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2008年07月 アーカイブ

2008年07月01日

コンバース"たい靴"な時の暇つぶしサイト

シューズ・ブランド「コンバース」が6月20日にオープンしたスペシャルサイト「thisistheindexpage.com」がただいまネット上で話題に!

サイトにアクセスすると、現れるのは「インデックス(目次)」のページ。10以上のオリジナルビデオがあり、ページ上に表示される矢印を辿ってすべてのコンテンツを見ることができる。それぞれのコンテンツにオリジナルドメインを取る凝りっぷり。内容は海で漂流する男のショートフィルム「atleastyourenotlostatsea.com」やソーダにコンバースの靴を浸す実験「chucksinsoda.com」など、ついつい見入ってしまうバラエティ豊かなラインナップ。中でもオススメは靴ひもが主人公のパペットアニメ「onashoestringfilms.com」。ちょっとクレイジーでテンポのいい内容に、ただものではない才能を感じる…。サイト全体的に流れる、ゆるーいオフビートな雰囲気もイイ感じ。梅雨で外に出れない日にはこのサイトで!

thisistheindexpage.com

ラスベガスに登場!SFチックな未来派PC「Microsoft Surface」

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サイヨップ新作CM「Maestro」情報にてお伝えした、タッチパネル型インターフェースのPC。画面をタッチして操作するだけでかなり未来な感じがするけれど、マイクロソフトが開発する「Microsoft Surface」(マイクロソフト・サーフェイス)はさらに上を行く未来派&インテリジェンスな製品。いよいよ実現可能になり、アメリカでは実際に導入がスタートしている。

■サーフェイスのここがスゴい
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サーフェイスを上から見たところ。巨大なiTouchに見えなくもないが、かなりのハイテク製品。
サーフェイスは30インチのタッチスクリーンを持つテーブル型PC。マウスもキーボードもなく、マルチタッチで360度から操作できるので複数人でワイワイ楽しむことが可能。通常のタッチスクリーン型とは違い、指の動きを感知するのはディスプレイの裏側に据付られたカメラという点も画期的。テーブルの上に置かれたオブジェクトを認識する機能もあり、例えば携帯を使って性能を競うゲームをしたり映画チケットを置けばその予告編が流れるなどの使い方もできる。サーフィスは1人で使うものだったコンピューターを、人々のコミュニケーションを助ける媒体に変えてしまうかもしれない。

■まるでインタラクティブ・アートみたいな操作性
サーフェイスのデモンストレーション・ムービー。ラスベガスのRIOホテルのカジノのバー「iBar」にて。ナンパにも使えるようです。
サーフェイスが設置されたのはラスベガスのRIOホテルのカジノのバー「iBar」。デモムービーでは複数人でテーブルを囲み、ウィンドウを自由自在に操っている。好みにカスタマイズした飲み物を注文したり、離れたテーブルにいる人とコミュニケーションを取ったりさまざまな使い方が可能。その操作性はまるでインタラクティブアートだ。

iBarではほかにもデジカメの写真を無線で共有したり、「バーチャル・ラスベガス」でラスベガス周辺の地図をチェックして次の遊び場を決めることができる。カジノでは特にゲストが席を立たずに注文できるサービスやチケット予約などのニーズが高いという。カジノの他には電話会社がショールームに導入。今後もさまざまなシーンで需要がありそうだ。あなたならどう使いたい?

気になるお値段は本体価格が5000~1万USドル(60万円~120万円)とかなりのハイ・プライス。個人にはまだ手が届かないが、サーフェイスのWebサイトでその未来的な操作感を体験できる。ぜひチェックしてみて!

Microsoft Surface Webサイト

2008年07月02日

カラフルな光の芸術の未来とは?「Dance with Colors!」

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埼玉県・川口市にある映像ミュージアムにて、光を使ったアート作品のエキシビジョン「動き出す色の世界“Dance with Colors!”」展が開催中。コンピュータ、LED(発光ダイオード)、ディスプレイ技術の発展によって、動く光を使った表現に”色”を使うことが可能になった光の表現。これまで動かないモノを中心に発展してきた色彩構成のテクニック。光を自在にコントロールする表現が可能になった今、これからのアートは「動く色」をどう見せるのだろうか?

本展では、次世代の「色」をリードする体験型アートや映像作品、先進企業によるインテリア雑貨や照明を展示。武藤努の「Optical Tone」やユーフラテス+佐藤雅彦の「midnight animation」などを展示する。これからの「動く色」を使った表現の未来形を考えてみたい。

■藤本隆行(ダムタイプ)×小崎哲哉(「ART iT」編集長)トークショー開催
この展覧会に合わせ、7月6日(日)には「pH」や「S/N」などのユニークなパフォーマンスで世界的に知られるアート集団「ダムタイプ」のメンバーとして世界的に活躍する照明アーティスト、藤本隆行氏のトークセッションを開催。聞き手は小崎哲哉氏(「ART iT」編集長)。会場となるHDスタジオには、最新LED照明を24台特設。藤本氏による照明演出の実例デモンストレーションの他、色にまつわる脳や知覚の仕組みにまで踏み込んだトークをお届けする。池田亮司やUAのコンサートも手がける藤本氏の、普段は見られない照明デザインの舞台裏を知る貴重なチャンス。こちらもお見逃しなく。

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武藤努「オプティカル・トーン」
■「動き出す色の世界“Dance with Colors!”」展
主催:埼玉県
日程:2008年4月12日(土)~8月31日(日)
時間:9:30~17:00(入場16:30まで)(祝日の場合は翌平日休)
入場料:大人¥500/小中学生¥250(常設展示もご覧いただけます)
会場:彩の国ビジュアルプラザ | 映像ミュージアム
〒333-0844 埼玉県川口市上青木3-12-63
問合せ:TEL : 048-265-2500(代表)

■トークセッション「色の在処(ありか)」
日程:2008年7月6日(日)
時間:14:00~16:00(開場13:30)
入場料:無料
定員:70名(当日先着順)
会場:彩の国ビジュアルプラザ1F HDスタジオ

5億人が見るWebビデオ募集中「What On Earth Is Going On?」

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ポータルサイトMSNとメディアスタジオfilmakaが協力し、Webビデオのコンテスト「What On Earth Is Going On?」を開催。MSNが8月にオープンする新しいサイトで公開される15本のビデオを募集する。テーマは「What On Earth Is Going On?」”いったい何が(この地球で)起こっているの?”ということ。42カ国、5億人が訪れるサイトで公開されるだけに、ぜひ気合入れて応募してほしい!

