れるミニゲームに度肝を抜かれる。ブロック崩しゲームのボールのブロックの見た目がプレイヤーになっている!なんともすごいインパクト。ミニゲームが終了するとショートフィルムの続きが始まり、ストップモーションの行進は次第にトンデモない規模に…。

nokiasnakeimage450.jpg 制作を手がけたのはスウェーデンのディレクター、Hobby。撮影はリスボンで一番大きな公園で行われ、一切CGは使われていないそう。ここまでユーモアと遊び心が詰め込まれた広告ができるのも流石NOKIAといったところ。ちなみに撮影の裏側を記録したビハインド・ザ・シーンには撮影に出演した全員分のクレジットが記載されている。

Get-Out-and-Play


2008年05月02日

SAAM 遂に長編映画監督デビュー!「Part of the weekend Never Dies」

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ドキュメンタリー映画「Part of the weekend Never Dies」より
ミシェル・ゴンドリーの「恋愛睡眠のすすめ」等をプロデュースするパルチザンの映画部門より新作映画「Part of the weekend Never Dies」が登場。監督はジャネット・ジャクソンの「Feedback」、Hot Chip、Hercules & Love Affair、Late of the Pier、Lightspeed Champion、Klaxonsにおいては4本のビデオを手掛けるUKいや世界で最も注目されてる奇才Saam Farahmand(サーム・ファラマンド)!2004年にパルチザンに所属後たった4年での長編デビューとなった。

Part of the Weekend Never Dies - TEASER
このプロジェクトからもう一本、Soulwax Nite Verions映像作品も誕生したそう。"幸せに満ちたこの上なく美しいの音波による電撃戦"を捉えた作品という事だ。
「Part of the weekend Never Dies」はジャンルを超え熱い支持を受ける4人のベルギー男によるバンド、ソウルワックスのツアーを捉えたドキュメンタリー映画。アーティスト自ら構成したステージで「Radio Soulwax」と看板を掲げた過去三年間のツアーの軌跡を追う。そこに映し出されるのは日本を含む世界各国120カ所での2manydjsのDJとライブセットの模様の一切合切。

全て1カメで記録され、賞賛、放蕩、熱狂、非難、皮肉、疲労、絶望、妄想、矛盾、ホームシック…織り混ざる気持ちを抱えながらツアー街道をゆくソウルワックスを描き出す。4人のベルギー男が織りなすサウンドで皆がすべてを忘れ、何もかもを取り払いパーティーする様子を純粋にキャプチャー。そして、音楽への敬愛、パーティーのもたらす絶頂感そして何より友情のストーリーも横たわる。彼らを取り巻くJames Murphy、Nancy Whang、Erol Alkan、Tiga、Justice、Busy P、So-Me、 Peaches、 Kitsune そして Klaxonsらもインタビューや舞台裏に登場する。

監督を務めるSAAMもコマーシャルから自主制作までみなぎるエネルギーを映像に注ぎ込むオトコ。エネルギッシュなアーティスト同士のコラボレーションに期待。

この映画はロンドンのRoyal Festival Hallで開催されるEther Festival にて4月24日初プレミア後、上映とライブツアーを予定。8月にIntegral/PIASよりDVD発売が予定されている。

ハリウッドデビューを勝ち取れ!短編映像バトル開催


ハリウッド進出を目指す日本の映像クリエイターのための映像コンペ「Pictures Battle × Show Biz Japan(以下PBSB)」が開催決定。日本および北米在住の映画監督、映像クリエイターを対象に、15分以下の短編映像作品を募集する。応募作品の審査は「スター誕生」や「アメリカン・アイドル」のようなテレビ番組内での公開審査式。審査委員長は「パッチギ!」などを手がけた井筒和幸監督が担当するということで、本家に負けないバトルが繰り広げられること必至。辛口コメントにひるまず、ハリウッドで映画監督デビューを勝ち取れ!

PBSBを主催するのは、日本のインディペンデント・フィルムメイカーたちの作品をハリウッドで上映するジェトロ・ロサンゼルスと、ハリウッドに拠点を置く日系テレビ局UTB。ジェトロの日本映画上映イベント「Show Biz Japan」とUTBの番組「Picture Battle」の合同企画。

事前選考を通過した作品は、世界3大映画見本市のひとつである「AFM(アメリカン・フィルム・マーケット)」開催中の11月8日(土)に、ハリウッドの劇場で上映される。締切は2008年8月29日。

Pictures Battle × Show Biz Japan
応募締切:2008年8月29日(金)
応募資格:北米または日本在住の日本人映画監督・映像クリエーターの作品。映画監督自身が上映会当日に来場できること。(経費は自己負担)
応募作品:15分以下の短編映画および短編映像作品。英語または英語字幕付きで、北米にて上映が可能なもの。
応募形式:作品収録したDVD及びminiDVを各1本(DVDはリージョンフリーのもの)、申込書
応募方法:応募希望者は、事務局宛てにメール(epj_la@jetro.go.jp宛)で問合せ。詳細は公式サイトにて
問い合わせ:E-mail:epj_la@jetro.go.jp
発表:上映決定通知は2008年9月下旬(emailまたは電話)

2008年05月03日

消えたみつばちを救え!psyop新作CM「Opera」

「Death of the Honeybee」 Dir: Cedric Nicolas-Troyan, Laurent Ledru, Psyop 花とみつばちのオペラ。
圧倒的な技術力とセンスで世界的な評価を誇るNYの映像プロダクションPSYOP。新作「Opera」はアイスクリーム・メーカー、ハーゲンダッツの「HelpTheHoneybees(みつばちを助けよう)」キャンペーンCM。
このキャンペーンはアメリカで危機にあるみつばちを助けるためのもの。北米では2006年から養蜂場のみつばちが集団失踪する異常現象などが原因で、みつばちの数が減少しつづけている。小さいみつばちだが、ナッツや果物は彼らの受粉なしには生産できない。その影響はアメリカ市民の食糧三分の一に及ぶという。食糧の輸入をアメリカに頼る日本人にとっても、まったく他人事ではない話。

■ミツバチの重要性を知るサイト「HelpTheHoneybees.com」
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「「HelpTheHoneybees.com」 壁紙やグリーティング・カードも。
Webサイト「HelpTheHoneybees.com」も同時オープン。草原で羽ばたくみつばちを追いかけながら、「さくらんぼは受粉の80%をみつばちに頼っている」など、みつばちの働きを知ることができる。小さなみつばちがどれだけ農業と人間の生活に貢献しているかを知ってもらうのが狙い。サイトを手がけたのは「Got Milk?」を手がける腕利きWebエージェンシー、Goodby, Silverstein & Partners。みつばちを救って世界を救おう!

「HelpTheHoneybees.com」

2008年05月04日

フィンチャー、リッチー、ヘインズ。ハリウッド映画監督最新CM

独特の魅力を持つ映画監督によるCM。短時間で個性豊かな映像世界を堪能できるのがイイところ。今回はハリウッドで活躍する大物監督3人の最新映像をお届け!

■デビッド・フィンチャーによるSoftbank 「Internet Machine」
Softbank "Internet Machine" Director: David Fincher
「セブン」「ゾディアック」などで知られるデビッド・フィンチャーによるCM。ブラッド・ピットと久々にタッグを組んだ。完璧主義のフィンチャーは、理想の映像のためならテイク60は当たり前というまさしく映像の鬼。 シングル・ショット、吹き飛ぶ街、音楽、全てが絡み合って生まれる緊張感。フィンチャーにしか作れない世界の終末感が、こんな短い時間でも表現されているのはさすが。音楽はナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーがプロデュースするアーティスト、saul williamsの「Banged and Blown Through」。 特殊効果を手がけたのはカリフォルニアのCGスタジオ、Blur。

■ガイ・リッチー復活!「Nike football」
Nike: Take It To the NEXT LEVEL (Full Length) Dir: Guy Richie|VFX/Post Production: The Mill
UK映画界に革命を起こした映画「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」などで知られる監督ガイ・リッチー。久々の監督作品はNikeのキャンペーン「Nike football」のショートフィルム。近頃あまりよい作品に恵まれないリッチーだったが、このショートフィルムはかつての輝きを思い出させる秀作。パートナーのマドンナも、ニューアルバム「Hard Candy」が発売されたばかり。特殊効果とポストプロダクションはThe Millが手がけた。

■「Heineken: Share The Good」
Heineken Premium Light "Share the Good" Dir: Todd Haynes|Post Production: Lost Planet
こちらはボブ・ディランの伝記映画「アイム・ノット・ゼア」が公開中のトッド・ヘインズ監督によるハイネケンのCM。ハイネケンを次々リレーしていく微笑ましい作品。

優しい心を取り戻してくれる、ほっこり人形アニメレーベル「MUKU」

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2007年より活動を始めた、上質の人形アニメーションをリリースするDVDレーベル「MUKU」。アメリカの国民的アニメ「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」や「ピーター・コットンテール」、「サンタが街にやってくる」など、今まで埋もれていた日本発の人形アニメ作品にスポットを当て、精力的にリリースを続けている。レーベルのブランディングを統括する野口信行さんに「ルドルフ」を作った伝説のアニメーター持永さんのお話やMUKUの魅力、ブランディング・企画力についてまで幅広く伺った。

■「MUKU」ブランドを始めたきっかけ
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「MUKU」ブランドマネージャ、ー野口信行(のぐち・のぶゆき)さん。
―― 「MUKU」を立ち上げたきっかけは?
MUKUでリリースした「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」「ピーター・コットンテール」をプロデューサーから紹介してもらったのがきっかけです。僕は2時間以上の作品を見るのが苦手なんですが、2作品一気に見ることができて、作品の世界観にすっかり魅せられました。と同時に、周りの人に優しくなれた気がしたんです。こんなに素晴らしい映像作品は皆に教えなくちゃいけないと思いました。

今、家庭で子供向けのDVDが使われるシチュエーションって、大人が自分の用事をしたい時に見せておく事が圧倒的に多いんです。僕としては、家族で一緒に見て欲しい。そこが始まりであってほしい。なのでMUKUでは必ず作品にプラス1を加えるようにしています。お子さんへの読み聞かせ用として絵本を付けたり、誰かに貸してあげる時にメッセージを添えるためのポストカードを付けたり、人と人をつなげる役割の一端を担えればと考えています。
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「ピーター・コットンテール」
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「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」€
―― 「MUKU」ではいろいろなタイトルをリリースされてますね。
MUKUでリリースするタイトルは絵本が原作となっているものが多く、セレクションはアート性よりもストーリー性を重視しています。2007年11月は「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやってくる」を、2008年2月に「ピーター・コットンテール」「ステファン」をリリースしました。続いてイギリスのベストセラー絵本の人形アニメーション「のばらの村のものがたり」、そして「おもちゃの国のノディ」をリリースしています。どちらも児童書のベストセラーで、「のばら~」は全世界で400万部、ノディは2億部以上売れている絵本です。

MUKUの根幹になっているテーマは「未来の子供たちにいったい何を残せるのか」ということです。何が今現在私たちの前に残っていて、どうして残っているのか?共通するものがあると思うんですが、僕はその意味を感じる為に、何千年も昔から残っている世界遺産を最近個人的に巡っているんですよ。

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「ステファン」のテーマはエコ。CMプロデューサーで映像作家の内藤まろさんが手がけている。©まろゆき©OLC/rights entertainment(japan) inc.

■知られざる日本のアニメ界の偉人持永只仁氏とは?

―― MUKUがリリースする「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」は、アメリカの国民的人形アニメーション映画。60年代から毎年クリスマスに放映され、視聴占有率は30~40%、DVDは累計1,200万枚を売り上げる永遠の定番アニメ。しかし制作者が日本人のアニメーター、持永只仁さんだということはほとんど知られていないですよね。
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持永只仁(もちなが・ただひと)プロフィール:1919年佐賀県生まれ。漫画映画の世界に進み、日本初の長編アニメ映画「桃太郎の海鷲(うみわし)」(1943年)制作に携わる。中国最初の人形アニメーションを作り、中国人技術者を育てた。1953年に帰国後、CMを作りながら自主製作した「ちびくろさんぼのとらたいじ」でバンクーバー国際アニメ賞を受賞。それを見たアメリカのプロダクション「ランキン・バス・プロダクション」(以下ランキン)より長年暖めていた企画「ルドルフ」を撮ってほしいという依頼を受けた。
日本で初めてコマ撮りの人形アニメを作ったのが持永さんでした。ディズニーのアニメに魅了されてアニメーションの世界に入った持永さんが、操り人形を上手に操るスタッフがいなかったため、コマ撮りで人形を撮影したことが始まりです。だから日本のコマ撮り技術は独特で、今も人形を虫ピンで留めるなどチェコとは違うやり方で行われているんです。

―― 作品のクレジットに持永氏の名前が見当たりませんよね。
撮影は日本で行われたんですが、製作資本はすべて海外のためでしょう。持永さんは、本当はもっとたくさん自分の作品を作りたかったようですね。そのころの技術じゃ1日に8~10秒程度しか撮れないので、1本の作品を1年以上かけて作っていたんです。すごい情熱ですよね。

「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」より
持永氏は「MOMプロダクション」という会社を立ち上げ、ランキンと「ピノキオ」、「ルドルフ」の他にも「アンデルセン物語」、「スモーキーベア」など数多くの作品を残す。70年代には日本のアニメーション会社「トップクラフト」と合作をスタートし、10年間制作を続ける。その後「トップクラフト」は「風の谷のナウシカ」を発表後スタジオジブリに改組され、発展解消した。
持永さんは後進の作家を育てていることでも有名です。人形アニメの大家である川本喜八郎さんや岡本忠成さんを育て、「ドコモダケ」を作った人形アニメーターの真賀里文子さんの師匠でもある。中国や韓国にも渡って、現地でアニメ制作を伝えています。

実は持永さんが作った「ピノキオ」(1961年制作)のフィルムが海外で発見されて、今リリースを計画中です。僕は人形アニメの原点は、「絵本のキャラクターが動いてくれたら楽しいだろうな」っていう初期衝動だと思うんです。人形遊びって誰でもできて、誰でも通る道ですよね。それが今見ても感動できる理由だと思います。
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「サンタが街にやってくる」
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「サンタが街にやってくる」€
―― MUKUが扱うのは40年以上前のコンテンツ。既存のコンテンツを売りだすためにはブランディングが不可欠だ。以前は「伝説」の歌手、美空ひばりの企画を担当していたという野口さんにブランディングについてお訊きした。

■コンテンツのブランディングとは?

―― 野口さんのブランディング戦略についてお教えください。
僕はコロムビアミュージックエンタテインメント時代に初めてブランディングを手がけました。ブランディングというとすごく難しいけど、平たくいうと本質を見抜くっていうことだと思うんですよね。時間が経ってくるといろんな情報が入り込んで複雑に見えるからこそ、何を伝えるかが問題だと。

初めて担当したのが「伝説」の歌手、美空ひばりさんでした。それまで、ひばりさんの作品はベスト盤を出しても大ヒットという訳にはいかなかったんです。片やビートルズ・プレスリーはベスト盤を出せば今でも数十万枚売れる。その違いは何だろう?今の人の抱くひばりさんの「伝説」っていうイメージと本当の彼女にギャップがあるんじゃないか?横浜の下町で、歌が大好きな魚屋の娘だった彼女は、そもそも親近感が持てる人だったから伝説になったのではないかと。

つまり「親近感」がキーワードなんです。デアゴスティーニ社からCD付きマガジンシリーズ「美空ひばり こころの歌」全70巻を2年間にわたって発売したところ、トータル100万枚以上売れました。僕は美空ひばりさんにブランディングとは何かを教えてもらったのだと思います。

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MUKUレーベル以外の作品では、チェコの国民的作家、カレル・チャペックの「ダーシェンカ」のアニメ-ション化も手掛ける。脚本は野口さんも手がけた。年間13万匹の犬が処分されている現代社会にもう一度命の大切さを問いかける。 (c)OLC/rights entertainment(japan) inc.
―― では、企画で大切なことは何でしょうか?
企画は、ブレないことが一番大切ですね。面白くないものは結局何が言いたいかわからない。僕はカウンセラーの資格(臨床心理カウンセラー)を去年取ったんです。カウンセリングっていろんな人の話を聴いて整理するってことなので、仕事にもすごく役に立つ。お客さんが望んでないものを出しても仕方がないので、クライアントの話を良く聞いて整理し、相手が何を望んでいるのか?を知ることが最も大切です。

―― どうしても方法論が浮かばない時は?
面白いものを見ると「どこが面白いと思う理由だろう?」ってすごく考えるんです。その考えをストックして、テーマが出された時に、冷蔵庫の材料を見て、これとこれを使って作ろうかなと(笑)。ヒットするものには理由があるし、しないものにも理由があります。ただ、一つ言えるのは実際に使われるシチュエーションやシーンが想定できないと良いものにはならないですね。

そもそも僕が企画をやりたいと思ったきっかけは二つあります。一つは小さい頃に積み木で自分だけの世界をゼロから築く楽しみを覚えたこと。もう一つは学生時代に面白いことを考えて実行した時にすごく受けて友達が増えたことです。壁新聞で「最も眠い授業ランキング」を作った時は、さすがに先生には怒られましたけど(笑)。自分の企画がきっかけで友達がすごく増えたことが嬉しかったですね。人と人を繋げる、自由な発想でアイデアを積み上げていくっていう企画の面白さは当時も今も変わりません。

「エンターテインメントは人と人を繋げるものなのに、最近結果としてコンテンツが人をセグメント化してしまっている傾向が悲しい」と語る野口さん。コンテンツを売りだす立場からの企画力についても学ばせていただいた。日々の生活に追われている大人のライフスタイルに、優しい時間を作ることの大切さを思い出させてくれるMUKUのリリースに今後も期待したい。

■MUKU
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MUKUオフィシャルサイト
・Youtube内MUKUTV
5つの質問 一問一答
Question 1: 一番影響を受けたものを教えてください
幼少期の積木遊び
Question 2: この職に就いたきっかけは?
ルドルフとの出会いから
Question 3: 一番好きな映画は何ですか?
School of Rock(90分くらいなので…)
Question 4: 作業場のまわりに必ずおいているものベスト3は?
音楽(iPod)、企画用ノート、おもちゃ(フィギュア・ぬいぐるみなど)
Question5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
世界遺産めぐり
■野口信行 プロフィール
同志社大学 経済学部 卒業。2000年株式会社エイベックスに入社、商品管理・生産管理・制作進行業務などを経て、営業職を従事。 2004年よりコロムビアミュージックエンタテインメント株式会社にて、マーケティング&プランニングに特化したプロジェクトを発起。美空ひばりなどのブランディングを担当する。2007年、株式会社 OLC・ライツ・エンタテインメント入社。現代の大量消費時代において、長く愛される作品を、現代、そして未来の子供たちに伝えたい。という思いで、「MUKU」レーベルを立ち上げ。現在に至る。また認定臨床心理カウンセラーの資格も保有するという一面もある。
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“Here Comes Peter Cottontail” animated program © 1971, renewed 1999 Classic Media, Inc. Character names, images and other indicia are trademarks of and copyrighted by Classic Media, Inc., an Entertainment Rights group company. All rights reserved.