選ばれた15作品には1500USドル(約18万円)の資金が与えられ、次のステップである映像プロジェクト「グローバル・タペストリー」制作を手がけるコンペに参加できる。最終的に選ばれた2人には賞金1万USドル(約120万円)が贈られ、3ヶ月ごとに行われるプロジェクトに参加することができる。応募の締切は7月28日まで。

「What On Earth Is Going On?」
応募締切:2008年7月28日(月)まで
応募資格:filmakaに登録できること。登録はこちらから。
応募作品:「What On Earth Is Going On?」をテーマにした短編作品。
尺:1~3分
作品形式:500MB以下。推奨フォーマットはWindows Media Video Version 9。他、mov (Quicktime)、 .flv (Flash)、 .mp4 (MPEG4)、 .mp2 (MPEG2).などのデジタルビデオフォーマットであればOK。詳細は 公式サイト参照
応募方法:Filmakaに登録後、作品をアップロード。詳細は公式サイト内応募詳細にて
発表:選考された場合はEメールで連絡。

2008年07月03日

反抗するストリート・アート「インサイド/アウトサイド」

映画「INSIDE OUTSIDE インサイド/アウトサイド」トレーラー
ストリート・アートは自己表現と法の規制のハザマで揺れ動く。日本でも新幹線にグラフィティが描かれて運休にまで発展した事件がマスコミを賑わせたばかりだ。アートに規制は必要なのか、それとも…。

映画「INSIDE OUTSIDE(インサイド/アウトサイド)」は、「ストックタウン」を手がけた デンマーク人の監督アンドレアス・ジョンセンによる欧米のストリート・アートシーンのドキュメント。広告物が溢れる社会への反抗として生まれたグラフィティというストリート・アートは、バスキアやキース・へリングなどの著名なアーティストを生み出し、瞬く間に世界中に広がった。しかし同時に表現自体が軽犯罪法に抵触するという社会問題のジレンマが常につきまとうアートでもある。この作品では日本よりも長い歴史を持ち、より複雑な問題を抱える海外のグラフィティ・アーティストに取材。ストリート・アーティスト達が危険を冒しながらストリートで活動する意味を探る。

ヒョウ柄ストッキングを被り、看板広告に真っ赤なペイントを打つパリのゼウス。"都会の山岳部隊"と名乗り、ビルの頂上にタグを残し続けるサンパウロのピグメウス。廃材を使用し、あらゆる場所に無断で住居を建設することで消費社会へ対する強烈なメッセージを発信するデンマークのアダムス&イッツォ…。この映画はストリートに作品を展示し続ける反逆者たちと、消費社会が生み出した広告システムに翻弄されるものたちの光と闇を浮き彫りにする。

■都内3箇所でストリート・アートなイベント3連発
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映画「INSIDE OUTSIDE インサイド/アウトサイド」より
7月4日の「インサイド/アウトサイド」DVD発売に併せ、都内3箇所で発売記念イベントが行われる。その名も「INSIDE OUTSIDE」DVD RELEASE PARTY!7月4日(金)は東京・新大久保の「THE GHETTO」にて、監督のアンドレアス・ジョンセンによるトークショーの他ヒップホップのライブ、グラフィック・アーティストによるライブペインティングなど、ストリート・カルチャーをフィーチャーしたパーティ。7月5日(土)は「アップリンク」にて上映会&トークショー。7月27日(日)には渋谷タワーレコードにてアーティスト集団"ESCAVAL"による作品展示と映画のスライドショーや荏開津広と有太マンによるトークショーを開催する。予約方法など、詳細は公式サイトにて。

■DVD「INSIDE OUTSIDE インサイド/アウトサイド」
製作年/国:2005年/デンマーク
時間:57分+特典映像
監督:アンドレアス・ジョンセン
出演:ゼウス、オス・ジェメオス、スウーン、KR、イアス・ノット、ピグメウス、アダムス&イッツォ、ロン・イングリッシュ
音楽:Tha Blue Herb、Shing02、UPSETS feat ZERO、ロン・イングリッシュ、JEL
販売元:アップリンク
価格:¥5,775(限定版)/¥2,940(通常版)


■「INSIDE OUTSIDE」DVD RELEASE PARTY
・“ABMlabor presents [INSIDE OUTSIDE] live paint”&SPECIAL SCREENING+TALK SHOW
日程:2008年7月4日(金)
時間:18:00~
入場料:1,000円(1drink)
会場:THE GHETTO TOKYO
〒169-0073 東京都新宿区百人町 1-1-10  TEL:03-5287-6213 (12時~20時)

・上映+トークショー
日程:2008年7月5日(土)
時間:18:30開場/19:00開演
入場料:1,500円(1drink)
会場:アップリンクファクトリー
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F

・「INSIDE OUTSIDE」+”ESCAVAL”Installation
日程:2008年7月27日(日)
時間:15:00開場 ※トークショーは18:00から
入場料:タワーレコード渋谷、新宿店で対象商品をご購入の方を対象にご招待。詳細はこちら
会場:タワーレコード渋谷
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14 TEL:(03)3496-3661

椎名林檎10年の軌跡を綴るDVD集「私の発電」とCD「私と放電」

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椎名林檎: 1978年生まれ。福岡県出身。1998年シングル「幸福論」でメジャー・デビュー。「歌舞伎町の女王」、「ここでキスして。」、「本能」等ヒット・シングルを生み続ける。2004年、自ら主宰するバンド「東京事変」を結成。2006年には映画「さくらん」で初の音楽監督に就任。翌2007年には、4年ぶりのソロ名義のアルバム「平成風俗」を発表。また、初の音楽監督作品映画「さくらん」で日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受賞する。
その存在感は強烈にして唯一無二。「東京事変」としても活動するシンガー・ソングライター椎名林檎。今年でデビュー10周年を迎え、記念作品第一弾となるCD「私と放電」、そしてDVD「私の発電」の2タイトルを7月2日に同時発売した。

■10年の軌跡を綴る贅沢な映像作品「私の発電」 ringomelow450.jpg DVD「私の発電」は、98年のデビュー・シングル「幸福論」から2007年リリースの「この世の限り」まで、椎名林檎10年の軌跡を全シングルのミュージックビデオ(MV)で綴る映像作品集。ファンはもちろん、この時代に青春を送った人は感涙まちがいなしのおなじみの曲が目白押し。加えて昨年からタッグを組む児玉裕一監督による撮り下ろしの新作MV「メロウ」も収録。淡い色使いで、儚げな美しさと刹那な狂気を感じさせる映像世界を作り上げた。映像集であると同時に音楽作品集として音質にもこだわり、最高音質の96k/24bitで全曲を収録している。

10年前の1998年といえば、くるりやナンバーガール、スーパーカーらも同時にデビューした年。大衆に媚びないオルタナティブな音楽性がメインストリームでも受け入れられるようになったエポック・メイキングな年だった。

数多くいる女性シンガーソングライターの中でも、椎名林檎はとりわけ異彩を放っていた。「丸の内サディスティック」のように漢字とカタカナ、古風なかな遣いを組み合わせる挑発的な言語センス、一度訊いたら忘れられないキャッチーなメロディ。他に類を見ない独自の世界観、作品性があらゆる層から圧倒的な支持を得、誰もが椎名林檎の虜になった。1stアルバム「無罪モラトリアム」はロング・ヒットでミリオン・セールスを記録、2000年に発表した2ndアルバム「勝訴ストリップ」はチャート首位を獲得し、売上枚数も250万枚を突破。空前の大ブレイクとなる。

■楽曲と強力に結びつく映像作品の数々 ringogibs450.jpg 彼女の強烈な才能を見せ付けたのがMVだった。看護婦の衣装でガラスを割る「本能」は音楽ファン以外にも大きな話題なったことを覚えている人も多いだろう。椎名林檎関連のアートワークを手がけたデザイナーの木村豊氏(CENTRAL67)が監督を務めている。
数多くのMVを手がける番場秀一監督との作品も椎名林檎作品の世界観、魅力を余すところなく伝える秀作が多い。ゴシックな世界観の「ギブス」、ヒーローものアニメ風「真夜中は純潔」、モーション・グラフィックスを組み合わせた「茎(STEM)」「りんごのうた」。番場監督は椎名林檎のショートフィルム「短篇キネマ 百色眼鏡」の監督も手がけている。また、ウスイヒロシ監督による演舞場にて着物姿でギターをかき鳴らすMV「やっつけ仕事」も当時話題となった。

全ての映像作品は、それぞれの時代の中に「椎名林檎」というアーティストを強烈にアピールした作品だった。それは担当ディレクターの山口一樹氏、木村豊氏を中心に、数多くの映像作家や優秀なクリエイターたちによるブランディング、演出があったからこそ。今も色あせない映像作品にたち現れる、椎名林檎という孤高のアーティストの生き様を見るべし!

■10周年記念シングル・クリップ集DVD「私の発電」&10周年記念アルバム「私と放電
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・DVD「私の発電」
発売日:2008年7月2日(水)
商品番号:TOBF-5577
価格:3,400円(税込)
収録分数:約59分

収録曲:
01 幸福論(dir: ウスイヒロシ)
02 歌舞伎町の女王(dir: ウスイヒロシ)
03 ここでキスして。(dir: ウスイヒロシ)
04 本能(dir: 木村豊)
05 ギブス(dir: 番場秀一)
06 罪と罰(dir: 木村豊)
07 やっつけ仕事(dir: ウスイヒロシ)
08 真夜中は純潔(dir: 番場秀一)
09 茎(STEM)(dir: 番場秀一)
10 りんごのうた(dir: 番場秀一・松本正明)
11 この世の限り(dir: 番場秀一)
12 メロウ(dir: 児玉裕一)

同時発売
・CD「私と放電」
発売日:2008年7月2日(水)
商品番号:TOCT-26574-5(初回限定盤)
価格:3,800 (税込)
商品番号:TOCT-26576-7(通常盤)
価格:3,600円(税込)

UNIQLOCKの次はコレだ。Projector×UNIQLO「DRY IN MOTION」

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「DRY IN MOTION」 
世界3大広告賞制覇という快挙を成し遂げたWebプロジェクト「UNIQLOCK」。企画とクリエイティブディレクションを担当した田中耕一郎氏率いるProjectorとUNIQLOのコンビが、またまた世界を驚かせてくれる。UNIQLOの新Webプロジェクト「DRY IN MOTION」、7月3日堂々スタート!