2008年05月05日

続々登場!UNIQLOのWeb戦略

「UT TVCM SPRING 2008」
ユーザー参加型、インタラクティブに訴えかけるUNIQLOのWeb戦略。そんなUNIQLOが4月に入り、続々と新しいサイトを打ち出してきた。投下しただけで終わってしまうバナーと違って、成功すれば低コストで高い広告効果が得られるバイラル広告を積極的に活用している。クリエイターを起用し、面白いものを発信しようとする心意気がユーザーの心を捉えている。今回も噂になりそうなものばかり。

■音と映像を操作する快感「UNIQLO LOOP」
ユニクロのTシャツ専門ブランド「UT」のグローバル・キャンペーン、「UNIQLO LOOP」は中村勇吾氏によるプロジェクト。UTを着たインターナショナルなオシャレさんの動画と音声が用意されており、それぞれがキーボードに割り当てられている。ユーザーはスティール・パンのベースの音に合わせ、キーボードを叩いて音声を出力し、オリジナルのラップを作ることが出来る。出来あがったラップは自分の名前を付けてエントリー。世界中の人が動画を見て評価ができる仕組み。直観的で楽しいサイト。

■「UNIQLOCK」がリニューアル
「UNIQLOCK」ブログパーツ。表示する現地時間帯と大きさを選び、コードを張り付けるだけ。 
今年の東京インタラクティブ・アド・アワードにてグランプリを獲得した「UNIQLOCK」が4月28日にリニューアル。今度のUNIQLOCKは20色のTシャツ。
前回に引き続きオーディションの様子をWeb上で公開していたので、オープンが待ちきれなかった人も多いのでは?今回のダンスの舞台は伊東豊雄が設計した多摩美術大学図書館。モダンな建物をバックに踊るガールズは中毒必至。
また、ブログパーツの貼り付けもFacebook、BEBO、igoogleなどワールドワイドに人気のWebサービスにも対応し、UNIQLOCKの世界が更に広がりそう。
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「UNIQLOCK」 映像演出を手がけるのは引き続き映像作家の児玉裕一監督。


■ブロガー向けの情報を発信する「UNIQLO TODAY」
こちらはUNIQLOのオンラインマガジン的Webサイト「UNIQLO TODAY」。ブロガーのエントリーした記事をネット上より収集して自動生成されるので、ユーザーの声を掲載する。4月8日のリニューアルでは、ブロガーがUNIQLOから出されたお題に基づいて記事を書いてブログパーツを張り付けると、ブロガーの記事が「UNIQLO TODAY」に掲載されるようになった。

■ブランドデザインのヒミツを読み解く「ユニクロのデザイン」
また、「アイデア」の別冊ムックとして発売された「ユニクロのデザイン」(誠文堂新光社)は、今までのUNIQLOのブランドデザイン戦略を紐解く一冊。タナカノリユキ、佐藤可士和、勝部健太郎×中村勇吾×田中耕一郎の対談も収録している。UNIQLOのファンやブランディングに興味のある人は一見の価値あり。

2008年05月07日

ナイス橋本、妄想ミュージックビデオ企画会議

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妄想MV企画会議に列席の面々
前列左から児玉裕一、ナイス橋本、清水康彦。後列左から黒川静香、田中裕介、タムデム、深沢慶太。
ミュージックビデオ(MV)。それは単なる販促ツールにあらず。アーティスト、映像作家、その他もろもろの生きざまが交錯し、1人の漢(おとこ)の運命さえ狂わせる、魂の表現手段なのだ!気鋭のラッパー・ナイス橋本が、MVを通して己を問うべく、映像作家たちの虎の穴へと我が身を投じる実録的現場企画。CAVIARの児玉裕一、田中裕介、黒川静香、タムデムに加え、清水康彦、なぜか本稿筆者の深沢慶太までを巻き込んだ、妄想度100%の極太MV企画会議が今、幕を開ける…!

文:深沢慶太 / Text:Keita Fukasawa

■金ジャリ下げた極太B-BOY!ナイス橋本、原点回帰作戦!???
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ナイス橋本プロフィール
長崎県出身。 学生時代から大阪、神戸を中心に活動を開始。 2005年、FM局にたまたま送ったデモCD-RがOAされるや大反響を呼び、メジャーレコード会社争奪戦の中、ビクタースピードスターレコードとの契約が決定。 2006年10月にシングル「キミは君★」でメジャーデビュー。2007年6月には三木聡監督の映画「図鑑に載ってない虫」主題歌「夏の手紙」を、2008年3月19日には2ndアルバム「OLD★NEW」をリリースした。2008年5月からワンマンツアー「nice!nice!nice!2008」(東名阪福)も決定している。
ナイス橋本(以下、ナイス):僕はデビューしてから1年とちょっと経つんですけど、じつは児玉君とは古い付き合いで、いちばん最初のミュージックビデオ(以下MV)から2本撮ってもらってるんですよ。「1.2.3」(2006年)っていうインディーズ時代の曲と、メジャーデビューシングルの「キミは君★」(2006)。
で、今回はそんな感じでお世話になっている児玉君や、映像作家のみなさんにぜひ相談したいんですが…今の僕のイメージって、中高生に対してメッセージを投げかけている印象が強いでしょう? もちろんそれはそれで大事なんだけど、一方でこう、“ラップをする”っていう、基本的な姿勢をもう少し見せていきたいな、と思ってるんですよ。

児玉裕一(以下、児玉):なるほど。確かに、初めて会った頃はデカいラジカセ持って、かなりゴッつくラップしてたよね。

ナイス:そう。大阪の街を、極太のゴールドチェーン着けて歩いてたし。それで、アルバムを2枚出したところで、もう一回、B-BOYとしての自分の原点を見つめ直してみようと思って。

児玉:ということは、B-BOYみたいなMVを作りたいの? 見る人にはどう思われたい?

ナイス:今のままでいいんだけど(笑)、もうちょっと遊びというか、芝居がかったものがいいかな。
例えば自分が好きなMVでいえば、LLクールJの「I'm Bad」(1985)。たぶんB-BOY史上でいちばんイケてるMVだよね。上半身裸でムキムキでラジカセ担いでて、意味なく女がいて…。しかも、彼女がギャングにさらわれて、助けにいくっていうストーリー。ダサいんだけど、それがイイんですよ。
LL Cool J 「I'm Bad」
清水康彦(以下、清水):(ビデオを見ながら)でも、このイメージだと今までとぜんぜん違うから、見てる人はびっくりするんでは?

児玉:「本当はこうでした!」っていうのがいいんじゃない?

清水:ナイスさんの昔の写真が今に向かってどんどん変化していくとか!?

黒川静香(以下、黒川):今のソフトな感じの服をバリバリッ! って破くとゴールドチェーンとか(笑)。

ナイス:いや、クールJみたく、裸にゴールドチェーンでもやりますよ!

深沢慶太(以下、深沢):ものすごい筋肉だなあ。ハルク・ホーガンみたいに体に油塗ってますね…。じゃあ、髪型もボックスヘアに剃り込み入れたりして?

清水:「スラムダンク」の赤木みたいなヘアスタイル!?裸で油塗って、ゴールドチェーンにサングラスしてるんだけど、誰も本人だと気付かない、というのは?

児玉:あえて名前を変えてみたら?

ナイス:“BAD橋本”とか(笑)? 今、あえてそれをやるのもいいですね~。

深沢:でも、失敗するとMC小宮(コント赤信号の小宮孝泰がMCハマーの真似をして繰り広げたギャグ)みたくなっちゃうかも…。

児玉:確かに面白いけど、でも、このMVのままやっちゃダメだよ。「ナイス橋本って、こういうのが好きなんだな」という印象で終わっちゃうから。
もっとフッ切れて、「ナイス橋本、ヤバいぜ!!」っていう風にしないと。ほら、そういうアイデアをタムデムからガツンとドロップしてやれよ!

タムデム:…(困惑)。

黒川:「少林サッカー」くらいの熱量が欲しいよね。汗系のイメージが欲しい。

児玉:なんかもうヌルヌルで…。

一同:ヌルヌル!???????????

児玉:夜の竹下通りにボディビルダーたちをぎっしり詰め込んで、薄暗い中に男たちのテカりがうごめいてて…そこからナイスくんがヌルヌルっと出てくる! というのは?

黒川:いいね! ジャケットも一緒に撮影したい。

清水:そんなことしたら絶対に嫌われますよ(笑)。

黒川:好感度ガタ落ち、間違いない!

清水:裸にゴールドチェーン、ボックスヘアで剃り込み、アディダスとMCハマーみたいなサルエルパンツを履いた橋本さんが、家族をはじめ、実際に今までの関係者一人一人と絶縁していくというドキュメンタリーはどうでしょう?

ナイス:“B”な感じがしますね…。

■怒りをぶちまけろ!既成概念をぶち壊せ!!! MVの話はそれからだ!!!!!
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ヒートアップする会議場!
児玉:何かに対して怒りをぶつけるのはどう? ナイス君、怒りをぶつける対象って何?

ナイス:服屋の店員かな。この前、「領収書ください」と言おうとして、「消費税ください」って言っちゃって。「領収書と消費税じゃ、ぜんぜん違いますよねえ」って言ったら、気取ってる店員で何にも言わないから気まずくて。

児玉:「無視すんな!」と!じゃあ、それだ(笑)!

清水:「この世からなくなってほしいもの、消したいもの」はなんですか?

黒川:「ファットフリーのポテトチップってなんだよ! 偽善だ!」みたいな。

児玉:最近、映像の世界では、1秒間に何回以上点滅しちゃいけないとか、銃口をこっちに向けちゃいけないとか、規制が厳しくなってきてるから、そういうのを全部破りたい。ずっと点滅してて、「俺とおまえ、どっちが倒れるか勝負だ!」みたいな(危)。

ナイス:曲を作ってても、サンプリングの権利を買ったら「売上の半分よこせ」とか法外なことを要求されたりすることがありますね。

清水:500人くらいいる中で、ナイスさんだけ怒ってるのは? ナイスさんだけヌルヌルで…。

ナイス:そりゃ自分だけヌルヌルしてたら怒りますよ。

深沢:それ、すごく現代の孤独感を象徴してる気がします(真面目)。

児玉:昔そういうMVを作ったことがあるんだけど、「この職業はキツい」という役柄を演じる。電話でおばちゃんのクレームに答え続けるうちにだんだん怒ってきて、上半身裸になったりして…。

ナイス:言葉と言葉の争いって、ラップっぽいかもね。最終的にはおばちゃんと一緒にラップしたり。

児玉:ところで、ナイス君は高校生の心はもう捉えたから、今度は先生の気持ちも捉える、とかね。いま学校の先生は辛い時期だから。その場合、ナイス君は先生と生徒、どっち側につく?

ナイス:生徒の味方だと普通だから、先生の味方かな。「大人は解ってないとか言うけど、ふざけんな!」と。

児玉:MVのネタ考えるときって、こういう身近なところから考えたりしない?

黒川:身近の尺度がちょっと違うかも。私の場合、もっとミクロ目線だから。

児玉:じゃあ、例えば新品のスニーカーを履いて外に出たら、ガムが靴の底に付いてどうしてもはがれない、それで怒ってるナイス君をまわりの人が笑ってて…。

清水:両足でそれを取ろうとして、タップダンスになったり。

ナイス:嫌いなもの、思い出した! 俺、夏嫌い。夏を消したい!

児玉:夏なのに夏っぽい格好したくないから、冬の服を着てて、ナイス君が歩くところだけ冬になるとか? でも、「HIP HOPっぽいセクシーなMVを希望する」と聞いてたんだけど…。

ナイス:でもさ、なんでHIP HOPのMVってどれも夏でビーチで女なんだろうね?

清水:じゃあ雪国で、かまくらの中で女をはべらせるとか。

深沢:ピンプの格好して、かまくらの中で女に餅を食べさせてもらったり。

ナイス:そういえば“夏が嫌い”っていう曲はあまり聞かないね。

黒川:私、9月生まれなんですけど、夏嫌いです。生まれてからいちばん最後に来る季節だし、せっかく寒さに体が慣れたのに暑くなるから。それに解放的にならなきゃいけない雰囲気がイヤ。

田中裕介(以下、田中:僕も夏は嫌いです。昔、「彼女が水着に着替えない」というMVを作りたくて。

深沢:夏の海が好きな人の最大の天敵はクラゲだから、ナイスさんがクラゲになるのは? エチゼンクラゲになって大量に漁船の網にかかったり、社会問題も織り交ぜるとか。エイフェックス・ツインみたいに白熊の着ぐるみにナイスさんの顔を貼り付けて、「氷が溶ける!」って書いたプラカードを掲げて砂浜で暴れ回ったり。

ナイス:もう、夏を破壊しなきゃダメだ。

児玉:じゃあ、いっそ太陽を破壊してしまえ!“太陽を盗んだ男、ナイス橋本”(笑)。で、火星に移住する。

■MVとは何だ!?根本を疑え!!それがMVという名のスタイルウォーズ!!!!
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左:ナイス橋本 右:児玉裕一
清水:なんかものすごい話になってきたなあ…そもそも、橋本さんにとってMVって何ですか?

ナイス:音楽でしか伝えられないものもあるけど、映像でしか伝えられないものもあると思うんですよ。今の時代、MVを見て曲のことを好きになってくれる人もいるし、面白いなと思って。

「夏の手紙」(2007年)が、三木聡監督の「図鑑に載ってない虫」のテーマソングになったんです。その時に三木監督から、「音楽っていいよね。5分で人を泣かせたり喜ばせたりできる。映画は2時間だし、作るのに何年もかかる。だから音楽の力には勝てないよ」と言われたんだけど、でも僕はそれって逆じゃないかと思った。

そう考えるとMVって、その両方の力が両立できるものじゃないですか。1+1=2じゃなくて10にもできる。そういうところが素晴らしいな、と。だから、「監督が俺のイメージをよくしてくれる」と思えば、いくらでも脱ぐし、ビルの上から飛び降りたりもしますよ。

清水:でもね、より多くの人に見てもらいたいという目的でMVを作るということは、曲の売り上げをもっと伸ばしてあげたいということにもつながるけれど、でもそれよりも大切なのは、「ナイスさんの気持ちを人に伝えていく」ということだと思う。

児玉:そうだね。発注の時、「とにかくインパクトを出してくれ」と言われることもあるけど、大事なのはそういうことだと思う。

田中:自分の場合、369.1のMVを作った時は、「顔を売ってくれ」って言われたのがきっかけになって、顔ごと回してみたんですよ。

清水:そういう狙いがあると、MVとしても強いものができますね。

ナイス:そう言われると、アーティストの方から監督に言いづらい部分ってありますね。「ここはこうしたらいいんじゃないか?」と思っても専門的な言葉は知らないし、身振り手振りでしか言えないから、どうやって伝えればいいんだろう? と。

児玉:自分としては、「最初にイメージを聞き込んだから、後は任しとけ!」みたいな感じもあるし、「これがベストです!」って持っていったときに、「ここカットしてください」って言われると、そのパーツが抜け落ちた感じもするから、難しいところだね。

田中:ミュージシャン側が思い描いていたものと真逆のものを提案すると、「こういうとらえ方もあるんですね!」って喜んでくれる人もいるからね。「もう少しこうしてほしい」って言われてしまうようなものは、そもそも企画として弱いんじゃないかな。強い企画だったら「イメージとぜんぜん違うけど、面白いからOK」ってなるだろうから。

清水:僕の場合、ミュージシャンがその曲を誰に届けたいか、ということをまず聞くようにしてますね。例えば今までのファンにも訴えつつ、若い層にも響くものにしたい、とか。最初にミュージシャンからのオリエンの中で、こちらから提案をする機会を設けて、その後に練ったアイデアを持っていくんです。

黒川:私はオリエンはしないですね。最初に曲をもらって、“笑えるもの”とか“セクシー”とかキーワード程度のお題がある場合もあるけれど、そのくらいの情報量のところから企画を考えていくことが多いかなあ。

■ナイス橋本、“ナイス”からの脱皮!?「MVとは死ぬことと見つけたり」!!!!!
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左:清水康彦 右;黒川静香
深沢:MVの作り方は人それぞれなんですね。ひとつ提案なんですが、ナイスさんの爽やかなイメージを覆したいのであれば、MVだけでなくナイスさん自身が邪悪になるのがいちばんでは?

ディレクターに対してもっと、「おう、こういうの作れや!」って無理難題を突きつけて、持ってきた画を見て「あ? なんだこれオラ」みたいな。そうしたらディレクターも「この野郎!」ってドタマに来て、どんどんワルく激しいものができあがっていくというエクストリームな方式です。

児玉:そのやりとりの様子を密かにカメラ回してるとか…。一歩間違えるとオンエアできなそうだけど(笑)。

ナイス:じゃあ、ナイス橋本をナイスじゃなくするのは!?