Webサイト「DRY IN MOTION」にアクセスすると始まる、UNIQLOの“DRY”商品を身にまとったダンサーたちの踊りがいつまでも見ている人を飽きさせない。それを証明するように、右上には滞在時間が表示される。使用されている映像は合計で1時間以上。もちろんダンサーが着用している商品の購入や、スクリーンセーバーのダウンロードもできる。

映像のディレクションは島田大介氏(コトリフィルム)、音楽は現代音楽の巨匠スティーヴ・ライヒが手がけている。心地よい音楽と映像が一体となったWebサイト。またモニタの前から離れられなくなりそうだ。
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「DRY IN MOTION」 それぞれのアイテムをクリックすると商品を購入できる。
「DRY IN MOTION」スタッフクレジット
企画/CD/AD : 田中耕一郎(Projector Inc.) | dir(MOVIE):島田大介 | So:スティーヴ・ライヒ | P : 佐伯真一(Projector Inc.) | P (MOVIE) : 福田武志(株式会社TYOプロダクションズ) | AD,De: イム ジョンホ( mount inc.) | INTERACTIVE DESIGN : 梅津岳城( mount inc.) | D.O.P:内田将二 | PM (MOVIE) : 波岡美裕(株式会社TYOプロダクションズ)

DRY IN MOTION

2008年07月04日

誰も見たことのない東京を「TOKYO !」で見る。 -ミシェル・ゴンドリー、カラックス、ポン・ジュノが教えてくれる「TOKYO !」-

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記者会見にて。左からポン・ジュノ監督、香川照之、蒼井優、藤谷文子、加瀬亮
今一番"HOT"な都市は?と聞くと「TOKYO」と海外の人々は答える。 われわれ日本人にはにわかに信じ難い。しかしその見慣れた景色が全く違って見える事もある。「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー、「ポンヌフの恋人」のレオス・カラックス、「グエムル」のポン・ジュノ。世界の映画界で活躍する3人の監督が、"東京"を主人公に撮りおろした3本のオムニバス映画「TOKYO!」は、新しい東京の姿と対峙することになるだろう。

駆け出しの映画監督の恋人アキラ(加瀬亮)と一緒に上京してきたヒロコ(藤谷文子)が、自分の居場所を見出せずに悩むゴンドリー監督の「インテリア・デザイン」。マンホールから現れては人を襲う謎の男”メルド”(ドゥニ・ラヴァン)を描く9年ぶりのカラックス監督作、「メルド」。10年間引きこもり続けていた男(香川照之)が、一目ぼれをした少女(蒼井優)に会うために家を飛び出すジュノ監督の「シェイキング東京」。それぞれ日本で高い人気を誇る監督だけに、公開前から映画ファンの間でかなり話題のこの作品。2008年7月2日、東京・渋谷にて記者会見が行われ、ポン・ジュノ監督、香川照之、蒼井優、藤谷文子、加瀬亮の5人が出席。撮影のエピソードなどを語った。

■監督と俳優が相思相愛、映画の熱を感じるジュノ組
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「TOKYO!<シェイキング東京>」 dir: ポン・ジュノ (C) 2008 「TOKYO!」
監督と俳優が「相思相愛」だったというポン・ジュノ監督の作品「シェイキング東京」。"引きこもり"というテーマを扱ったのは、ジュノ監督が東京の人から受ける印象から。「間違いなく淋しそうなのに、自分が淋しくない振りをしていて、"自分たちは淋しくないからお互いに干渉するのはやめよう"と身構えている」ように感じ、その印象を極端にしたときに引きこもりというテーマが出てきたという。

実際の撮影はジュノ監督、香川照之、蒼井優それぞれがお互いのファンだったこともあり、「ジュノ組」の撮影は終始楽しい雰囲気で進んだ。しかし演出には妥協しないのがジュノ監督。照明の調整に2時間かけたり、晴れの天気を4日間待ったり、演出の変更を香川氏だけに囁き、撮影スタッフをぎょっとさせる一面もあった。

■回りっぱなしのカメラ、”とにかく大変”なゴンドリー組
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「TOKYO!<インテリア・デザイン>」 dir: ミシェル・ゴンドリー (C) 2008 「TOKYO!」 
一方「ゴンドリー組」では、本来ならば今日の会見に列席するはずだったゴンドリー監督の"ヒラメキ"撮影が話題に。加瀬氏は「とにかく大変」と撮影を振り返る。

今回の撮影にて、演出はすべて即興で行われた。カメラは俳優がいる限り回り続け、監督のヒラメキによって演出が変わる。アイデア溢れるゴンドリー監督だけに、一つのアイデアを翻訳している間にまた次のアイデアが生まれてしまうこともしばしば。例えば「ジェイムズ・ブラウンの歌を歌って。あ、やっぱりそうすると使用料がかかるからもっと下手に歌って。えーと、それじゃJBだってわからないからもうちょっと上手に。」というように!

しかしその奔放さにも関わらず、まったく憎めないかわいらしい監督だったという。ヒロコ役の藤田氏は、主演の二人の役柄がどちらもミシェル自身の投影だと思った。自分が何者か迷う幼少時を藤谷氏、迷いがない大人になったゴンドリー監督が加瀬氏というように。衣装合わせでも、ゴンドリー監督は自分に良く似た衣装ばかりを選んでいたので間違いないと加瀬氏は語る(笑)。

カラックス監督作「メルド」についての撮影エピソードも気になるところ。全てのエピソードは監督自身が脚本を手がけ、オール日本ロケ、スタッフもほとんどが日本人で制作された。これまでは別世界のように感じていた3人の独特の映画のマジックが、東京でぶつかりあう「TOKYO!」。あなたの東京が、この映画のどこかで見つかるはずだ。

■「TOKYO!」
公式サイト
2008年/日本・韓国・フランス・ドイツ/カラー/110分/
監督:ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ
出演:「インテリア・デザイン」藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、大森南朋、妻夫木聡ほか
「メルド」 ドゥニ・ラヴァン ほか
「シェイキング東京」 香川照之、蒼井優、竹中直人 ほか
2008年晩夏、シネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
配給:ビターズ・エンド

「文化庁メディア芸術祭」作品募集開始

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今年も恒例の「文化庁メディア芸術祭」が7月17日(木)より作品受付を開始する。募集部門は「アート部門」、「エンターテインメント部門」、「アニメーション部門」、「マンガ部門」の4部門。コンピュータ、ビデオ、インターネットなど、新しいメディア・テクノロジーを用いられた作品を募集(アニメーションとマンガは従来の手法による作品も歓迎)。

審査員にそれぞれのジャンルの第一線で活躍するアーティストを迎え、今の時代をとらえ、時代に先駆けた作品を評価。受賞作品展は2009年2月4日から15日まで、東京・港区の国立新美術館で開催される。ちなみに前回のメディア芸術祭には世界43の国と地域から2,091作品の応募があり、受賞作品展の来場者数は4万人を超えるなど、アジアを代表するメディア芸術の祭典として注目が高まっている。

作品募集に合わせ、文化庁メディア芸術祭では一般からの作品推薦も行っている。ぜひ審査に加えてほしいと思っているオススメのアート、ゲームやミュージックビデオ、アニメーション、マンガなどがあれば公式Webサイトの作品推薦ページから応募してみよう。作品推薦は8月29日(金)まで。

「第12回文化庁メディア芸術祭」
主催:文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
募集期間:2008年7月17日(木)~9月26日(金)必着
応募資格:プロ・アマチュア、自主制作・商業目的を問わず
応募作品:2007年10月6日から2008年9月26日までの間に完成または、完成作品として発表された作品。各部門とも作品のテーマや内容、手法は自由。
作品形式:それぞれの部門による。詳細は 公式サイト参照
応募方法:公式サイトで応募申込後、作品と提出物を送付もしくは事務局まで持参(受付時間は土・日・祝を除く平日10:00~18:00)。詳細は公式サイト内応募詳細にて
送付先:CG-ARTS協会内「文化庁メディア芸術祭事務局」
〒104-0031東京都中央区京橋1-11-2 TEL 03-3535-3501 FAX 03-3562-4840
各賞:大賞(1作品):副賞60万円、優秀賞(4作品):副賞30万円、奨励賞(1作品):副賞15万円他
発表:受賞者へは12月上旬までに事務局から連絡。贈呈式は2009年2月3日(火)。
問合せ:CG-ARTS協会内「文化庁メディア芸術祭事務局」 TEL 03-3535-3501(土・日・祝を除く平日10:00~18:00)

2008年07月05日

YouTubeのスクリーニングルームで名画を見つけよう。

youtubescreeningroom.jpg 1日1億ページビューを誇る世界最大の動画共有サイト「YouTube」に、映画上映室「YouTube スクリーニングルーム」が登場!一般の劇場では上映されなかった埋もれた名作たちをチョイス。スウェーデンのアニメ オペラ「Love and War」、アカデミー賞受賞作品「THE DANISH POET」、そして映画「君とボクの虹色の世界」で人気のミランダ・ジュライなど、クオリティの高い作品がラインナップしている。もちろんすべての映画は高画質プレーヤーで表示され、気に入った作品は直接オンラインで購入&ダウンロードすることができるのも動画共有サイトならではのメリットだ。もちろんすべての映画は高画質プレーヤーで表示。気に入った作品は直接オンラインで購入&ダウンロードすることができる。

今後「YouTube スクリーニングルーム」では2週間ごとに新しい映画を紹介。数か月の間に、UK、カナダ、ドイツ、アイルランド、オーストラリア、オーストリア、フランス、ケニヤなどの作品を紹介予定。作品を観るだけではなく、作品を評価・共有・コメントして制作者にオーディエンスの意見を直接伝えることができる。

■世界に発信せよ!上映作品募集中
映画「Love and War」 dir: Fredrik Emilson スウェーデンのアニメ オペラ。
「YouTube スクリーニングルーム」では、上映する映画も募集中。我こそはと思う映像作家は作品についての情報を ytscreeningroom@youtube.com 宛てにメールで送ろう。キミの映画が全世界に向けて発信されるチャンス。但し現在のところ英語もしくは英語キャプションのある映画に限っているのでご注意。詳細は公式サイトにて。

「YouTube スクリーニングルーム」

The Millがパペット×3DCGで描くロボ少年。「Roboboy」

「Roboboy」 dir: Philippe Andre | Prod: Bikini Films | Post: The Mill, ロンドン
イギリスの洗剤メーカー「Persil」の新作CMは、レトロなロボットが少年に変身するちょっといい話。長い間物置に忘れ去られていたさみしそうな目のロボット。犬の跳ねた泥に触れて動けるようになり、外に飛び出して自然を体いっぱいに感じる。ミミズと遊び、雨や泥と戯れるうちに次第にホンモノの少年に…。外で遊ばなくなった子供に、自然ともっと触れ合って欲しいというメッセージも込められているのだろう。

プロダクションはUKのBikini Films。監督はフランスのワンダ・プロダクション所属、プジョーのCMなどを手がけたPhilippe Andre(フィリップ・アンドレ)。自家用車がオモチャの車になってしまうCM「PEUGEOT 407 "TOYS"」でカンヌ広告祭のゴールデン・ライオンを獲得しているアンドレ氏。"TOYS"や自ら命を絶つ古い家電のCM「PG&E"APPLIANCE DEMISE"」を見ると、メカへの偏愛がひしひしと伝わってくる。ポスプロはThe Mill。Flame Barnsley(フレイム・バーンズリー)率いる3Dチームが手がけ、人形師が動かすフルスケールのロボット人形とCGを組み合わせて制作された。水しぶきや泥のシーンに一番苦労したという。詳しい舞台裏はThe Mill公式サイトにて!