児玉:それだけでシュールかも。曲もナイスな感じなのに、見てくれがナイスじゃないとか。

黒川:「顔は清純派だけど、おっぱいは大きいです」みたいな感じ?

児玉:とりあえずこれで、次のナイス君のMVは相当ナイスじゃないものになることが判明しましたね。

清水:建材とか盗んじゃうとか。「元ミュージシャンの犯行」みたいな。

深沢:リアルゲットー感が立ちのぼってきましたね。香ばしいなあ。

ナイス:最後は撃たれて終わるのもいいかも。

児玉:舞台が現代だと問題があるかもしれないから、時代劇風にするといいよ。

清水:お色気シーンはスクラッチに合わせて帯をひっぱるとか。「ういやつだ」とか。

児玉:時代劇なんだけど、ナイス君だけLLクールJみたいに暴れ回って、人のちょんまげ切っちゃったり。

清水:時代劇の中で、病弱のおとっつあんのところにくる借金取りにナイスさんが扮しているとか。

黒川:そういう感じでいろいろ作ったら? マフィアの出入りとか怪獣ものの特撮とか、ことごとく悪いやつをナイスさんが演じるのは?

清水:ヒッチコックの「サイコ」のシャワーシーンで、女の人が「キャー!」って言って振り向いたらそこで「YOYO!」って登場するとか。

黒川:いきなり最初で出所してくるのはどう? 風呂敷持って「迎えはなしか…」みたいな。

児玉:映画の権利を買い取ってつないで作ろう。ダースベーダーがマスクを脱いだらナイスさんとか。それか、画面を2分割して、バッドとナイスが同じシチュエーションで進むんだけど、最終的にどっちがどっちかわからなくなる、とか。

黒川:2人の人生が一瞬だけクロスして、最後にダンスバトル。

ナイス:どれも魅力的なアイデアだなあ…! ダースベーダーがマスクを脱いだら僕、というのはいいね。太陽も破壊しちゃって、そうしたら夏も暑くないし。

黒川:そんなに夏が嫌いなら、夏の新しい名前を考えたら?

清水:“熱地獄”とか(笑)。

ナイス:あと、時代劇の悪役。越後屋はぜひやりたいですね。

児玉:そういえば、バカ殿のちょんまげを人がつかんでる絵って見たことないね。そうとうワルいふるまいだと思いますけど。

ナイス:それでいきましょう!“時代を超越したワル”。

深沢:まさに“漢”という感じですね! ラストはどうしますか?

清水:ワルいままで終わりたいですね。

児玉:雷に打たれて終わるとか? それでちょんまげがろうそくみたいに燃えてるとか。似合いそうだし(笑)。しかも話す言葉の語尾にいちいち「ちょんまげ」って付ける。「おまえさあ、死んでつぐなってちょんまげ」とか。

清水:夏を破壊しにB-BOYの格好で暴れ回ったあげく、自慢のゴールドチェーンに雷が落ちて死ぬとか。で、バリバリバリバリ! ってなりながらラップ。

児玉:ドーンって効果音入れてね。壮絶だなあ。

ナイス:「北斗の拳」のラオウみたいに、立ったまま死ぬ感じだね。チェーンだけが残って、体は燃え尽きるとか…!

清水:体は全部、灰になって、チェーンだけが最後にポトっと落ちるのは?

ナイス:それロマンチックですね…!

児玉:チェーンじゃなくて、ちょんまげだけが残るのもいいかも。じゃあラストは落雷で決まりですね! 次回はプロデューサーに見積もってもらいましょう。

深沢:ぜひ実現させてください。楽しみにしてます…!

ナイス橋本 2nd Album「OLD★NEW」 
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VICL-62787(初回)/VICL-6278(通常) 定価¥2.800
5つの質問 一問一答
Question 1: 一番影響を受けたものを教えてください
黒川:ビジュアル系
清水:テレビ
児玉:NASAのロゴ
ナイス:どんな音楽にも影響受けてて決められません
田中:幼少期の思い出

Question 2: この職に就いたきっかけは?
黒川:大学の求人案内
清水:モテたくて。
児玉:ミュージックビデオが好きで。
ナイス:いちばん長く続いたから
田中:YES、NOクイズ

Question 3: 一番好きな映画は何ですか?
黒川:007のオープニング
清水:泥の川
児玉:TRON
ナイス:インディジョーンズ(笑)
田中:鉄男

Question 4: 作業場のまわりに必ずおいているものベスト3は?
黒川:ペンタブレット、読みかけの本、mini DVテープ
清水:タバコ、灰皿、ライター
児玉:タブレット、ヘッドホン、レポート用紙
ナイス:コーヒー、エロ本、ゲーム
田中:コーヒー、水、ヘッドフォン

Question5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
黒川:心理学
清水:インターネット
児玉:1.Prefume 2.CASIO EXILIM EX-F1(40倍のスローモーションが撮影できるカメラ) 3.コンテンポラリーダンス
ナイス:自分です
田中:ラブストーリー
深沢慶太 Keita Fukasawa プロフィール
1974年生まれ。編集者。 「STUDIO VOICE」編集部を経て、現在フリー。 「Numero TOKYO」コントリビューティング・エディター。編集を手がけた書籍に、篠原有司男3部作( 美術出版社)田名網敬一「DAYDREAM」( グラフィック社)、「記憶に残るウェブサイト」(BNN新社)など。
映像関連では、WOWのコンセプトブック、 「WOW10」の編集協力や、宇川直宏のMV集DVD、 「MAD HAT LAUGHS!!!!!」(Ki/oon Records)でもライナーノーツを執筆。

2008年05月08日

世界から注目を集める「Got Milk?」、ゆるーくリニューアル

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「Got Milk?」ウェブ制作はUKのクリエイティブ集団 Unit9
次々に繰り出すクリエイティブな広告でWeb界、デザイン界から動向を注目され続ける米国カリフォルニア州の牛乳協会のキャンペーン「Got Milk?」。ミルク・ロックンローラーをフィーチャーしたキャンペーン「WhiteGold」の強烈さも記憶に新しいところ、本家サイトがリニューアルを行った。

ペーパークラフトとCGが融合したような、不思議な質感が心地良い。コンテンツにはのんびりしたゲームが盛りだくさん。主なミッションは、眠くなった鳥くんにスチームミルクを飲ませてあげて夢の国まで連れて行ったり、ねずみの牛乳出荷を手伝ったり…。画面の思わぬところにいろいろな仕掛けがあるので、ミルクを飲んでリラックスしながら探検してみよう。「不思議の国のアリス」のような世界観につられてついつい長時間見入ってしまう。時間と心に余裕のある時、ミルクの国を訪れてみてはいかが?
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ゲームは4種類。
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レシピもかわいらしい。

2008年05月09日

100万ビューを超えるJusticeの新ミュージックビデオ

justice stress (official video) Dir: Romain Gavras by75_prod
Production : Soixan7e Quin5e
Record company: Ed Banger Records under exclusive license to Because Music
Romain GavrasによるJusticeのビデオがを論争を巻き起こしている。この限り無く極悪で暴力的なドキュメンタリービデオは、youtubeのビュー数は100万件を超え、映画「ありふれた事件」や「時計じかけのオレンジ」を彷彿とさせ、リアルな仕上がりが素晴らしい作品と評価される一方、道徳的に過激すぎるとの意見も。監督のGavrasは現在JusticeのライブDVDも制作中。シネマトグラファーでもあるGavrasだけに、カメラワークを含め、どんな内容になるか今から楽しみだ。

■関連サイト
JUSTICEの新作MV「DVNO」は80年代ハリウッド映画へのオマージュ作品!
Kourtrajme Production
Soixante Quinze Productions

Behind The Scene vol.04|ダン & ジェイソン

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国内外で活躍する映像作家を中心にクリエティブとツールの両側面から紹介するシリーズ「Behind The Scene」。第四回目に登場するのはニューヨークの映像プロダクション、ホーネットにてNickelodeon(ニコロデオン)やMTVのアニメーション、The Cribs のミュージックビデオ(MV)等を手がけるディレクターズ・デュオ、Dan & Jason(ダン & ジェイソン)。

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Dan & Jason(ダン & ジェイソン)プロフィール
ニューヨーク を拠点に活動。カートゥーンやアニメーションによるストーリー性のある作品を得意とする彼ら。子供の頃からテレビが大好きで、雨の日には母親につくってもらったチーズサンドイッチを片手に、ファンタジックな世界を放浪していたそう。以降、緑に囲まれた環境で、お話を書いたり、ドローイングを続け現在に至る。ジェイソンの機転の利いたウィットとダンのストーリーが生み出す作品は明るくて、ちょっとねじれてて魅力的なキャラクターが登場する。
現在は映像プロダクション「ホーネット」にて、「Nickelodeon」(アニメーションチャンネル)、「Nick Jr」(幼児向けチャンネル)、音楽チャンネルのMTVとVH1、 人気番組「Late Nite with Conan O’Brien」等の仕事を手がける。Dan & Jasonによるミュージックビデオ :The Cribs 「Don't You Wanna Be Relevant?」

―― それぞれお互いを簡単に紹介していただけますか?馴れ初めも教えて下さい。
ジェイソン: ダンは面白いヤツでいつもみんなを笑わせている。僕らの出会いは高校で偶然同じアートクラスに在籍していた時。ダンが「ウルヴァリン(Wolverine)」の絵を描いててそれがとってもスウィートだったんだ。で、僕も「バットマン」のドローイングを見せたりしてね。そしたら彼、”うんうん”と頷きながら「耳がちょっと小さいよね」って(笑)。僕も「君のウルヴァリンのかぎ爪もちょっと細すぎないかい?」って。そんな出会いから素敵なコラボレーションをする事になっていったんだよ。僕たちの初めての共同作は"Scoop and Dirt"というコミック。2人のパンクスが主人公で、Scoopの頭にDirtのスケートボードが突き刺さってるんだけど、3ページで終わり。それから共作が始まったんだ。

ダン: ジェイソンのドローイングを見て、「コイツ俺からもっと学ぶべきだ!」って思ったんだよね(笑)。以来友達になってコミックを一緒に創ったりしてた。それが1994年から 1995年あたり。僕らが通ったのはロードアイランド造形大学(Rhode Island School of Design)。僕は映画を、ジェイソンはアニメーションを専攻し、卒業後二人ともニューヨークに住んでいた。2002年頃再会し、「Vaudville」というプロジェクトを一緒に手がける事になったんだ。それからキャラクターデザイン、脚本、アートなど共に創作しているってワケさ。

―― よく聞かれると思うのですが、作品制作においての二人の役割分担は?どの部分がダンでどの部分がジェイソンなんですか?
僕たちは完全にタンデム式!二人とも脚本、ドローイング、アニメーションを共同で作業しているんだ。学生時代から一緒にやっているから、その辺はもう慣れたもので、お互いに素材を行き来させてシームレスに進めているよ。そして僕たち二人とも出来に関してはなかなかの批評家なんだ。今、僕たちが特に力を入れてるのはコメディもの。コメディの構成を研究しているんだけど凄くいろんな発見があってまるで建築家になった気分だよ。

―― そうやって作り出されるお二人のアニメーション作品ですが、脱力系キャラの織り成す毒気のある展開が好きです。作品制作時に一番気をつけているルールやキャラクターを魅力的に見せるマル秘テクを特別に教えてもらえませんか?
まず僕たちは「誰がキャラクターか」を決定して、個性/性格を設定する。同時にちょっと笑えるようなデザイン開発を心がけてるんだ。作品全体に「明るい」、「おふざけ」、「ダーク」、「奇妙な」世界観を混在させていくように心がけている。

―― 今までの作品で一番お気に入りの、または思い出深い作品をエピソードと一緒に教えて下さい。
「Rocket Monkey」のパイロット版だね。僕らは本当に酷かった。更に時間もない。お金もない。そんな状況でも最終的にキャラクターらが魂を得て完成したんだ。共に携わったスタッフがすっごく才能溢れるチームだったんだ。素晴らしいプロデューサーやアニメーター、優れたエディター、そしてファンタスティックなサウンド・デザイナー。チームでのコラボレーションは僕たちが一番楽しみしているパートでもあるんだ。この時実は重大な欠陥があったんだけど、僕らはそれから学び、更に強いディレクターへ成長できたと思ってる。

―― では、お二人の制作環境を教えて下さい。どんなハードやソフトを使って作業しているんですか?
僕たちの作業場はニューヨークにあるホーネットのスタジオ。ハードウェアはMac G5タワー型とワコムのCintiqを利用してる。ソフトはAdobe Flashを使ってアニメーションさせたものをAdobe PhotoshopAdobe After Effectsで最終的に組み上げていってるんだ。そして、もちろん紙とペン!は一番使うかな。

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二人の作業場
―― イラストを描く際にCintiqを使っていると伺いましたが、使用したきっかけは?
僕たちがCintiqを使い始めたのは、Nick Juniorのパイロット版を制作した時から。続いて「 Rocket Monkey」のパイロット版でも使用した。Cintiqはプロダクションのスピードアップに繋がったし、アニメーションを作るときに手書きのフィーリングが確保できて感覚的にもコレダ!って思った。以来愛用しているんだ!

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―― キャラクターを描く以外にも、アニメーションを付けたりする際にも使っているのですか?タブレットやマウスと違ってどういうところが役に立っていますか?
時々、僕たちは紙に書いたキャラクターをスキャンし、デジタイズ後Cintiqを使って着色していくけど、殆どはダイレクトにCintiqを使って直接書き込んでいくんだ。一回Cintiqを使っちゃうとタブレットが「途切れた川」のように思えて・・・。Cintiqだとより簡単で、直感的で、制作活動が楽しくなる。Flashアニメーションの表現が伝統的なアニメーション表現により近くなるんだ。あと、腱鞘炎予防にも実はいいんだよ!(笑)
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―― お二人のプロフィールに、子供の頃、雨降りの日にはテレビの前に座って空想の世界に没頭していたとあります。その頃大好きだったテレビ番組を教えて下さい。
ダン: 僕が大好きだったのは「トランスフォーマー 」、「bananas」、「スクービー・ドゥ」。それと「スマーフ」!中学年になると「レン&スティンピー」が大好きだった。「スタートレック・ネクストジェネレーション」も外せないね。「Nick at Nite」はアルフレッド・ヒッチコック・プレゼンツだったんだ。これらが熱狂していた番組。
ジェイソン:僕は「バッグス・バニー」。ちょっと恥ずかしいけど「ガミー・ベアーの冒険」も。高校の頃、よく話題にしてたかな。

―― ナント!テレビ番組のシリーズを手がけるというニュースが飛び込んできたのですが、その内容をちょっぴり教えてください。今度は見る側から子供たち(または大人)に夢を与える側に立ったそうですね?
まだまだ僕たちはその過程だよ。進行中のこのテレビ番組企画は、とにかく面白くて、楽しいものを目指してるんだ。ふんだんにジョークをちりばめて。今は、キャラクター設定やイラスト化をしたりしているところなんだけど、一番面白い作業は人間的なディテールをつける作業で、突然キャラクターが生身の存在感を増すようになる。こうしたちょっとした積み重ねが「Rocket Monkeys」をよりリアルな映像作品へと繋げていくんだ。

ありがとうございました!ダン & ジェイソンの新プロジェクトに今後も注目!

HORNET INC.(ホーネット):ニューヨークに拠点を置く制作会社。実写、アニメーション、ミックスメディア、ストップモーション、2D、3Dと幅広く手掛ける。近年は映画部門も立ち上げ、素晴らしい才能を持つ監督らとユニークなスタイルとビジョンを提供。またキャラクターデザインに定評のあるアーロン・スチュワートとのコラボレーションによるPillow Pillow Pillowというプロダクツラインも発表。こちらの動物クッションもたまらなくキュート!
5 つの質問 一問一答
Question 1: 一番影響を受けたものを教えてください
ニューヨーク
Question 2: この職に就いたきっかけは?
カートゥーン好きで人を笑わせるのが好きだったから。
Question 3: 一番好きな映画は何ですか?
ダン: 「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」、「ブレードランナー」 、「天才マックスの世界 」、「アニー・ホール」
ジェイソン: 「ヤング・フランケンシュタイン」、「大災難/P.T.A.」、「ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!」
Question 4: 作業場のまわりに必ず置いているものベスト3は?
ダン: スケッチブック、ストリーム中のラジオ、ホットコーヒー
ジェイソン: 「紙とペン」、Mac、Cintiq
Question5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
Youtubeで公開されている「Honeymooners」の昔のエピソード
Cintiq 21UX
ペンタブレットで圧倒的なシェアを誇るのがワコム社から、そのまま液晶画面に ペンで字や絵がかける液晶ペンタブレットの最上位モデル「Cintiq 21UX」は21.3インチ液晶モニタを採用。こちらのモデル は「とにかく大きい!」という印象の外観の通り、どんなに大きな素材でも作画ウインドウを拡大縮小をせずにストレスなく 描くことができるようになる。Intous3テクノロジを採用しているので、高精度、高分解能、高速読み取りはもちろん、 1,024レベル筆圧機能のほか、Intuos3用の各種オプションの利用が可能だ。

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最上位モデル「Cintiq 21UX」

(全文はこちら)

2008年05月10日

口から思いやり光線!SSSR新作「Be Humankind」

「Oxfam - Be Humankind TV advert」 Dir:SSSR 新聞やメディアから流れる「貧困」などの文字が飛び出し、「不平等」という名の化け物に! via Duncan's TV
ロンドンを拠点に活動するアートユニット、SSSR。2Dと3Dの狭間で、ファンタジックな世界を見せてくれる彼らの新作CM「Be Humankind」が登場。貧困問題に立ち向かうNGO「Oxfam」(オックスファム)のチャリティキャンペーンCMで、思いやりの力を合わせて世界を変えよう、というメッセージが込められている。SSSRらしい優しさが垣間見れる作品。ポストプロダクションはMunkyThe Millが手がけた。

SSSRはノルウェー出身のKristian HammerstadとMarc Reisbig、日本人の佐藤ゆう氏によるアートユニット。RESFESTやstashなどでフィーチャーされたSUBTLEのミュージックビデオ「THE MERCURY CRAZE」、「SWANMEAT」など、ちょっとダークな雰囲気のアニメーションでおなじみ。デジタルだけどアナログ、ファンタスティックだけどダーク、という相反する魅力は彼らにしか出せない唯一無二のもの。「Swan Meat」でイギリスのアニメーション賞(British Animation Awards)最優秀ミュージックビデオ賞を受賞した。passion pictures 所属。
「Zune - Endless Cookie」 Dir:SSSR
Subtle 'Swan Meat' music video by SSSR

2008年05月12日

知られざる映画のメッカ。香川県で映画制作権を勝ち取れ!