■参考リンク
Bikini Films
The Mill

2008年07月06日

静岡にハリウッドを!「しずおかデジタルコンテンツグランプリ」

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静岡名物といえばお茶、ミカン、富士山、サッカーなどいろいろあるけど、実はデジタルコンテンツの振興にも熱心なお国柄。「しずおかコンテンツバレーフェスティバル 2008」開催など、「静岡に日本のハリウッドを」を合言葉にデジタルビジネス発展に取り組んでいる。

2002年から静岡県が主催するデジタルコンテンツのコンテスト「しずおかデジタルコンテンツグランプリ」では、2008年の作品を募集中。静岡県を盛り上げるデジタルコンテンツを静止画、動画問わず募集している。募集は3テーマ。「おいしい静岡」をテーマに「食」という視点から静岡県の魅力を伝える作品を募集する「課題テーマ」。静岡いちご「紅ほっぺ」の販売促進、広報、PR等に利用することを前提とした作品を募集する「プロモーション部門」。自由テーマの動画作品も募集する「自由テーマ」。

審査員には田中秀幸氏(フレイムグラフィックス)や杉山知之氏(デジタルハリウッド大学学長)らを迎え、素材のユニークさ、表現方法、デジタル技術の駆使される方法などを基準に選考される。グランプリには50万の賞金もアリ。県民もそれ以外の人も、静岡の魅力をクリエイティブに表現してみよう。

しずおかデジタルコンテンツグランプリ
応募締切:2008年6月1日(日)~10月31日(金)※プロモーション部門の書類選考締切は2008年7月31日(木)
応募資格:国内外、プロ・アマなど一切不問。
応募作品: 1. 課題テーマ(静岡県に関するアピール作品)、 2. 自由テーマ(動画部門)、 3. プロモーション部門(静岡いちご「紅ほっぺ」PR作品)いずれかがテーマのオリジナル・デジタル作品
作品形式:静止画・動画など応募部門によって異なる。詳細は 公式サイト参照
応募方法:公式サイト内申し込みフォームより申し込み後、作品を下記住所まで郵送。詳細は公式サイト内応募詳細にて
応募先: 〒420-0853 静岡市葵区追手町4-16 静岡市クリエーター支援センター内 しずおかデジタルコンテンツグランプリ実行委員会 TEL:050-3433-0863
発表:2009年1月下旬、静岡市内での開催
問合せ:info@sdcg-exco.jp

世界35億人に贈る10カ国語のエコアニメ「ステファン宇宙へ行く」

「Stephan~ステファン~」 dir: 内藤まろ
ステファン 宇宙へ行く」は絵本付きDVDでも発売中。
明日から北海道の洞爺湖で始まるG8サミット、(主要国首脳会議)。各メディアではサミットとともに、メインの議題となる環境問題についても関心が高まるばかり。その影響か、エコについての関心が高まっている。

MUKUレーベルが贈るコマ撮りアニメ「ステファン 宇宙へ行くは、石油が枯渇して飢饉と大恐慌が起こる2046年のロボットの国が舞台。地球を救うため、ロボット"ステファン"が立ち上がった!食料であるオイルを求めて宇宙開拓の旅に出る。

■Youtubeにて10カ国語字幕で配信スタート
健気なステファンが、世界中の人に環境問題を伝えるべく、Youtubeにて10カ国語の言語で字幕をつけてエピソード配信をスタート。公式チャンネルには英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、日本語、スペイン語、アラビア語、中国語、韓国語がラインナップしている。10カ国語でカバーできるのは何と世界35億人(公用語のみ)!翻訳家からその言語を話す日本在住者まで、メッセージに共感したインターナショナルな人々が参加した。「ステファン」の制作を手がけるのはCMプロデューサーで映像作家の内藤まろ氏と世界でも珍しいブリキ人形の造形人、すずきゆきひろ氏。監督、脚本、声はすべて内藤まろ氏が担当。すずき氏は造形と美術のほとんどを担当している。

人の手の温もりを感じさせてくれるコマ撮りアニメ。「この星を出る前に、私たちに出来ることはありませんか?」というメッセージを投げかけるステファンと、ちょっと地球について考えてみよう。

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10カ国語全部並べてみた。



2008年07月07日

STUDIO4℃、プロダクションI.G、マッドハウスらが描く「バットマン」

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夜空にバットマークが現れればやってくるスーパーヒーロー”バットマン”がジャパニメーションで登場。アメコミ、アニメーション、ティム・バートンの手がける映画シリーズでエンターテインメント作品として絶大な人気を得るバットマン。2006年のクリストファー・ノーラン監督による「バットマン・ビギンズ」からシリアスな作風で新たなチャプターに突入している。

あれから2年。続編となる「ダークナイト」公開にあたり、「バットマン・ビギンズ」から「ダークナイト」に至るまでの物語がアニメーションで登場。ハリウッドと日本のアニメーションスタジオがタッグを組み、「バットマン ゴッサムナイトスペシャル・エディション」として7月23日(水)にDVDとBlue-lay(ブルーレイ)で日本リリースされる。

■ハリウッドのクリエイター×ジャパニメーション
「バットマン ゴッサムナイト」で脚本を手がけたのはハリウッドのクリエイターたち。バッドマン・ビギンズの脚本家David S.Goyer(デビッド・S・ゴイヤー)や「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でアカデミー賞を受賞したJosh Olson(ジョシュ・オルソン)、アメコミ作家のGreg Rucka(グレッグ・ルッカ)など。