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7年間で130本ものロケーション撮影が行われた知られざるロケーションのメッカ、それは意外にも四国の香川県。2001年から映画、テレビなどのロケーションを誘致する施策「香川フィルムコミッション事業」を行い、県をあげてロケーションに協力している。これまでに「世界の中心で、愛をさけぶ」などヒット映画を生み出し、知名度アップや観光誘致に成功している。

そんな映画のメッカ、香川で地元密着型の映画祭が開催。その名も「さぬき映画祭2008」。この映画祭は2006年に始まり、今年で3回目。11月の開催に合わせて、香川をイメージできる映画の企画を募集するコンテストを開催している。

募集対象は「香川」をイメージできる景観、風土、歴史、人物、食べ物などを活かした作品の企画。応募作品は2008年の映画祭にて優秀企画を選定し、その後応募者によって映像化。香川県にて香川フィルムコミッション等のバックアップのもとロケを行う。完成作品は2009年の映画祭で上映・審査され、優秀作品を決定。最終審査で選ばれた作品には総額300万円の賞金が贈呈される。瀬戸内海、お遍路さん、さぬきうどんだけじゃない香川の魅力を日本、そして世界にアピールする作品が待たれている。

「さぬき映画祭2008」
応募締切:2008年8月29日(金)必着
応募資格:応募責任者または監督ら制作の中心人物が18歳以上(2008年4月1日現在)であること。国籍・性別・職業などは不問。
応募作品:未発表のオリジナル作品の企画。「香川」をイメージできる景観、風土、歴史、人物、食べ物などを活かした企画。
尺:50分未満
募集形式:作品企画書
応募方法:所定の応募用紙と作品企画書を下記事務局に送付。※詳細は公式サイトにて
送付先:さぬき映画祭実行委員会事務局(香川県政策部文化振興課内)
〒760-8570 高松市番町4-1-10 
賞金:第2次審査で選ばれた優秀企画(4点程度)/賞金各50万円、最終審査で選ばれた優秀映像作品(数点)/賞金総額300万円(予定)
審査員:中島貞夫映画監督、朝原雄三映画監督、本広克行映画監督、井上隆史元NHKエグゼクティブ・プロデューサー、橋本一仁さぬき映画祭実行委員会委員長、高木孝征香川県副知事
問い合わせ:E-mail:bunka@pref.kagawa.lg.jp

2008年05月13日

オルタナ世代のバイブル。レディオヘッドのMV集「ザ・ベスト・オブ」

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DVD レディオヘッド 「ザ・ベスト・オブ」ジャケット写真
生き馬の目を抜くショービズ界で、世界規模でクリエイティビティと商業的成功を両立させることは天文学的な確率で難しいこと。しかしごく稀に存在する、全てを兼ね備えるアーティストのリストに真っ先に名を連ねるのはトム・ヨーク率いるレディオヘッドに違いない。

音楽界だけでなく、ミュージックビデオ(MV)においても世界を驚かせ続けてきた彼ら。この度パーロフォン・レコーズ在籍時に制作した20作品のMVを全て収録したコンプリートDVD「ザ・べスト・オブ」が2008年5月28日に発売されることになった。

彼らはMVを作る時、映像作家にできるだけ独自の解釈をするように促すという。当時は無名でも今や第一線で活躍する映像作家を多数起用。後にColdplayの「God Put A Smile Upon Your Face」などを手がけるジェイミー・スレイヴス(「Just」)、Prefuse 73を手がけるエド・ホルズワース(「Sit Down. Stand Up」)、ジョニー・ハードスタッフ(「Push Pulk / Spinning Plates」)、アレックス・ラタフォード(「Go To Sleep」)や、スウェーデンのアニメーション作家マグナス・カールソンによる全編アニメーションのMV「パラノイド・アンドロイド」も忘れられない。

また、有名監督とのコラボレーションも名作ぞろい。ジョナサン・グレイザーと組んだ、追われる男を車内から淡々と映す「KARMA POLICE」。シャイノーラによる水中の家をフルCGで描く「Pyramid Song」、ミシェル・ゴンドリーの“手術ゲーム”をモチーフとしたMV「Knives Out」、ビッグ・バジェットを多数手がけるソフィー・ミュラーによる実験的MV「I Might Be Wrong」など。

シングル曲「Creep」のヒットによって世界的に成功したレディオヘッドだが、「ニルヴァーナに影響を受けた一発屋」というイメージや成功によるプレッシャー、軋轢によって存続の危機にさらされたこともあった。しかしそのたび彼らは自分自身に変革を起こすことでより強力なバンドになり、世界への影響力をますます大きくしている。

レディオヘッドの貪欲にチャレンジし続けるクリエイティビティと、映像作家の個性が生みだした新しいビジョンが詰まっているDVD「ザ・ベスト・オブ」。音楽と映像の融合の歴史が詰まった、どちらの世界にも名を残すだろう作品集だ。

DVD レディオヘッド 「ザ・ベスト・オブ」
発売:2008年5月28日(水)
価格:\3,800(TAX IN)
品番:TOBW-3361
レーベル:EMI Music Japan

<DVD収録予定曲>
・「クリープ」 cleep (directed by Brett Turnbull) ★
・「エニイワン・キャン・プレイ・ギター」 Anyone Can Play Guitar  (directed by Dwight Clarke)★
・ポップ・イズ・デッド Pop Is Dead  (directed by Dwight Clarke) ★
・ストップ・ウィスパリング Stop Whispering? (directed by Jeff Plansker) ★
・マイ・アイアン・ラング My Iron Lung  (directed by Brett Turnbull)?
・ハイ・アンド・ドライ(UKヴァージョン) High and Dry (UK version)  (directed by David Mould)★
・ハイ・アンド・ドライ(USヴァージョン) High and Dry (US version)  (directed by Paul Cunningham)
・フェイク・プラスティック・トゥリーズ Fake Plastic Trees  (directed by Jake Scott)?
・ジャスト Just  (directed by Jamie Thraves)
・ストリート・スピリット Street Spirit (Fade Out)  (directed by Jonathan Glazer)
・パラノイド・アンドロイド Paranoid Android  (directed by Magnus Carlsson)
・カーマ・ポリス Karma Police  (directed by Jonathan Glazer)
・ノー・サプライゼズ No Surprises (directed by Grant Gee)
・ピラミッド・ソング Pyramid Song  (directed by Shynola) ★
・ナイヴズ・アウト Knives Out  (directed by Michel Gondry)
・アイ・マイト・ビー・ロング I Might Be Wrong  (directed by Sophie Muller)
・プッシュ・パルク/スピニング・プレイツ Push Pulk / Spinning Plates  (directed by Johnny Hardstaff)
・ゼア・ゼア There There  (directed by Chris Hopewell) ★
・ゴー・トゥ・スリープ Go To Sleep  (directed by Alex Rutterford)  ★
・スィット・ダウン。スタンド・アップ Sit Down Stand Up  (directed by Ed Holdsworth)
・2+2=5 (ライヴ・アット・ベルフォート・フェスティヴァル) 2+2=5 (Live at Belfort Festival)  (directed by Fabien Raymond) 
★=初商品化

かわいいだけじゃない!アードマン新作クレイアニメ

The Animals Save the Planet - Energy Efficient Penguin
あまりにもかわいすぎてノックアウト状態!「ウォレスとグルミット」でおなじみ、32年の歴史を持つUKの老舗アニメーションスタジオ「Aardman Animations」(アードマン・アニメーションズ)の待望の新作「The Animals Save the Planet」が公開。どの作品にもアードマンらしさが満ち溢れる、たまらなくキュートな動物たちのクレイアニメーション作品を、スペシャルWEBサイト「The Animals Save the Planet」やYoutubeの公式チャンネル「Animal Planet TV」で視聴することができる。

これらは動物専門チャンネル「アニマル・プラネット」のエコ・キャンペーンのための作品。ビニール袋のゴミにひっかかってしまうくらげ、氷の家を暖めすぎて溶かしてしまう白熊等、環境破壊で真っ先に犠牲になる動物たちが、ユーモラスなストーリーで問題を投げかける。ちなみに太陽電池で100%動いているというWEBサイトでは壁紙やスクリーンセーバーをダウンロード可能。アニマル・プラネットとアードマンというパーフェクトな組み合わせが繰り出すメッセージから、みんな一緒に地球のことを考えてみよう。

「The Animals Save the Planet」
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The Animals Save the Planet 壁紙

2008年05月14日

今こそアイデアを解放せよ!マンフロットが叶える夢のプロジェクト。

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美しい映像を撮るのに欠かせない道具を提供する、イタリアのプロ用三脚メーカーマンフロット。ホワイトスクリーン読者の中にもお世話になっている人も多いのでは?このたび彼らが35周年を記念し、あなたの夢のプロジェクトを叶えるコンテスト「Wow Creativity Contest」を開催することになった。

コンテストへのエントリーに必要なのは、未発表の写真もしくはビデオ作品(両方もOK)の「アイデア」だけ。18歳から99歳までの”若手”クリエイターであれば、国籍・プロアマは問わない。採用されたプロジェクトはマンフロットがバックアップしてプロトタイプを作成し、2009年のミラノサローネにて作品を発表する。締切は2008年9月30日まで。今こそ暖めていたアイデアを実現させるチャンス!

「MANFROTTO WOW CREATIVITY CONTEST 2008」
応募締切:2008年9月30日(火) 午後6時(イタリア現地時間)
応募資格:18歳~99歳。国籍・性別・職業などは不問。
応募作品:未発表のオリジナル作品に限る。このコンテストのために考えられた写真・ビデオ作品のアイデア。複数の応募も可。
募集形式:作品のモックアップや写真、ビデオ、グラフィックなどのビジュアルデータ(jpg. 300dpi以上)とテキスト形式の作品説明。
応募方法:作品と参加申込書を、Eメール(event@manfrotto.com)もしくは事務局に送付。※詳細は公式サイト内応募ページにて
送付先:Gruppo Manfrotto Srl, Via Sasso Rosso 19, 36061 Bassano del Grappa (VI) - IT; attention : WOW CREATIVITY CONTEST
問い合わせ:E-mail:event@manfrotto.com
発表:受賞者にはメールで連絡する。

2008年05月15日

世界三大広告賞の一つ「One Show」にて「UNIQLOCK」がグランプリ獲得!

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「UNIQLOCK」 企画・制作: Projector inc, Monster films
カンヌ国際広告祭、クリオ賞と並ぶ世界三大広告賞の一つ「One Show(ワンショウ)」の2008年受賞作品が決定。今年のインタラクティブ部門のグランプリに輝いたのは東京インタラクティブ・アド・アワード、NY ADCなどを総なめにした「UNIQLOCK」!さらに同アワードのマイクロサイト部門、インテグレーティッド・ブランディング部門でも金賞を受賞。第一線で活躍する広告クリエイターらが審査に名を連ねるこのアワードでのグランプリは見事。

■NIKEiD JASARIスペシャルサイト、SONY BRAVIAらが受賞
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NIKEiD JASARIスペシャルサイト「If you were a boy,」 エージェンシーはビーコンコミュニケーションズ。サイト内CMのディレクションは江口カンが手がけた。
その他日本からの受賞作品をいくつかご紹介。NIKEiD JASARIスペシャルサイト「If you were a boy,」はニュー・メディア・イノベーション・アンド・ディベロップメント部門ブロンズ賞を受賞。ブログパーツを張り付けたブログで出来た道をユーザーが走りぬける躍動感はぜひ体験してほしい。
続いてSONY BRAVIAのクロスメディアプロモーション、「LIVE COLOR WALL PROJECT」がアザー・インタラクティブ・デジタル・メディア部門のブロンズ賞を獲得。ソニービルをユーザーが遠隔操作で色を変えることができる、インタラクティブなプロジェクトで話題を呼んだ。クリエイティブを手がけたのはカンヌ広告賞でも受賞歴を持つ777interactive。また、同じくSONYのプロジェクト「REC YOU」がインテグレーティッド・ブランディング部門(インタラクティブ以外も含む)にてシルバー賞を獲得した。手がけたのは数々のヴァイラル広告を仕掛けたGT Inc.

今後も世界を揺るがす日本のクリエイティブに期待!

「One Show(ワンショウ)」とは…
1975年に設立された団体「ワンクラブ(The One Club)」が毎年NYで開催する広告賞。一般広告の「One Show」、ニューメディアやオンライン広告対象の「One Show Interactive」。パッケージやブランディングなどの「One Show Design」の3部門で行われる。入賞作品には鉛筆型のトロフィー(ペンシル)が授与される。 Gold_Penciloneshow450.jpg

日本が誇るアクロバットCMはコレ!「カルピスソーダ学園」

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「カルピスソーダ学園」 Dir: 石井聡一 | Agency: 博報堂 | Production: 二番工房 | CD: 荒戸諭 | ちなみに筆者もすっかり夢中…!
日本で話題を集めるアクロバットCMといえばカルピスソーダの「カルピスソーダ学園」。男子新体操というかなりマイナーな競技をフィーチャーし、カルピスソーダ柄の全身タイツに身を包んだ部員が炭酸はじけるカルピスソーダを思い起こさせるアクロバティックな技を繰り広げるCM。撮影には特殊効果を一切使用せず、練習に2ヶ月を費やしたというアクロバットだけで勝負。10回通しで行われた演技を1台のカメラで撮影した。演出はCMやミュージックビデオの監督を手がける石井聡一氏。公式サイトでは競技のフルバージョンやメイキング、登場人物のプロフィールを公開。ダイナミックな仕掛けのブログパーツもスゴい。

■史上初。インターネット上での男子新体操全国選手権
calpisgakuentaikai450.jpg このCMと同時開催しているのが、史上初のインターネット上での男子新体操全国選手権「2008男子新体操 全国WEB選手権 カルピスソーダカップ」。高校3年生以下のチームによる演技映像を募集し、日本体操協会の審査を経て勝ち抜いた10組が公式サイト上でオーディエンスによる「はじけ度」を採点する投票を開始した。投票は6月20日まで受け付け、7月7日に結果が発表される。優勝者の副賞がカルピスソーダ10ケースというのもサワヤカだ。惜しくも選考に漏れたチームの演技はYoutubeに開設された公式チャンネル「日本体操協会チャンネル」にてチェックしてみよう。

男子フィギュアスケートや新体操など、近頃注目を集める今までスポットライトの当たらなかったマイナースポーツの数々。次のブームは何だ?!

「カルピスソーダ学園」
「2008男子新体操 全国WEB選手権 カルピスソーダカップ」

2008年05月16日

ニコグラフィックスによる新作ミュージックビデオ「CHK CHK CHK」

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ニルギリス "チックチックチック"(P)DefSTAR RECORDS, 2008 インド、デリーにてロケ。後ろに見えるのはラクシュミ・ナラヤン寺院。監督のお気に入りシーンは冒頭部分、突然割り込んできた象に犬がびっくりして逃げるところ。
必ず何かをマッシュアップした曲をドロップするNIRGILIS(ニルギリス)の新曲「CHK CHK CHK」のミュージックビデオを、泰永優子と村井達雄による映像ユニットニコグラフィックスが監督。インドにてロケを行った奇跡的にゆる~いインドダンスビデオが到着した。NIRGILIS(ニルギリス)公式サイトから視聴することができる。

■本気120%のインドダンス!突っ込みどころ満載のユルビデオ
ニルギリスの名前の由来は実はインドの紅茶の名前。メンバー編成も変わり、「原点に戻ってインドでダンスビデオを作ろう!」というスローガンの元制作された。

「ダンスビデオとインドという前提をどう料理しようかと考えた時、TV番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」に出てくる、板尾の嫁のインドダンスが曲のコミカルなイメージとピッタリ重なりました。これはもうインドに行くしかない!と思ったんです。」と、語るニコグラフィックスさん。ホワイトスクリーンの「このゆるさ…というかバックダンサーの下手さ…は演出なんでしょうか?」という質問に「彼らの本気120%です!インドでの撮影は大変でしたが、偶然が重なって、二度と作れない突っ込みどころ満載のユルビデオが出来ました!ダンサーそれぞれに注目しつつ、何回も見るとオモシロイですよ」と元気に答えてくれた。

2008年05月17日

「TOKYO EYE」展に映像作家の永戸鉄也が参加

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アナログな質感にこだわった独特のアートワークで注目を集める映像作家永戸鉄也が、「大丸東京店10Fアートギャラリー」で行われているショーケース「TOKYO EYE 04」に参加している。「TOKYO EYE」は、昨年改装オープンした大丸百貨店のアートギャラリー「大丸東京店10Fアートギャラリー」で行われている、20~30歳代の若手作家たちを紹介するショーケース。第4回目を迎えた今回は永戸鉄也のほか、画家の大瀧歩美、山下春菜らによるペインティングやフォトコラージュ作品の展示を行っている。開催は5月20日(火)まで。

永戸鉄也はAIR「ONE WAY」ミュージックビデオ(MV)の映像ディレクションのほか、アートディレクターとしても活発に活動。MVでは掛川康典と組みBENNIE K「JoyTrip」や平井堅「哀歌(エレジー)」などを手がけるほか、サザン・オールスターズ、UA、菊地成孔のCDジャケットのグラフィックデザインも行っている。 8月には3年ぶりの個展をリトルモア地下ギャラリー、プンクトゥム、スーパーデラックスの3か所で行う東京ツアーを敢行する予定。

■「TOKYO EYE 04」
日程:2008年5月14日(水)~5月20日(火)
時間:10:00~20:00※最終日は午後5時閉場
入場料:無料
会場:大丸東京店10Fアートギャラリー
東京都千代田区丸の内1-9-1
問合せ:03-3212-8011
永戸鉄也プロフィール:1970年東京都生まれ。アーティスト・アートディレクター・グラフィックデザイナー。 高校卒業後渡米、帰国後96年より作品制作と平行して音楽・書籍・広告の分野でアートディレクション、グラフィックデザイン、映像制作に携わる。2003年、第6回文化庁メディア芸術祭デジタルアート(ノンインタラクティブ)部門・優秀賞受賞。同年、トーキョーワンダーウォール公募2003・ワンダーウォール賞を受賞し東京都庁での個展を成功させるなどその活動は多岐にわたる。

賞金総額2,000万円。メディアミックスを目指せ!プロダクション I.G×マッグガーデンコミック大賞

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ますます加速するマンガと映像のメディアミックス。今やヒットしたマンガが映像にならないケースは珍しいくらい。そんな時代を反映し、応募段階から両者をミックスさせることにフォーカスしたコンペティションがこのたび開催決定。その名も「プロダクション I.G×マッグガーデンコミック大賞」。仕掛けるのは「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」などを手がけるアニメ制作会社、プロダクション I.Gと「コミックブレイド」「コミックブレイドavarus」などのマンガ出版社、マッグガーデン。協賛はネットワーク・エンタテイメントを手がけるバンダイネットワークス

こちら、賞金総額はなんと2,000万円というビッグなコンペティション。原作・脚本部門と漫画部門の2部門で募集を行い、漫画部門の大賞作品は出版と映像化が約束され、そのほかの入賞作品も出版化と、映像化の最優先検討作品となる。審査員は映画監督の三池崇史監督(「クローズ ZERO」)、押井守監督(「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」)、マンガ原作者の安童夕馬氏(「サイコメトラーEIJI」)、マンガ家の山本英夫氏(「ホムンクルス」)という日本のアニメ・マンガ文化の第一線で活躍するクリエイターたち。プロによる厳しい審査をくぐり抜け、新しいカタチの漫画賞で明日の日本の漫画・映像界を切り拓け!

「プロダクション I.G×マッグガーデンコミック大賞」
主催:プロダクションI.G×マッグガーデンコミック大賞運営委員会
応募締切:2008年4月15日~9月30日(運営事務局必着)
応募資格:年齢・性別、プロ・アマ不問。
応募作品:1)漫画部門、2)原作・脚本部門。ともにヤングコミック誌の読者(20~30代の男性)を対象としたオリジナルの未発表作品。ジャンルは問わない。
募集形式:漫画部門は完成原稿。原作・脚本部門はシナリオ原作、ネーム原作どちらも可。※詳細は公式サイト応募要項にて
応募方法:タイトル・郵便番号・住所・氏名・ペンネーム・年齢・職業・電話番号・メールアドレス・略歴を明記した用紙を同封し、下記住所に郵送。※詳細は公式サイト応募要項にて
送付先:〒101-8434 東京都千代田区神田神保町2-1 岩波神保町ビル6F (株)マッグガーデン「プロダクションI.G×マッグガーデンコミック大賞」事務局
賞金:1)漫画部門:大賞(1本)・・・賞金500万円+出版化+映像化/ 優秀賞(6本)・・・賞金200万円+出版化+映像化最優先検討。
原作脚本部門:大賞(1本)・・・賞金200万円+出版化+映像化最優先検討/優秀賞(1本)・・・賞金100万円+出版化+映像化最優先検討。
審査員:安童夕馬(マンガ原作者)、山本英夫(マンガ家)、三池崇史(映画監督)、押井守(映画監督)
問い合わせ:「プロダクションI.G×マッグガーデンコミック大賞」事務局 ((株)マッグガーデン編集部内)TEL:(03)3515-3872
発表:2008年12月上旬公式サイトで発表(受賞者には事前に連絡)後、授賞式を開催予定。

2008年05月18日

MTVがShilo&レディオヘッドと贈る社会派ビデオ

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「Burma」Dir: Shilo
NYのプロダクション、Shiloが手がけるビルマの人々を支援するショートフィルム「Burma」がそのクオリティの高さとメッセージ性で話題を呼んでいる。このビデオは軍事的政権に圧政されるビルマの人々の存在を世界に知らせるMTVのキャンペーン「None Of Us Are Free」の一環で制作されたもの。Shiloの作品紹介ページ「wemakeitgood.com」では街頭キャンペーンの様子も公開されている。

「Burma」Dir: Shilo | Agency: Ogilvy & Mather
Shiloはプロダクション公式サイトにて次のように語っている。「このビデオを制作した目的は、あくまでも人々に気づいてもらうため。単なる挑発ではなくて、アクションを呼び掛けることです。ビルマの人々は虐げられ、表現の自由もない。Shiloは生活するためにアートを制作し、個人の表現を最高の自由と位置づけている。この状況の違いに気づいたとき、僕らはこのアートに全力を注いで取り組んだんです。」

昨年の9月に起こった反政府デモ以来緊張が高まるビルマ。先日のサイクロンでの被害も甚大なもので、一刻も早い救いが求められている。

■ストップ!人身取引。レディオヘッドの新作ミュージックビデオ「All I Need」
「ALL I NEED 」Director: Steve Rogers | Production Company: Revolver, Sydney
一方、レディオヘッドの新しいミュージックビデオ「All I Need」も子供の人権という社会問題を扱ったもの。同じくMTVによるプロジェクトで、人身取引に関しての認知を広め、防止・予防を促す「MTV's EXITキャンペーン」のためのビデオ。先進国の少年と発展途上国で学校に行けず働かされる少年の1日を同時に描く。胸が痛くなるビデオだ。

日本ではこのような形で社会問題が取り上げられることが少ないが、まずは気づくこと、そして考えてみることが平和な世界への第一歩かもしれない。

2008年05月19日

グルーヴィジョンズが8年ぶりの作品集をリリース!

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グルビの愛称でおなじみのデザインチーム「グルーヴィジョンズ」が、約10年間の代表作を完全網羅した作品集「GROOVISIONS MGR」を5月末にリリース!京都から彗星のごとく現れ、日本のデザイン界をリードし続ける彼ら。グラフィックと同じくムービー作品も多数手がけ、リップ・スライム、コーネリアスなどのミュージック・ビデオや「GRV2283」など、映像アート作品でもおなじみ。

グルビは音楽と映画に密接に関連した作品を数多く制作していることでも知られている。一目で彼らとわかるフラットでポップなグラフィックでその名を轟かせ、顔のパーツ以外を自在にデザインするデザイナーズ・タレント「チャッピー」で爆発的人気を得た。彼らの魅力はその作品そのものだけでなく、デザインワークにナンバーを振り当ててアーカイブするなどデザインへの愛と哲学を持つところ。結成から15年経った今でも全くブレない表現の理由が、「GRV2000」以来8年ぶりのこの作品集を手にとればわかるだろう。

6月8日(日)には青山ブックセンター本店にて、メンバー自身がエピソードや制作の中心となったコンセプトについて語るトークショーも開催。こちらもお見逃しなく。

■「GROOVISIONS MGR」
出版社名:PARCO出版
仕様:A4判変型 224ページ オールカラー
価格:3,465円(税込み)
発売日:2008年5月末発売予定
ISBN:978-4-89194-780-4 C0072

「GROOVISIONS MGR」(PARCO出版)刊行記念 GROOVISIONSトークショー
日時:2008年6月8日(日)13:00~15:00(開場12:30~)
会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:120名様 入場無料 要電話予約
電話予約&お問い合わせ:青山ブックセンター本店 03-5485-5511(10:00~22:00)

パリスもびっくり。スモウレスラーのセクシー洗車CM

Subaru "Car Wash" Dir: Jorn Haagen | Creative Director: Andrew Simon | Production House: The Corner Store, Toronto | Agency: DDB Canada, Toronto
お色気系ビデオの永遠の定番といえば「美女と洗車」。青い空をバックに、水着のセクシーガールがスローモーションで車を洗うアレが、このたび目を疑うようなバリエーションで登場!スモウレスラーが車に駆け寄り、まわし姿で車を洗い出すスバルのCM「Car Wash」が先週からカナダで放映を開始した。このCMのキャッチコピーは「日本のSUV車がちょっとセクシーに…」。お約束のスポンジの投げ合いや、水にぬれた髪を振り乱すシーンもしっかり押さえているのがニクいところ。

監督のジョーン・ハーゲンは広報・マーケティング会社glossyの記事にて「この脚本をカロリーに換算すると、エルビス・サンドウィッチ(ピーナッツ・バター、バナナ、ベーコンなどを入れて焼いたサンドウィッチ)くらいになるだろう。苦労したのは、スモウレスラーの集団が洗車しているだけの絵をどうやって面白く見せるかというところ。映画「レザボア・ドッグズ」や「ズーランダー」がインスピレーションになった…パリス・ヒルトンじゃなくて」と語る。

■公式WEBサイトもとってもセクシー。
同時オープンした公式WEBサイト「sexysubaru.com」も要チェック。「オフィシャル・フォトグラファー」になりきり、スモウレスラーと車をセクシーに激写するフォト・セッションが体験できる。撮影した写真は壁紙にしたり、フォト・コンテストへの応募も可能。ここまで徹底した海外ならではのユーモアと悪ノリをお楽しみください。
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「sexysubaru.com」で制作した壁紙。実は幕内力士の体脂肪率は平均25%。脂肪じゃなくて筋肉の塊なのだ!

2008年05月20日

デジタル・コンテンツのコンテスト「ブロスタTVアワード2008」

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デジタルコンテンツ作品のプロモーション・プロデュースを行う「ブロスタTV」が主催するコンテスト「ブロスタTVアワード2008」では、オリジナルのデジタル・コンテンツを募集中。実写、アニメ、ミュージックビデオ、ゲームなど、様々な作品を募集中!

募集作品は「自由作品」と「テーマ作品」の2部門。テーマが自由の「自由作品」では実写、アニメ、ミュージックビデオ、ゲームの4部門で作品を募集する。「テーマ作品」は指定の楽曲に映像をつけるミュージックビデオの制作やオリジナル脚本の映像化などの作品を募集。受賞作品はテレビ朝日グループの「ブロスタTV」がバックアップし、各種メディアでの放送や商品化のチャンスも。締切は2008年8月中旬まで。

「ブロスタTVアワード2008」
応募締切:2008年8月中旬
応募資格:BROSTA TVクリエイター会員(※登録はこちら)。年齢・性別・国籍・プロ・アマ不問
応募作品:1)自由作品 2)テーマ作品
作品形式: .flv/.swf/.dcrの拡張子を持つ単一のファイル(外部リンク、外部ファイルは利用しない)。 ※但し、.swf/.dcrの場合、ファイルサイズは10Mb以内。詳細は公式サイト応募要項にて。
尺: 20分以内(但しゲーム部門は時間不問)
応募方法:クリエイター会員登録後、マイページより作品をアップロード。※詳細は公式サイトにて。
賞金:グランプリ、テレビ朝日賞、特別賞など。賞金は後日発表

2008年05月21日

ラン・レイクによる最新アニメーション「The Control Master(コントロール・マスター)」

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「The Control Master」 Dir: Run Wrake
2006年話題をさらったアニメーション・ショート「Rabbit」。子供用の単語教材(イラストと単語が綴られたカード)にインスパイアされ制作された「Rabbit」はRESFESTをはじめ、数多くの映画祭にて受賞を果たし、The Webby Awardsの「Experimental Film & Video」にもノミネートされた、ちょっとダークだけど哲学的なお話。 そして2008年、遂に「Rabbit」に続くアニメーション作品「コントロール・マスター(The Control Master)」が完成し現在オンラインで公開中。

この「コントロール・マスター」の舞台はファミリータウンのハーフトーン市(米国)。ここではブロンドの美女ドロシーによって秘密裏に平和な毎日が維持されているのだった。ところが最新の科学技術の結晶である装置が悪者、モアレ博士の手に落ちてしまう。果たしてハーフトーン市の未来はいかに!

オンラインのイメージストック会社Veer(カナダ)により企画され、チャールス・S・アンダーソン・デザイン会社のアートストックを利用し制作された「コントロール・マスター」。登場人物や街のネーミングにもイラストにまつわる単語がちりばめられている。ラン・レイクがアーカイブからセレクトした多岐に渡るスタイルのイラストが驚きとともに見る楽しさを与えてくれる、必見の作品。笑えます。

The Control Master
ラン・レイク公式サイト

Run Wrake (ラン・レイク):UKのバミューダショーツに所属する、イラストレータ、アニメータ。世界的に話題となったアニメーション作品「Rabbit」以外にも、90年代よりU2やHowie Bのミュージックビデオや、コカコーラや銀行のコマーシャル映像を手がける。

夢のプロダクツをカタチにする「コクヨデザインアワード2008」

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毎年ユニークな作品が寄せられるデザイン・コンテスト「コクヨデザインアワード2008」が今年も開催決定!毎年出されるテーマに基づき、生活を豊かにするプロダクツのデザインを募集するこのアワードも今年で7回目。ニューヨーク近代美術館(MOMA)のパーマネントコレクションに認定された消しゴム「カドケシ」など、思いもつかない面白プロダクツのアイデアが見られる楽しい賞だ。これまで玉ねぎのように皮をむいていく付箋「Slice」や、方眼状にミシン目を入れて自由な形で使える「紙キレ」などが受賞している。
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大鋸 幸絵「Slice」(2006年グランプリ)
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三人一組「紙キレ」(2007年グランプリ)

■2008年のお題は「炭素」
今年の募集のお題は「炭素」。実は人間の体に含まれる炭素は体重の約2割。大多数を占める水を除けば、体の半分以上が炭素から成るというわけだ。他にも木材、紙、布、皮、化石燃料と言われる石油や石炭、そこから作られるプラスチック、これら全ては炭素の化合物。実は人間の生活に欠かせない「炭素」をイメージしたデザインが待たれている。審査員を務めるのはnendo代表佐藤オオキ氏、アートディレクター水野学氏など。エントリーの締切は5月31日(土)まで、作品提出は6月30日(当日必着)まで。

「コクヨデザインアワード2008」
応募締切:エントリー締切は5月31日(土)。作品提出は6月30日(当日必着)まで。
応募資格:企業、団体あるいは個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は問わない
応募作品:ステーショナリー(生活用品含む)またはファニチャー(椅子に限る)
作品形式:A3用紙(縦、幅297×高さ420mm)1枚に以下の必須要素を指定の位置に配置し、1作品を表現したプレゼンテーションシート。詳細は公式サイト応募要項にて
応募方法:公式サイトからダウンロードした「応募用紙」「プレゼンテーションシート」を事務局宛に郵送。
宛先:コクヨデザインアワード事務局 
〒110-0005 東京都台東区上野5-3-4 植木ビル4F
賞金:グランプリ(1作品)副賞200万円、優秀賞(4作品)副賞各50万円、特別賞(5作品)副賞各10万円 
審査員:山中俊治(審査員長/デザイナー/LEADING・EDGE・DESIGN代表)、佐藤オオキ(デザイナー/nendo代表)、柴田文江(インダストリアルデザイナー/Studio S代表)、水野学(アートディレクター/good design company代表)、黒田章裕(コクヨ株式会社代表取締役社長)
問合せ:MAIL:award@mrk.kokuyo.co.jp

2008年05月22日

エンライトメント 鈴木シゲルが個展「HUMAN」開催

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オリジナルでアイデア溢れるグラフィックやアート作品で国内外を問わず支持を集めるクリエイティブ集団「エンライトメント」。そのメンバーであり、アーティストとして活動する鈴木シゲル氏が、個展「HUMAN」を5月24日(土)より清澄白河のギャラリーZENSHI(ゼンシ)にて開催する。

このエキシビジョンは、昨年レクト・ヴァーソ・ギャラリー(東京)にて開催した個展「Reflection」の続編となる。「人間」をテーマに、コラージュ、ドローイング作品とインスタレーション作品を発表。穴が空いた身体で踊る人間のシルエットとその精神状態を暗示するイメージとが交錯するコラージュ・シリーズなどが展示される。開催は6月21日(土)まで。
■「HUMAN」
日程:2008年5月24日(土)〜6月21日(土)
定休日:日月祝休
時間:12:00〜19:00
入場料:無料
会場:ZENSHI(ゼンシ)
〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2 清澄3号倉庫 6階
問合せ:03-3212-8011
鈴木 秀 / Shigeru Suzuki:1979年埼玉県生まれ。2002年東洋美術学校卒業、エンライトメントに参加。2007年8月に初の個展"Reflection"をレクト・ヴァーソ・ギャラリー(東京)にて行った。

デザイン・広告界を賑わすD&AD賞2008年発表。ブラック・ペンシルは誰の手に?