彼らのビジョンを映像化したのはアメリカでも知名度の高い日本のアニメ制作会社、「STUDIO4℃」、「プロダクションI.G」、「マッドハウス」。西見祥示郎氏(「鉄コン筋クリート」キャラクターデザイン、総作画監督)、青木康浩氏(「アニマトリックス」、「スチームボーイ」原画)他6名の監督が、ハイクオリティ・アニメーションで創り上げた。「バットマン」らしいスケールの大きなアクション・シーンにジャパニメーションの繊細さが加わり、見応えのある作品となっている。

バットマンが"ダークナイト"へと変貌を遂げる過程や苦悩を、より深く分かることができる「バットマン ゴッサムナイト」は、いわばバットマン版「アニマトリックス」。「ダークナイト」公開までにぜひチェックしてみよう。「ダークナイト」の日本公開は2008年8月9日より。新しいバットマンにもうすぐ会える!

■DVD「バットマン ゴッサムナイト スペシャル・エディション」 
発売日:2008年7月23日(水)
商品番号:DLW-Y22142
価格:3,980円(税込)
収録分数:本編:76分 映像特典:Disc1-15分 Disc2-161分
販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
収録話:
1. 「俺たちのスゴい話」 制作: STUDIO4℃ 監督: 西見 祥示郎
2. 「クロスファイア」 制作: プロダクション I.G 監督: 東出 太
3. 「フィールドテスト」 制作: プロダクション I.G 監督: モリヲカヒロシ
4. 「闇の中で」 制作: マッドハウス、監督: 青木 康浩
5. 「克服できない痛み」 制作: STUDIO4℃ 監督: 窪岡 俊之
6. 「デッドショット」 制作: マッドハウス

"アウトサイダー"なアートとは?黒川知希初個展

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渋谷のギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND(ナンヅカアンダーグラウンド)」にて、イラストレーター黒川知希氏のデビュー個展「ユース」が開催中。この個展のために約1年間の準備期間を経て製作された、約3m×2.5mの大作を含む計約10点のペインティングと立体作品が展示されている。

黒川氏はこれまで専門的な美術教育を一切受けず、「図書館と美術館における自習」で独自の表現を身に付けてきた異例の経歴を持つアーティスト。基礎画法であるデッサンによらないので、工業デザインの設計図を連想させるような独自の線画が特徴。黒川氏は独学ということから自らを「アウトサイダー」と名乗っている。では、近頃良く聞く"アウトサイダー・アート"というキーワードは何か?美大など正規の美術教育を受けず、美術界にも所属しないアーティストの作品を指す言葉である。ドキュメンタリー映画「非現実の王国でヘンリー・ダーガーの謎」が話題になったヘンリー・ダーガーなど、一般にも知られるようになってきた。

"アウトサイダー"とは西洋美術の枠からはみ出しているということであり、アートを枠にはめること自体が不自然ではある。実際黒川氏の作品を見れば、逆に類い稀なるセンスが生まれたということがわかるハズ。開催は7月27日(日)まで。

■黒川知希 個展 「ユース」
日程:2008年06月28日(土) ~07月27日(日)
休館日:月、火曜日
時間:13:00~20:00
入場料:無料
会場:NANZUKA UNDERGROUND
東京都渋谷区渋谷2-17-3渋谷アイビスビルB1F TEL 03-3400-0075

2008年07月08日

「DOTMOV FESTIVAL」2008年作品募集開始

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DOTMOV FESTIVAL上映作品より 「SHATTER」 dir: Kouhei Nakama (中間 耕平) 

オンラインマガジン「SHIFT」では2つのコンペを開催中!一つはデジタル・フィルム・フェスティバル「DOTMOV FESTIVAL 2008」。アニメーション、デザイン、ミュージッククリップなどのデジタル映像作品を募集している。ゲスト審査員に迎えるのはデザイナーズ・リパブリックやモーション・セオリーら、世界の第一線で活躍するクリエイターたち。選ばれた作品は2008年11月より札幌、仙台、静岡、東京、大阪、京都、福岡、サンパウロにて上映予定のほか、SHIFTウェブサイト上にて選出された全作品を公開する。昨年は世界34カ国から297作品が集まった。モーション・グラフィックス、CGなど、クリエイティブな映像作品よ集まれ!

もう一つは2003年から開催されている「SHIFTカレンダー・コンペティション」。選ばれた作品はカレンダーとなり、世界中へディストリビュートされる。また、採用された作品は、「PRINT'EM」ウェブサイトで1年間作品の展示と販売を行う。こちらの応募締切は2008年9月10日(当日必着)。応募の詳細については公式サイトまで。

DOTMOV FESTIVAL 2008
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応募締切:2008年9月20日(月)必着
応募資格:国内外、プロ・アマなど一切不問。
応募作品:デジタル技術、機材を使用したアニメーション、デザイン、ミュージッククリップなどの映像作品。何点でも応募OK。
作品形式:ビデオテープ(VHS/S-VHS)、mini DV (NTSC)、DVD(ビデオフォーマット)。詳細は 公式サイト参照
応募方法:専用応募用紙に必要事項を記入の上、作品を下記住所まで郵送。詳細は公式サイト内応募詳細にて
応募先:〒064-0806 北海道札幌市中央区南6西11 第2さっしんビル3F SHIFT MAGAZINE宛 TEL:011-206-4567
発表:事務局及びゲストクリエイターにより優秀作品を選出。選考された場合はEメールで連絡。
問合せ:staff@shift.jp.org