毎年クリエイティブ界を賑わせる国際的なデザイン・広告賞「D&AD賞」の2008年受賞作品が決定!今年、最高賞のブラック・ペンシルを贈られたのは6作品。それに準じるイエロー・ペンシルは64作品が選ばれた。D&AD賞は、UKで最も権威あるデザイナーとクリエーターの団体であるD&ADが主催するアワードだ。

■Youtubeで240万ヒットのバイラルビデオ「Gorilla Drummer」
「Phil Collins "Gorilla Drummer" Cadbury Ad (Dairy Milk)」 Dir: Juan Cabral (Fallon London) | Production Company : Blink Productions 
Youtubeで240万ヒットを記録したバイラルビデオ「Gorilla Drummer」がテレビ&映画広告部門、TVコマーシャル賞(61~120秒)にてブラック・ペンシルを受賞した。監督はSONY BRAVIAの「balls」でクリエイティブ・ディレクターを務めたホアン・キャブラル(Juan Cabral)。ちなみにこのゴリラがいるスタジオを再現した公式WEBサイトも秀逸。

■BRAVIAキャンペーンはイエロー・ペンシル賞
Levi's 「Dangerous Liaison」 Dir: Ringan Ledwidge | Post Production: The Mill, London
他、昨年話題になったCMで受賞したのは、男女の服がどんどんクロニクル順に変化していくLevi's のCM「Dangerous Liaisons」(TV&映画部門/ディレクション賞、編集賞)や、SONYの「Play-Doh」(TV&映画部門/ディレクション賞、アニメーション&特殊効果賞)。これらはイエローペンシルでの受賞となった。

■日本のWeb陣がデジタル・アドバタイジング・キャンペーン部門を独占!
LIVE COLOR WALL PROJECT」。ネットユーザーの遠隔操作で、ソニービルの色が変わるプロジェクト
今回目立ったのは、日本のWebコンテンツの高い評価。言わずと知れた「UNIQLOCK」がデジタル・アドバタイジング・キャンペーン部門のブラック・ペンシル、マイクロサイト部門のイエロー・ペンシルを受賞。デジタル・アドバタイジング・キャンペーン部門ではSONY BRAVIAのクロスメディアプロモーション「LIVE COLOR WALL PROJECT」もイエロー・ペンシル、同じくSONYのプロジェクト「REC YOU」がノミネートされるなどジャパニーズ・デザインが独占することになった。また、おなじみ「Got Milk?」の「Milk Get The Glass」はアニメーション&モーション・グラフィック部門でブラック・ペンシルを受賞した。

ほか、ブラック・ペンシルを受賞したのはAppleのiMac、iPhone(プロダクツデザイン部門)。AppleはiTouchでもイエロー・ペンシルを受賞した。また、街頭に名画を惜しげもなく飾るプロジェクト「The National Gallery Grand Tour Campaign」が広告ポスター部門でブラック・ペンシルを受賞している。

「D&AD賞」とは…
「Yellow Pencil」の名で親しまれ、英国のクリエーターの間では鉛筆形のトロフィーがステータスシンボル的になっている国際的なデザイン・広告賞。グラフィック・デザイン、アート・ディレクション、ブランディング、環境デザインなど30部門にエントリーされた作品から、最高賞の「ブラック・ペンシル」とそれに準じる「イエロー・ペンシル」が贈られる。

2008年05月23日

BENNIE Kの新曲「チャクラ」のミュージックビデオを作ろう!

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人気フィメールユニット、BENNIE Kが新曲「チャクラ」のオフィシャルミュージックビデオ(MV)を募集中!このたびBENNIE K×MySpaceのコラボレーションによるMySpace Japan初のキャラクター(アニメ制作会社ProductionIG提供)を使用したコンペティション「BENNIE K 祝!初ベスト発売記念! Official Music Video Competition」を開催。新曲「チャクラ」とBENNIEKのアーティストキャラクター、「THE GRAND MICHAEL SHOW」のキャラクターを使用したオリジナルMVの募集を開始した。内容は指定の曲、キャラクターを使用していればアニメーション、実写などなんでもOK。

最優秀作品賞に選ばれた作品は、賞金10万円が送られる他、BENNIE Kの全国TOUR'08(ZEPP公演)のビジョンや渋谷などの街頭ビジョン、スペースシャワーTV、BENNIE Kのオフィシャルホームページなどでオンエアされる予定。ファンなら見逃せないコンペティション。なお、未経験でも簡単なアニメーションの作り方はこちら

「BENNIE K 祝!初ベスト発売記念! Official Music Video Competition」
応募期間:2008年5月20日(火)~6月29日(日)
応募資格:性別、年齢、国籍、プロ・アマ不問。但し日本国内在住でマイスペースに登録済もしくは可能な方。
応募作品:指定提供素材〔音源(BENNIE K「チャクラ」(ShortSize))及びキャラクター(BENNIE Kのアーティストキャラクター、The Grand Michaelキャラクター)〕を必ず使用した映像作品。尺は60秒程度。
作品形式:WMV・AVI・MOV形式のデータ、容量は100MB以内迄。
応募方法:メール便によるデータ送付、もしくはDVD/CD-R/ミニDVを下記住所宛に送付。詳細は公式サイト内応募詳細にて
宛先: 〒107-0052 東京都港区赤坂6-8-8 赤坂松原ビル3F
株式会社Time Line Pictures BENNIE K コンペティション 係 宛
賞金:最優秀作品賞/賞金10万円、スペースシャワーTV にてオンエア他。
審査員:BENNIE K、フォーライフミュージック、ユイアーティスト、a-i-r事務局、myspace
発表:2008年7月15日(予定)
問合せ:a-i-r 事務局(benniek_competition@tlip.jp)
BENNIE K:初のベストアルバム「BEST OF THE BESTEST」をリリースし、オリコンウィークリーチャート初登場2位を堂々マーク、快進撃を続けているシンガーYUKIとラッパーCICOの2人からなるフィメールユニット。6月8日~全国TOUR ’08 「Funky Freaks Tour’08 ~BEST OF THE BESTEST~ 」、 10都市10公演も決定!

マックス&ロバートがやってきた!日本縦断映像ツアー中

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左:ロバート・ザイデル 右:マックス・ハトラー 海外メディアでの評価も高い彼ら。英カルチャー誌Dazed and Confusedの「世界で最もエキサイティングな若手アニメーター三人」(マックス)、「注目すべきディレクター30人」(ロバート)に選ばれた。
今まで彼らの個人作品が上映された映画祭は250以上。映像作家としてそれぞれ活躍するドイツ出身のマックス・ハトラー(ロンドン在住)とロバート・ザイデル(ドイツ・イエーナ在住)。二人がタッグを組んで行う「Hattler Vs Seidel」と題するヴィジュアル・ライブパフォーマンスが現在日本を縦断中。

同じドイツ出身ながら、作風も性格も正反対。音楽活動を背景にもつロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)卒のマックスはRESFEST2006を始め多くの映画祭で話題になったモーショングラフィックス作品「COLLISION」など、グラフィカルでポップな作風。対する生物学を背景に持つロバートはデザインの名門バウハウス(Bauhaus University Weimar)出身で、こちらも多々の受賞歴を誇る映像作品「_grau (gray)」をはじめ緻密で有機的、繊細なエクスペリメンタル映像を手がけている。

二人の出会いは2007年、ドレスデン映画祭のエクスチェンジ・フォーラムにて。ヨーロッパの若いアニメーター15人が集結しコラボレーション・ワークを行う催しだった。二人は意気投合し、ビジュアルパフォーマンスでコラボレーションを始める。「もしファンドが取れたら、日本に行って全部遣っちゃおう」と冗談を言い合うくらい、日本に興味をもっていたら彼ら。念願だった来日は、なんと5週間に渡って23箇所を巡る日本ツアーとなって実現。絶賛ツアー敢行中の二人に作品についてのあれこれを伺った。

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「Hattler Vs Seidel」のライブ風景。六本木・スーパーデラックスで5月9日に開催されたスナック永子にて。
―― お互いの作品の第一印象は?
マックス(以下M):ロバートの作品は、デジタルなテクノロジーを有機的に使っていてすごく美しいと思った。モーショングラフィックスの映画祭だと新しいテクノロジーや表現にフォーカスしがちな傾向があるよね。それはそれで美しいんだけど、ロバートの作品にはそれ以上の深みが感じられたんだ。

ロバート(以下R):初めて見たのは「COLLISION」。多くの映画祭等で上映されて話題の作品だった。マックスは、作品ごとにいろんな表現を使っている。僕は驚きとともに、そういった多岐にわたる表現を創作し、再解釈しているマックスにとても興味があった。こうしてコラボレーション出来てうれしく思ってる。

■マックスの代表作「COLLISION」
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「COLLISION」 Dir: Max Hattler ちなみにビームスでこのイラストをフィーチャーしたTシャツを販売中。ムービーはこちら
―― RESFESTでも上映され、審査員賞を受賞した「COLLISION」はポップなグラフィカルなイメージに対し、タイトルは「衝突」ということですが?
M:「Collision」は政治的なメッセージをグラフィカルな表現に解釈した作品なんだ。RCAの卒業制作で作ったんだけど、半抽象性の表現がテーマだったんだ。またサウンドイメージを有効に生かせるようにデザインした作品。

描いた内容に関してだけど、当時、9・11以降のアメリカにすごく憤りを感じていた。それがきっかけでアメリカと中東のシステムを考えたときに、2つのカルチャーの歴史と国旗デザインの間にある相違点と類似性を探すのが面白いと思ったんだ。もちろん対立はあるけれど、結局それらは人間によって作り出されたもので、最終的には人間的なものを表現したかった。そして、その気持ちを言葉ではなく、モーショングラフィックスによって訴えたいと思ったのがきっかけ。

作品内のブルーはアメリカ国旗、グリーンはイスラム圏の国旗を現わしていて、色に注目するとアメリカの色が中東の色を侵略、イスラム圏の反応が浮き彫りになってくる。 色による侵略が始まる前、バイオハザードのシンボルが出てくるんだ。これは隠しサイン。イスラム圏のシンボル三日月がくるくる回って、バイオハザードを作るんだ。隠しアイコンだから、誰も気づいてないけど(笑)。この作品にはそういったストーリー性があるんだ。

僕はたくさんの表現スタイルを一つの作品の中でミックスすることが好きじゃない。だから「COLLISION」は”シンボリズム”、「Theme For Yellow Kudra」は”一人の男性が踊るだけ”など、テーマをシンプルにすることを一番大切にしている。

■MTVで人気に火がついたエコノミー・ウルフ「THEME FOR YELLOW KUDRA」 
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「ECONOMY WOLF: THEME FOR YELLOW KUDRA」 Dir: Max Hattler  主演のヨハネスは、普段は故郷のウルムで数学の先生をしている。ムービーはこちら
―― そのエコノミー・ウルフのMVを初めて見たとき、潔さを感じていましたが、そういうことだったんですね。最初からこういう構想だったんですか?
M:最初は別のシーンも入れる予定だったんだけど、シンプルさを極めることによってより作品に強さが出るからね。

―― 確かに主演のヨハネスはキャラクターがたってますしね。
M:出演しているのは幼稚園からの友達のヨハネス。アメリカに住んでいた時、ハンバーガーを食べすぎたらしくって(笑)、ちょっとぽっちゃりしてドイツに帰ってきた。それで彼を撮ったら面白いんじゃないかと思って。僕の実家の裏の森で、ヒップホップをガンガンに流しながら踊るヨハネスをテスト撮影したりしてたんだ(笑)。それをバンドに見せたら気に入ってくれて。このビデオがMTVで評判になって、第2弾のビデオ「Mount Allen」を制作することになった。ヨハネスがライブに出演した所、バンドよりもヨハネスの方がお客さんに受けちゃって。バンドはちょっと不安に思っているそうだよ(笑)。僕の制作スタイルはいろんな表現があるけれど、取り組み方は一緒なんだ。有機的に作品を仕上げていく、そこで起きたことが次から次に発展していくようにね。

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「Mount Allen」 Dir: Max Hattler ちなみに、ヨハネスはすっかりパフォーマンスに目覚めてしまったらしい…。ムービーはこちら
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「HATTLER: NACHTMASCHINE」 Dir: Max Hattler ミュージシャンでマックスの父の「HATTLER」の曲をフィーチャーした作品。お互いの作品を気に入ったため、コラボレーションした。 ムービーはこちら
「IKEA: HOUSE OR HOME」 Dir: Max Hattler ただの箱である「HOUSE」と、人が帰る場所「HOME」の違いを描くアニメーション。 「コマーシャルの仕事で人々と共同で働くことを学んで、すごく楽しんだよ。」とマックス。
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「drift」 Dir: Max Hattler マックスの最新作。「体に近づいたら、どんな風に見えるだろう?」をテーマにホラーな雰囲気を伝えたかったという。ムービーはこちら


■オーガニックな質感をCGに取り入れるロバート・ザイデル
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「_grau」 Dir: Robert Seidel | music: heiko tippelt, philipp hirsch ムービーはこちら
―― ロバート氏にお聞きします。「_grau」は有機的なグラフィックが10分に渡って展開する作品ですが、コンセプトを教えて下さい。
R: 僕は個人的な記憶から作品を作り始めることが多いんだけど、この「グレイ」という作品は、友達との会話がきっかけで生まれた作品。「世の中は白と黒で割り切れる。世の中善悪だ」という友人の発言に対し、僕はその中間=グレイがあると思って。線画やスケッチを有機的に発展させたいと思い、大学を訪ねてリサーチを重ねていたんだ。
ある時、その途中に交通事故に遭ったのがきっかけで個人的な要素をこの作品に入れていこうと思った。そこでレントゲンの写真を撮ったり、よりパーソナルなものを作品に取り入れてみた。最初のカラフルなシーンがその事故を表していて、ライトが飛び散ったりしている様子、記憶を描いている。その後子供時代や過去の記憶が時間的に、空間的にも広がって入り交じっていく。

―― アブストラクトなオブジェクトを描く時、どのようにしての強さや深みを作品に与えますか?
R:僕にとってスケッチは自分自身をクリアにするためのものなんだ。自然や体の一部といった僕にインスピレーションを与えてくる物をスケッチに落とし込み、一つ一つのシンプルなスケッチを合成したり、複雑に組み合わせていく過程で、アイデアを圧縮し、エモーショナルな部分や深み探求している。99%はそこには描かれてないけれど、感じることの出来るものなんだ。花が咲くのを見ると、色や動きに個人的な記憶や感情と繋がる何かを感じたりするよね。スケッチを書くのは作品の半分を占めていて、表現での解決法というよりは作品の準備、リサーチに時間をかけるよ。

僕の作品のイメージははっきりしていないから、人々は僕の作品に何が映っているのかよくわからないかもしれない。ただ感じたり、記憶したり、奇妙なオブジェクトだと思ったり、かつて休暇で見た光景だと思ったりしてくれればいいんだ。作品創りにおいては、美しく、エモーショナルな訴えかけを一番重視しているんだ。

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「E3」 Dir: Robert Seidel イギリスへの短期留学時代に描きためたスケッチをもとに制作した。刺激的な海外生活がだんだんと日常化していく過程を描いた。ムービーはこちら
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zero 7 feat. jose gonzalez「Futures」 Dir: Robert Seidel  「Futures」は、ロバート唯一のMV作品。「_grau」がきっかけでオファーがあったが、「MVにしてはあまりに変わっている」という理由でお蔵入りに…。自身で開発したエフェクトを使用している。ムービーはこちら


■美術館の壁面に映像を投射する「processes: living paintings」
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「processes: living paintings」 Dir: Robert Seidel | light designer, technical supervisor: florian licht フィルテック博物館はロバートが小さいころから通っていた博物館。収蔵されている剥製や石を夢中で見ていたそう。 ムービーはこちら
ロバートの最新プロジェクトは、ドイツの自然史博物館「フィルテック博物館」の100周年記念イベントにて行った「リビング・ペインティング」。35メートル×16メートルの博物館に映像を投射する一夜限りのプロジェクトだ。インスタレーション会場の博物館の外壁に音とシンクロさせて映像を投射し、内部からも窓をライトアップさせるという複雑なオペレーションで行われた。

―― タイトルが「リビング・ペインティング」ですが…。
R:この作品のテーマはリビング・ペインティング(生きている絵画)なんだ。静止画やスケッチは絵画といえるよね。今回のムービも絵画的なアプローチをしている。動く、生きている絵画。この会場は自然史博物館だったから、自然界の過程を表現する5つの絵画(ムービー)を用意したんだ。何かが育ったり、動いたり、歩いたりするような基本的な自然界の要素。そして建物に投影することによって、それ自体も生命を帯びたような演出をしている。

―― 5つの映像と屋内の照明、音をシンクロさせて投射するなんて複雑そうですよね。オペレーションはどうやって?
R:僕ともう一人。彼が3つのプロジェクターとソフトウェアを調整して、ミュージアムの中の光を反応させたりテクニカル部分の担当をした。予算の都合でリハーサルが出来なかったからぶっつけ本番だった。プロジェクターも安物を使っていたから、十分明るく映し出せるか不安だったんだ。だからその周辺の街灯や建物の灯りなど全ての電気を消してもらえるように交渉した。しかも会場の壁にリフォーム用の足場が組まれていたからそれを外すように闘わなければならなかったし…。沢山の不確定要素があって、僕自身最終形が確認できたのが当日だった。当日は2万人の人が見てくれて、みんなすごく楽しんでいたと思う。

■次作映画の内容はトップシークレット?!
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マックスとロバート、ライブ風景。Zero7のMV「Futures」でロバートが開発したエフェクト(物をひずませたりするようなエフェクト)を使用したライブパフォーマンス。
―― 今後二人が制作するショートフィルムのプランを教えて下さい。
M:トップシークレット(笑)。共同作業のファーストステップであるライブはラフな感じで、即興形式だね。
R:ライブでは「Futures」のような技法を使っているんだ。ビデオデータをダウンロードしてそれが壊れていると、写っているものが見えたり見えなかったりするよね。そうやってオリジナルの一部分が見え隠れする奇妙な現象を作っている。
M:映画はライブとはもっと違うものになると思う。独DEFA Foundationからファンドを受けて、来年からショートフィルムを作り始める予定だよ。

―― 最後にお二人にお聞きします。日本で見た一番美しい風景は?
M:横浜のランドマークタワーから見た夕日。水平線と大都市が一緒に見えて。
R:日本の食べ物に興味があるんだけど、どれも素晴らしく美しく職人気質を感じる。どれも新鮮でデリカシーがあって、フレッシュでカラフル。渋谷の「東急フードショー」はアートギャラリーみたいだった。ヨーロッパでも食べ物にインスパイアされるけど、ここは違う惑星みたいだ。

グラフィカルなビジュアル表現に興味を持つマックスと、自然と人間の記憶を呼び起こす作品を紡ぐロバート。正反対の二人だけに、その化学反応も強力なものに違いない。両者の個人&コラボレーション作品にともに新作が待ちどおしい!

※日本ツアーの日程についてはこちら

5 つの質問 一問一答
Question 1: 一番影響を受けたものを教えてください
マックス:ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに行ったこと
ロバート:自然+太陽
Question 2: この職に就いたきっかけは?
マックス:音楽とビジュアル作品への興味の中で育ったこと
ロバート:一生をかけて打ち込めることを探した結果
Question 3: 一番好きな映画は何ですか?
マックス:ビッグ・リボウスキ
ロバート:たくさんありすぎて難しいけど、「ファイトクラブ」
Question 4: 作業場のまわりに必ず置いているものベスト3は?
マックス:甘いもの、エナジードリンク、音楽
ロバート:カオス、水、インターネット
Question5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
マックス:東京にいること!
ロバート:日本の食べ物
■プロフィール
マックス・ハトラー(MAX HATTLER)
1976年ドイツ生まれ、ロンドン在住。英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒業。いままでにAnnecy、RESFEST、DOTMOVなど、世界中の250以上のフィルムフェスティバルにて作品を上映されている。現在は、アニメーションスタジオBermuda Shortsのディレクターの一人として活躍しながら、 Goldsmiths Collegeでも教鞭を取っている。「Hattler Vs Seidel」はAurora Festivalでパフォ ーマンスを披露した。
フィルモグラフィ
Drift (イギリス&ドイツ/2007年/3:33)
Striper v0.1 (イギリス/2007年/0:30)
Collision (イギリス/2005年/2:30)
Everything Turns (イギリス/2004年/1:15)
Alpraum (イギリス/2001年/5:00)
コマーシャル&ミュージックビデオ
ET1: Ident (イギリス/2008年/0:20)
IKEA: House or Home (イギリス/2007年/1:00)
Economy Wolf: Mount Allen (イギリス&ドイツ/2007年/3:40)
Economy Wolf: Theme For Yellow Kudra (イギリス&ドイツ/2006年/3:00)
Hattler: Nachtmaschine (イギリス/2005年/4:15)
Hattler: To Bed (イギリス&ドイツ/2003年/3:00)

ロバート・ザイデル(Robert Seidel)
1977年ドイツ生まれ、イエーナ市在住。Friedrich Schiller University Jenaで生物学を学び始めるが、クリエイティブな領域へと転向し、バウハウスでメディア・デザインを修める。今までにDOTMOV、onedotzeroなど250以上のフィルムフェスティバルの他、Royal Museum of Fine Arts (ベルギー)、ZKM(ドイツ)、Wilhelm-Hack-Museum (ド イツ)などの世界中の美術館やギャラリーにて作品を上映される。アーティストとしての活動以外にも、ビデオディレクターやジャーナリストも務める。
フィルモグラフィ
appearing disappearance (ドイツ/2007年/0:35)
Futures (ドイツ/2006年/3:58)
winzerla woods (ドイツ/2005年/1:37)
_grau (ドイツ/2004年/10:01)
E3 (ドイツ&イギリス/2002年/3:00)
Lightmare (ドイツ/2001年/4:30)
アーキテクチュアル・プロジェクション
processes: living paintings (100 Years Phyletic Museum Jena, ドイツ/2008年/ 35 x 16メートル)
dive painting #1 (Sleek Magazine, Berlin, ドイツ/2007年/50 x 4メートル)

2008年05月24日

「FREEDOM」の全貌が明らかに…!

2006年4月から展開されているアニメーションプロジェクト「FREEDOM」。カップヌードルのプロモーションとして始まったこのプロジェクト、オリジナルビデオアニメシリーズ、小説化など幅広いメディアミックスを展開し、ますます加速を続けている。特にオリジナルビデオアニメのDVDは累計で数万枚というヒットを記録し、ますます加速している。

このたび6話で完結した「FREEDOM」の特別編「FREEDOM SEVEN」DVD発売を記念して、一夜限りのオールナイト上映イベントがテアトル新宿にて開催決定!「FREEDOM」全6話と特別篇「FREEDOM SEVEN」を一挙上映するほか、監督を務める森田修平氏とシリーズ構成を手がける脚本家の佐藤大氏(「COWBOY BEBOP」「サムライチャンプルー」)のステージトークもみどころ。

全編3DCGで作られた「FREEDOM」。大迫力の5.1chサウンドHD画質を劇場のスクリーンで堪能できるチャンス。深夜イベントのため、18歳未満は入場できないのでご注意を。

「FREEDOM SEVEN」DVD発売記念オールナイト
日程:2008年5月31日(土)
時間:開場24:00/開演24:30(翌朝5:00終演予定)
会場:テアトル新宿
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-20 新宿テアトルビルB1
入場料金:2,500円 全席指定前売券は「チケットぴあ」で5月24日(土)より発売。  当日券はなし。 ※18歳未満は入場不可

2008年05月25日

君もノイズで音楽を「ビルド・アップ(BUILDUP)」!建設現場でな。

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1年が10年のネットの世界では、このデザインもすでにオールドスクール。
建設業といえば、質実剛健、骨太の職業というイメージ。彼らがいなかったら、夜露を凌ぐ家もなく、雨風に震えなくてはならない…そんな縁の下の力持ち、建設業界から出た異色サイト「ビルド・アップ(BUILDUP!)」が近頃ひそかな人気。こちらは社団法人日本建設業団体連合会(日建連)が運営するPRサイト。建設業界の概要説明や東京タワー、国会議事堂など歴史的建築物の事例紹介、建設業界で働く若者などを紹介している。

■建設とテクノの融合「レッツ・ビルドアップ」
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建設とテクノといえば、金属片や建設用機材で演奏するドイツのインダストリアル・テクノバンド「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン」が思い出される。しかしきっとこのサイトとは関係ない。
ただでさえ建設と違和感のあるこのサイトのなかでも秀逸なのが、重機やドリルなど建設現場の音とビートを組み合わせて音楽を作る「レッツ・ビルドアップ」

「ビルドアップ、それは組立てる、築きあげるということ。この言葉は建設業そのものです。建設業は多くの人が関わり、様々な工程を積み重ねてつくるという、まるで音楽のようなすばらしい仕事。あなたもBUILDUP!を通じて、つくる素晴らしさを体感してみてください。」(サイトより)

ということで、建設と音楽で「建てノリ」しようという事らしい。なぜテクノなのかは不明だが、作成できる音楽はポップでなかなかカッコいい。完成作品はリンクを作成し、友人に送ることもできる。ちなみにホワイトスクリーンが制作した音楽はこちら。カンタンに作れるので、ぜひやってみよう。

■「ビルド・アップ(BUILDUP!)

40年を総括「森山大道展」

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内覧会にて自らの作品について語る森山氏。 森山大道:1938年大阪生まれ。フリーの商業デザイナーを経て、写真家・岩宮武二および細江英公のアシスタントとなり、1963年に独立。1998年からは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館を始め、全米で2年に渡る大規模な巡回回顧展が行われるなど、世界的な評価も高い。一貫して路上から見た日常の断片を撮り続け、その力強い作品群は国や世代を超えて高く評価されている。
1960年代から「アレ・ブレ・ボケ」と呼ばれる強烈なモノクローム写真を撮り続け、カリスマ的な人気を誇る写真家、森山大道。ミュージシャンやファッション関係者などからも支持が高く、ヒステリック・グラマーやアンダーワールドのカール・ハイドも彼の熱心なファンの一人。偉大な写真家、森山氏のこれまでの足跡と今を探る回顧展「森山大道展」が東京都写真美術館にて開催中。40年間の活動を網羅した「レトロスペクティヴ1965-2005」と最新作「ハワイ」で構成される、彼の写真人生の総括とも言える展覧会だ。

■40年を振り返るレトロスペクティヴ
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「光と影」1981年 レトロスペクティヴのキュレーションは写真美術館が手がけた。森山氏は「僕は自分の写真を他者にゆだねるのがけっこう好き。人を通して生き返る写真はいっぱいあるから、編集やデザインの担当者に投げだすこともある。」と語る。
レトロスペクティヴは1965年から2005年までの活動を総括。平坦ではなかった彼の写真作家としての40年間を当時の雑誌と実際の作品や未発表作を含む約200点で追う。

初期の作品には60年代の時代背景が色濃く映し出されている。寺山修司と作り上げた「にっぽん劇場」、"写真とは何か"を問う運動「プロヴォーク」などは今でも人気の高い作品。当時森山氏は「100メートル歩くとフィルム1本無くなる位、たくさん写真を撮っていた」という。しかし「プロヴォーク」以後、森山氏は深刻なスランプに陥った。その後80年代に入り復活を果たすまでの苦しい時期の写真(「北海道」など)も数多く見られる。

叙情性をたち切り、凄みを増した90年代のファッションブランド「ヒステリック・グラマー」とのシリーズや2000年代の「新宿」「ブエノスアイレス」。都市から日常の断片をスナップショットで切り取った写真は、見る者の感情を揺さぶる。

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「Osaka Daido hysteric no.8」1997年


■森山大道にしか撮れない「ハワイ」
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「ハワイ」2007年
2階展示室では2004年から3年をかけて撮った「ハワイ」を、森山氏自身が構成を行った約60点が展示されている。そこにある「ハワイ」の風景は、私たちの知っているハワイではない。光が強ければその分影も暗いと言わんばかりに、ハイコントラストのモノクロームで南の島の明るさと暗がりを描きだす。

会場ではハワイ撮影の記録映像も上映。彼自身撮影したトカゲがモチーフになった壁紙が敷き詰められ、照明の落とされた空間で上映される。画面にはせわしなく動き回り、まばたきをするようにシャッターを切る森山氏が現れる。自身は撮影スタイルについて、あまり考えず、動き回りながら撮る「一種スリ的な行動」だと語る。

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開放感のあるスペースに展示されている。
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展示風景。

今後については、「外国を撮ることが多かったので、日本に帰りたいという思いがある。今後はまた東京を撮りたい」と語る森山氏。パリ・カルティエ財団など世界中で個展を成功させるいわゆる"巨匠"となった今でも彼は都市をうろつき、ヒリヒリした熱狂と冷たさをモノクローム・フィルムに写し続けている。開催は6月29日(日)まで。

■「森山大道展Ⅰ.レトロスペクティヴ1965-2005/Ⅱ.ハワイ」
主催:東京都写真美術館/産経新聞社
日程:2008年5月13日(火)~6月29日(日)
休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
時間:10:00~18:00 (木・金は20:00まで) ※いずれも、入館は閉館の30分前まで
入場料:一般 1,100(880)円/学生 900(720)円/中高生・65歳以上 700(560)円
※( )は20名以上の団体料金
会場:東京都写真美術館 2階‐3階展示室
〒153-0062 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
問合せ:03-3280-0099
■関連出版物「森山大道論
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出版社名:淡交社
仕様:A4判 総208頁(Wトーン104頁/モノクロ104頁)
価格:2,520円(本体 2,400円)
発売日:2008年5月20日
ISBN: 978-4-473-03516-5
本展覧会の図録。多彩な執筆者による論評に加え、美術館で一般より公募した論文1編を掲載。未発表作を含む写真53点を収録した、注目のアンソロジー。執筆者はカール・ハイド(underworld)、大竹伸朗(美術家)、鈴木一誌(ブック・デザイナー)ほか。

2008年05月27日

シンガタ佐々木宏氏個展開催

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「ソフトバンクモバイル」c Hiroshi Sasaki 
佐々木宏プロフィール:1954年生まれ。慶應義塾大学卒業。1977年「電通」入社。新聞雑誌局に6年。クリエイティブ局に転局して20年。コピーライター、クリエイティブディレクター、クリエイティブ局長職を経て、2003年7月、「シンガタ」を設立。企業イメージや商品イメージのブランディングをはじめ、数多くの魅力的な広告作品を世に送り続けている。
街にあふれる大量に消費される商品と、その広告たち。その中でも、なぜか心に残る広告ってありますよね。ソフトバンクの「ブラッド・ピット&キャメロン・ディアス」、「予想外シリーズ」、「犬のお父さんシリーズ」、JR東海「そうだ京都、行こう。」、SUNTORY「BOSS」など、センセーションを巻き起こしたこれらのCMを手がけた一人の仕掛け人がいた!

現シンガタのクリエイティブディレクター、佐々木宏氏。このたび広告一筋30年、キャンペーン広告そのものがニュースになってしまう広告を作り続けてきた氏の初めての個展が東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて6月5日(木)より開催される。その名も「がんばれニッポン、を広告してきたんだ そう言えば、俺。応援団長佐々木●宏」。

■ソフトバンク、ANA、フジフィルムからサントリー ボスまで
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「サントリー ボス」c Hiroshi Sasaki 
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「JR東海 そうだ 京都 行こう。」c Hiroshi Sasaki 
ソフトバンク、ANA「ニューヨークへ、行こう。」「LIVE/中国」、フジフィルム「樹木希林お店シリーズ」など、これまでの仕事を網羅。佐々木氏の仕事を知るとともに、キャンペーン広告の進行や創造過程、クリエイティブディレクターの役割なども紹介する内容になっている。

佐々木氏はこれまでの活動を「そういえば、ずっと、ニッポンをもっといい国にしたいモンだと、そう考えながら、広告を作ってきたんだ俺、と気がつきました。(略)メイドインニッポンやニッポン男女が、もっとかっこよく面白く見えなくちゃイカンと思い、寝ずに頑張ってきたつもり。」と語る。

日本を面白くするクリエイター佐々木氏の仕事とともに、「広告」の面白さ&魅力にあなたも取付かれてしまうかも。同時開催として、グラフィック・デザイナーの細谷巖氏などを招いて行われるギャラリートークもお見逃しなく。開催は6月28日(土)まで。

■「がんばれニッポン、を広告してきたんだ そう言えば、俺。応援団長佐々木●宏」
日程:2008年6月5日(木)~ 6月28日(土)
休館日:日・祝祭日
時間:11:00a.m.~7:00p.m.(土曜日は6:00p.m.まで) 
入場料:無料
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
〒104-0061 中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
問合せ:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg) TEL:03-3571-5206

■ ギャラリートーク
(1)6月9日(月) 6:30~8:00p.m. ゲスト:宮田 識 + 佐々木 宏
(2)6月18日(水) 6:30~8:00p.m. ゲスト:細谷 巖 + 佐々木 宏
(3)6月20日(金) 6:30~8:00p.m. ゲスト:副田 高行 + 佐々木 宏
会場:DNP銀座ビル5階 大会議室
入場料:無料
定員:各70名
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg) TEL:03-3571-5206にて電話予約必須。受付時間は、日・祝祭日を除く11:00a.m.~7:00p.m.。申し込みはお一人様1回のみ。6/1(日)~6/4(水)は、ギャラリー閉館中。

2008年05月28日

TVでは見られないミュージックビデオとは?

Webに限らず、アート界でもユーザー参加型の作品が目立つようになってきた。ミュージックビデオ(MV)の世界も例外ではないようで、ユーザーが操作できるユニークな作品が続々登場。クリエイティブとテクノロジーが融合して、より完成度の高い表現が可能に!そんな話題のインタラクティブ・ミュージックビデオとは…?

■音楽の世界観にどっぷり浸るMV。アーケード・ファイア
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Arcade Fire 「Neon Bible」 | Dir & Actionscript Programmer: Vincent Morisset | Production: Nú Films, カナダ
カナダのロックバンド「アーケード・ファイア」は、彼らの世界観をインターネット上で完全再現。昨年リリースしたアルバムの楽曲「Neon Bible」と「Black Mirror」のMVはインターネットで公開されており、どちらも完全にインタラクティブ。「Neon Bible」は画面のところどころをマウスでクリックすると様々な仕掛けが現れる。「Black Mirror」は数字キーに音楽のパート別トラックが割り振られ、たとえば声とドラムだけ、ギターだけ、等リミックスした音楽をMVと共に楽しむほか、ダウンロードも可能。どちらも映像、世界観ともに実験精神あふれる凝った内容になっている。
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Arcade Fire 「Black Mirror」 | Dir: Olivier Groulx and Tracy Maurice | Production:1976 Productions, カナダ via PromoNews。ビハインド・ザ・シーンはこちら


■もはやゲーム?!VJ感覚のミュージックビデオ
MGMT - "Electric Feel" Interactive Music Video Game, Dir: Ray Tintori こちらはプレビュー版。このように自分でMVを操作できる。
いっぽう、NYのサイケデリック・バンド「MGMT」もインタラクティブ・ミュージックビデオを制作。こちらはバンド公式のWebサイトからダウンロードし、画面上の丸や四角をクリックしてVJ感覚で楽しむビデオ。もはやMVというよりゲームの域…。彼らはこの作品の他にも3Dのミュージックビデオ「Time To Pretend (3-Dバージョン)」を制作するなど、映像にかなりのこだわりを持っているようだ。

監督やミュージシャンの世界観を表現してくれる、豊かな選択肢たち!何はともあれレッツ・トライ&エンジョイ!

ウェルカム・バック「インディ・ジョーンズ」!

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「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」も担当しているドゥルー・ストルーザンによるお馴染みのイラスト・ポスター。
伝説の秘宝を求めて世界を駆け巡り悪と闘うモテモテ考古学者"インディ・ジョーンズ"。

スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、ハリソン・フォードが生みだしたこの元祖ジェットコースター・ムービーに、このたび新作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が登場。世界中を虜にしたインディが、さらにスケールアップして帰ってくる!

■ポッドキャスト「white-scream」にてインディ・レッスン開始!
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左からゴリラ氏、すっとんきょ、Hassy氏
既に世界では5月22日に公開され、およそ3億1100万ドルの興行収益を生み出すメガヒットとなった「クリスタル・スカルの王国」。ホワイトスクリーンのポッドキャスト「white-scream」では、6月21日の日本公開を記念して、日替わりでインディーの魅力をお届け!アクション、スリル、ユーモアなどをてんこ盛りにして生みだされたインディ・ジョーンズの魅力について、レッスンしちゃいますよ!

ナビゲーターはインディ・ジョーンズを愛するあまり、映画で使用されたファッションを完全に買いそろえてしまったゴリラ氏、10年の歴史を持つインディ・ジョーンズのファンサイト「cinematic room」管理人のHassy氏。司会はおなじみすっとんきょ。息もつかせぬ展開、CGがない時代の特撮テクニック、ダンディなハリソン・フォードなど、語っても語っても語りつくせないインディの魅力がわかるはず!登録はこちらをクリック!

■ホワイトスクリーンのポッドキャスト「white-scream」 配信予定
・5月28日(水) インディ・ジョーンズが帰ってくる!レッスン初級者編
・5月29日(木) インディ・ジョーンズの魅力をコンパクトに語る!
・5月30日(金) 作品別解説「レイダース」 あの決闘シーンの真相は?
・6月2日(月)  作品別解説「魔宮の伝説」 虫の大群のシーンの撮影法って…
・6月3日(火)  作品別解説「最後の聖戦」 名優たちの競演が実現した理由。
・6月4日(水)  プレミア直前情報!(予定)
■「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
2008年6月21日(土)より日劇1ほか全国超拡大ロードショー
<6月14日(土)・15日(日)先行公開決定!>
公式サイト:http://www.indianajones.jp
パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給
TM & (C)2008 Lucasfilm Ltd.. All Rights Reserved. Used under authorization.

2008年05月29日

「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード」

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毎年恒例、インターネットの革新的なクリエイティブを競うコンテスト「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード」が今年も開催!7月1日よりエントリーを受け付ける。一般の非営利作品を募る「一般の部」と、企業のプロモーション作品を募る「企業の部」に分かれ、バナーとウェブコンテンツを募集。一般の部では「Life EngineとしてのYahoo!JAPAN」や公共広告機構のキャンペーンテーマなど、お題に沿って制作されたバナーや、サイト、ウィジェット、ブログパーツなどの作品を募集する。グランプリには賞金100万円が授与されるほか、Yahoo! JAPANトップページに掲載される可能性も。

審査員を務めるのは中村勇吾氏(tha)、内山光司氏(GT INC.)、富岡聡氏(カナバングラフィックス)、川口清勝氏(TUGBOAT)など、第一線で活躍するクリエイターたち。ちなみに、これまでの受賞作はこちら。
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2006年受賞作品
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2007年受賞作品

■クリエイターのための交流イベント「Big Idea Night」開催
募集開始にちなんで、日本のインターネット界のクリエイティブを支えるクリエイターを迎えてトークショーなどを行う無料イベント「Big Idea Night」が開催される。ゲストは数々の衝撃のWebサイトを立ち上げてきた面白法人カヤックの貝畑政徳氏、株式会社バスキュールの原ノブオ氏、777interactiveの福田敏也氏、spfdesign Inc.の鎌田貴史氏ら。

当日はクリエイティブアワード必勝法が語られるほか、ゲストたちが真剣に悩みに回答してくれるコーナー「聞いてよ!兄さん・・・(仮題)」など盛りだくさん。話題の作品を作っている人たちがどんなアイデアから「ウケるクリエイティブ」の作品を生み出しているのかを聞けるチャンス。先着80名の限定イベントなので、ご来場はお早めに。

「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード2008」
主催:ヤフー株式会社
応募期間:2008年7月1日(火)~2008年8月8日(金)
応募資格:性別、年齢、国籍、プロ・アマ不問。日本語でのコミュニケーションを行えることが必要。
応募作品: 一般の部:ウェブコンテンツ部門/インターネット上で閲覧できるすべてのオリジナル作品を対象。 バナー部門/テーマ1「Life Engine」もしくはテーマ2「公共広告」に沿って制作されたもの。
企業の部:ウェブコンテンツ部門/2007年9月1日~ 2008年8月8日までの間に掲載された、企業・各種団体によるウェブサイト。 バナー部門/2007年9月1日~ 2008年8月8日の期間にYahoo! JAPAN に掲載された広告バナー
作品形式:一般の部:バナー部門/サイズ:350×240pixcel、ファイル形式:swf ※詳細は公式サイトにて
応募方法:2008年7月1日より、専用応募フォームからエントリーを受付。
賞金:一般の部/グランプリ:賞金100万円、最終審査員賞(5作品):賞金10万円他
審査員:内山光司、川口清勝、富岡聡、中村勇吾、福田敏也 ※敬称略・五十音順
発表:2008年9月下旬から、サイト上でウェブ投票を開始。2008年11月下旬に六本木・グランドハイアット東京にて贈賞式を行う。
■Big Idea Night
日時:2008年6月10日(火)19:00~21:30
入場料:無料
会場:loftwork Ground
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F

2008年05月30日

Youtubeスター総出演、Weezerミュージックビデオ完全解説!

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WEEZER「Pork and Beans」 公式サイトより。
Youtubeで爆発的ヒットを記録したビデオのご本人がゲスト出演し、パロディネタを次々再現する人気ロックバンドWEEZERのミュージックビデオ(MV)「Pork and Beans」が大人気になっている。5月23日に公開して以来、5日間で390万ヒットを記録。まだまだ勢いは止まりそうにない。

このビデオの監督はMothion Theoryのマシュー・カレン。前作は歩道の上のミュージカル「Chasing Pavement」でハッとするようなMVを見せてくれたカレン監督だが、今回はYoutube、ひいてはオンラインビデオの歴史の総括といえる超濃密な作品!ホワイトスクリーンではこのビデオでフィーチャーされた元ネタを(ほぼ)完全解説。キミはどれだけ元ネタがわかるかな?
WEEZER「Pork and Beans」 Dir: マシュー・カレン 黄金のメロディで愛され続けるロックバンド、WEEZERの3年ぶりのニューアルバム通称”Red Album”に収録される新曲。こちらのアルバムも楽しみ。
それでは答え合わせ行ってみよう!

まずは一人でバンドをやっちゃう「One Man Band」に続いて、日本のTV番組らしきものが挿入される。これはさまざまなパロディの元になった激的表情のプレーリードッグ「Drama Prairie Dog」と、その元ネタの日本のアイドル番組。ものすごく弱いニンジャ「afro ninja」も登場する。afro ninjaはのちほど「Star Wars Kid」(友達にビデオをアップされてしまった少年)ネタも披露。

■全世界で流行してしまった実験「Diet Coke + Mentos」
曲中で最も多くフィーチャーされているのが、BLUEMANの舞台にも参加するマッド・サイエンティスト・ユニット「EepyBird」による、コーラにメントスを入れると泡が吹き出す原理を利用した衝撃の実験。

続いてのアニメーションは「GI Joe PSA - Gay」より。男がサングラスをキャッチするネタはサングラスメーカー、レイバンのバイラル広告「Guy catches glasses with face」(Dir: Benzo Theodore)より。あまりにもさりげないため、バイラルだと気付かない人がほとんどだった。

■トンデモ英語で大ブーム「All Your Base Are Belong To Us」
インターネット上でアメリカのオタク界をかけめぐった伝説のTVゲーム「ゼロウイング」ネタ。日本のゲーム会社が海外向けに制作したものだが、テロップの英語のほとんどが文法的に間違っており、シリアスな画面と裏腹に意味不明な出来だったことが原因。なかでも「All your base are belong to us.」という言い回しが大流行し、ビデオやTシャツまで制作された。詳細はこちら

続いて登場するのはステージ上での質問に全く意味不明の回答をしてしまい、全米がずっこけたミス・ティーン・USAのサウス・カロライナ代表。手に持つのはライトセーバー。そして1400万ヒットを記録した、「恋のマイアヒ」に合わせて歌い踊る「Numa Numa」が登場。このダンス、日本のフラッシュ動画を見たのがきっかけで生まれたそう。続いて登場する3人組はCrank That Soldier Boy。これは17歳のラッパー「Soulja Boy」のダンスビデオ「How to Crank That 」のパロディ。

■ダサダサ・ダンスの進化!「Evolution of Dance」
続いてファンキーに登場するのが、「ダンスの進化」のタイトルの通り、ツイストからサタデー・ナイト・フィーバー、ロボットダンス、MCハマーまでを6分で魅せるジャド・レプリーさん。彼の本業はコメディアン。公式サイトではこのダンスで着用したTシャツも売っている商売上手。

ダンスの後に登場するのは、ものすごく独特な声を持つタイ・ゾンダイ(1982年生まれ)。オリジナル・ソング「Chocolate Rain」が爆発的人気になった。

■ブリトニーの元夫VSバナナ「Peanut Butter Jelly Time」
ゴキゲンなナンバー「Peanut Butter Jelly Time」で踊らされているブリトニー・スピアーズの元夫ケビン・フェダーラインバナナ。どっちのバージョンがお好き?

ケビンの後は19歳のFrEckleさんが監督・出演し、ワンテイクで撮影された「Daft Hands - Harder, Better, Faster, Stronger」。そのレスポンスとして生まれたカリフォルニアの女子大生による「Daft Hands」のボディ版「Daft Bodies」

■ギネス入りTシャツ男「Guiness World Record for most T-Shirts worn at one time.」
Tシャツの重ね着でギネス記録に挑戦!Sサイズから10XLまでのTシャツを見事に着用。155枚を着こなし、「世界一多くTシャツを着た男」としてギネス入りを果たした。

続いてソファーの上で笑う女性は「学校で教えてくれないこと」を教えてくれる大人の女性向けのアドバイザーkicesieさん。

■アメリカで社会現象を巻き起こした「LEAVE BRITNEY ALONE!」
ブリトニーの復帰ステージ・パフォーマンスに対する世間の批判に、涙ながらに「もうブリトニーを放っておいてあげて!」と訴えるパフォーマー、クリス・クロッカーさん。ネット上でゲイテイストのパフォーマンス動画を公開していたところ、このビデオで大ブレイク。アメリカでは社会現象になり、クリスさんはTVのトークショーなどにひっぱりだこに。

女装の男が演じるホームドラマ&ミュージックビデオ「Shoes the Full Version」(背景にはなぜか「ガキの使いやあらへんで」の罰ゲームが)に続いてハイライト、スターが一同に会する群衆シーン!トリッピーなユニコーンのアニメ「Charlie The Unicorn」、謎のUFO「UFO Haiti」、手作りライトセーバー・バトル「Ryan vs Dorkman」などなど、まだまだネタが隠れていそう。なかでも注目はブレンダー!
■なんでもブレンドしちゃう「Will It Blend?」
「ブレンドできるのか?それが問題だ」を合言葉に、何でも粉々にしちゃうBlendtec社のブレンダー「Total blender」のWebCM。あああiPhoneまで粉々に!このブレンダーで砕けないものはこの世に存在しないのか?!以前ホワイトスクリーンでご紹介した、ミシェル・ゴンドリーによる「サイエンス・オブ・スリープ(邦題:恋愛睡眠のすすめ)」DVDの宣伝の為に作られたショートもこのネタ!ちなみにこのブレンダー、ちょっと手が届かないお値段「Blendtec SPACE SAVER ブレンダー 」。

■おまけ:「Southpark- youtube people」
こちらはアメリカのアニメ番組「サウス・パーク」で4月に放送されたYoutubeオールスターズのエピソード。優しい視点のマシュー・カレン版とはだいぶ違う…。


最後はメントス噴水で華麗にフィニッシュ!このようなビデオで人気になった有名人たちは、アメリカでは「Youtubeセレブリティ」と呼ばれている。既にある元ネタに「レスポンス」という形で自分なりのバージョンを作りだすやり方も特徴のひとつ。かつてアンディ・ウォーホルが言った「誰でも15分だけは有名人になれる」という言葉を、インターネットが現実にしたことは間違いない。そしてこれだけのネタを一本にまとめあげたマシュー・カレンに感服!ほか、彼の監督作品はMothion Theory公式サイトにて。

出典:Wikipedia

液晶ディスプレーで見る絵画展って?

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千住博 《水の森》 2008年 220×716×120cm(展示台含む) HD/HD、8面、サウンド 65インチ液晶ディスプレイ(縦型)8台 2分 作家蔵 ©Senju Hiroshi
ビデオアート、そして映像での表現に、新しいカタチが生まれた。大画面の液晶ディスプレーをキャンバスとして、絵画を見るように映像を見る「液晶絵画 Still/Motion」展が日本を巡回中。6月15日(日)まで大阪の国立国際美術館で、8月から東京都写真美術館で開催される。もし美術館に掛かっている絵画が動き出したら、楽しいと思いません?

映像表現においては、アーティストも技術の制限を受けることが多く、"テクノロジー"と"アート"が密接につながっている。これまでビデオアートの世界では、1960年代の黎明期にはブラウン管を、1980年代にはスクリーンを、そして近年では平面ディスプレー装置を表現の場としてきた。ここで登場したのが大画面の液晶ディスプレー。明るい場所での上映、かつては考えられなかったほどの高精細での表現を可能にし、今回の展覧会が実現した。

展示には、市販で最大サイズの65型ディスプレイ、解像度1920×1080のフルスペック・ハイビジョンを使用。8台の大型液晶ディスプレイを屏風状に配置し、そのなかで森が微かに動く「水の森」(千住博)、ブライアン・イーノによる音楽とスローモーションで動く映像をシンクロさせた作品「ミステイクン・メモリーズ・オヴ・ミディーヴァル・マンハッタン」、森村泰昌によるキャンバスと映像の世界を行き来する「フェルメール研究(振り向く絵画)」など、様々な試みが行われる。

空間芸術としての「絵画」に映像の持つ「時間」の概念が加わったのを見るとき、いったい私たちは何を感じるだろうか?それはまったく新しい映像体験かもしれない。

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森村泰昌 《フェルメール研究(振り向く絵画)》 2008年 65インチ液晶ディスプレイ、HD/HD 65インチ液晶ディスプレイ(縦型) 4分12秒 168.5×106.5cm撮影・編集:岸本康 衣装:CENTER EAST (ナカヒガシユウコ) 描画:小池勝行 制作協力:夫馬朗、大村邦男、吉田恵子 作家蔵  ©Morimura Yasumasa, courtesy of MEM
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ジュリアン・オピー 《イヴニング・ドレスの女》 2005年 40インチ液晶ディスプレイ、コンピューター 97×61×13cm 国立国際美術館蔵 ©Julian Opie and SCAI the Bathhouse, Tokyo
出品作家:ブライアン・イーノ(UK)、ビル・ヴィオラ(アメリカ合衆国.)、ジュリアン・オピー(UK)、小島千雪(日本)、イヴ・サスマン(UK)、千住博(日本)、鷹野隆大(日本)、邱黯雄(チウ・アンション) (中国)、サム・テイラー=ウッド(UK)、ミロスワフ・バウカ(ポーランド)、森村泰昌(日本)、やなぎみわ(日本)、楊福東(ヤン・フードン)(中国)、ドミニク・レイマン(ポーランド)
■「液晶絵画 still/motion」(大阪)
主催:国立国際美術館、朝日新聞社、朝日放送
日程:2008年4月29日(火)~6月15日(日)
休館日:月曜日
時間:10:00~17:00(金曜日は19:00まで) *入館は閉館の30分前まで
入場料:一般900円、大学生700円、高校生以下並びに18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方及び付添者1名、無料(証明できるものをご提示いただく場合があります)
会場:国立国際美術館
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
問合せ:06-6447-4680

■「液晶絵画 still/motion」(東京)
主催:主催:東京都写真美術館/朝日新聞社
日程:2008年8月23日(土)~10月13日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
時間:10:00~17:00(金曜日は19:00まで) *入館は閉館の30分前まで
入場料:一般 1,000円、学生 800円、中高生・65歳以上 600円
会場:東京都写真美術館
〒153-0062 東京都目黒区三田一丁目13番3号 恵比寿ガーデンプレイス内 
問合せ:03-3280-0099

2008年05月31日

学生よ集え!「第11回 京都国際学生映画祭コンペティション」

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学生が運営を行い、学生の制作した作品を上映する映画祭「京都国際学生映画祭」が今年も開催。11月の開催に向け、6月16日(月)まで学生の制作した作品を募集中。ジャンル・長さは問わず、国内外から応募を募り、入選作品には賞金が贈られ、映画祭本祭で上映されるほか。なお入選しなかった作品についても、本映画祭の特集企画において上映されるチャンスがある。2007年は国内124本、海外103本の応募があり、12本の入選作品が選出された。

本映画祭は11月22日~28日、京都シネマと同志社寒梅館を会場に開催。当日はフランスと韓国から作品を招待し上映する「海外招待作品プログラム」、「審査員による徹底討論プログラム」などが行われる予定。

「第11回京都国際映画祭コンペティション」
主催:財団法人大学コンソーシアム京都
応募期間:2008年4月15日(火)~6月16日(月)(当日消印有効)
応募資格:性別、年齢、国籍不問。
応募作品:2006年4月以降に完成した作品。完成時に監督又は制作責任者が学生であった作品であること。ジャンルや長さは問わない。
作品形式:DVD(リージョンコードフリー)、VHS(NTSC、PAL、SECAM)、S-VHS(NTSC) 、miniDV
応募方法:応募用紙、応募作品、90円切手を貼った定形封筒、出品料などを下記住所宛に送付。詳細は公式サイトにて
宛先: 〒600-8216 京都府京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都 第11回京都国際学生映画祭実行委員会 コンペティション募集係
出品料:1点につき1,000円(日本国外からの応募の場合は不要。)
賞金:グランプリ(1点)正賞+副賞10万円/準グランプリ(2点)正賞+副賞 5万円
発表:公式サイトにて発表
問合せ:第11回京都国際学生映画祭実行委員会運営部門
E-mail:kisfvf2008@hotmail.co.jp

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