横浜を駆け巡る映像の祭典「ヨコハマEIZONE」

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(c)BIO ILLUSION s.r.o. Licensed by AT ARMZ INC.
今年で3回目を迎える、「ヨコハマEIZONE」。映像作品の展示やワークショップの開催とともに、国内トップクラスの業界関係者が集まる。昨年は100を超えるクリエイター・企業らが参加した。CG・フラッシュ・インタラクティブなどの分野で、世界的に活躍しているクリエイターたちの作品が集結し、最新映像が体験できるブースや、参加クリエイター達によるトーク、プレゼンテーション、シンポジウム、ワークシ ョップなど映像の「博覧会」を繰り広げる。

今年の会場も、横浜赤レンガ倉庫を中心としたオシャレな横浜ベイエリア。 メイン会場の横浜赤レンガ倉庫1号館の「EIZONEショーケース」には新進クリエイター・アーティスト・プロダクションや企業が集結!映像、デジタルアートのほか、大学や広告業界が取り組んでいる新たな映像表現を展示・上映する。東京オンリーピック連盟、デビルロボッツ、明和電機、アットアームズらおなじみのクリエイターらが参加。
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(c)Yamamura Animation
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「around」加藤隆
メイン会場の他には東京藝術大学大学院映像研究科の馬車道校舎と新港校舎、多くのクリエイター・アーティスト、創造企業が集う拠点「ZAIM」「創造空間万国橋SOKO」、過去のCMや番組がいつでも見られる「放送ライブラリー」などで開催される。

夏のレジャーの季節、小さな子供から大人まで楽しめる映像のイベント。横浜散歩がてら楽しんでみては?  

■ヨコハマEIZONE エイゾーン2008
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主催: ヨコハマEIZONE 実行委員会
日程:2008年7月24日(木)~29日(火)
時間:11:00~20:00 ※会場によって異なる
入場料:無料
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1-1-1)、 東京藝術大学大学院映像研究科 馬車道校舎(横浜市中区本町4-44)・新港校舎(横浜市中区新港 2-5-1)、ZAIM (横浜市中区日本大通34)、創造空間万国橋SOKO(横浜市中区海岸通4-24 )、放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター内)
【出展団体】
<エンタテインメント・デジタルアート・テクノロジー>
アニ*クリ15/アットアームズ/アドビ システムズ/ジョイントワークス/ ショートショートフィルムフェスティバル/ディー・エル・イー/デジタル・メディア・ラボ/ デジタルハリウッド横浜校/デビルロボッツ/ドークポット東京/日本オンラインゲーム協会GPコアエッジ/ ファンワークス 東京オンリーピック連盟/明和電機/Animations/ASIAGRAPH/CG-ARTS 協会/Dance and Media Japan/DIRECTIONS/I. TOON /Na のアートプロジェクト/ NHKデジタル・スタジアム/NTTコムウェア NHKアート/STICKAM/ほか
<アドバタイジング>
葵デジタルクリエーション/パズル/ライゾマティクス/projector/TYO Interactive Design/ほか <キャンパス>
女子美術大学/多摩美術大学/東京工芸大学/東京大学/武蔵野美術大学/IAMAS/ほか

ディレクションすべてがおもしろい/Elecrotnikが作るディープな映像世界

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中根浩&中根さや香(Elecrotnik)。おもちゃ箱をひっくり返したようなお二人の仕事場。そんなファンタジックな館を守るのは、不思議なヘアカットのワンコ(黒のプードル)。浩さん曰く「プードルと言えば変態カット」
グラフィカルなものや、ストーリー性あるMVなど、作品によって様々な手法を持ち、特にその独特の世界観は、まるでサーカスを見ているような錯覚を覚えるElecrotnik(エレクロトニック)の作品たち。そんなユニークな作品を生み出すお二人に、制作のこだわりを聞いた。

■Elecrotnik誕生のきっかけは「週刊プロレス」

―― まず、映像を作り始めたきっかけを教えて下さい。
さや香:大学では油絵をやっていて作家になりたいなって思ってたんですけど…なんで映像になってしまったんだろ?!(笑)。でも小さい頃からマイケル・ジャクソンの「スリラー」とか映像が好きで、それがずーっと続いてってことでじゃないですかね。もともとCGから入ったんですよ私。グラフィックの会社に入ったんですけど、やっぱり映像に行きたいな、って思ってCGを始めたんです。当時、映像やるなら自分で作らなきゃだめだと思ってたので。浩くんもグラフィックを長いことやってて…。

浩:映像がほかの表現より優れているとこって“時間軸”があること。それって音楽に近い。盛り込める要素が一杯あって、ものすごく高度でおもしろい表現だと思ったんですよ。一つの作品で、音付けたり、話も作れるじゃないですか。音楽好きなんで、音楽に近いものをやりたいというのもあって。

さや香:それはすごいあるよね。

浩:アニメーションもあれば実写の表現もあって、絵画を使った表現もできたり、ものすごく広い世界。そこが一生やっても飽きないだろうと思ったんですよね。やればやるだけ、やりたいこと増えていく。

―― 始めは別々にやられてて…一緒にやりはじめたきっかけは何だったんですか?
浩:僕がビデオやってる時に、さや香もアイデアとか出してくれて、一緒に作ったのがおもしろかったんですよ。で、それからちょこちょこ僕の名義でやってたんですけど、一緒にやっていこうということでELECROTNIKになりました。

さや香:やっぱ仲良くなってるのって、好きなもの、おもしろいものが同じっていうのがありますね。

浩:さや香の机の上に「週刊プロレス」が置いてあって、僕も週プロ愛読者だったんで、「この週プロ誰の」って聞いたら、彼女ので。それで仲良くなったんです。

――  週プロですか~!
浩:僕が「この週プロ誰の?」って聞かなかったら、何も始まらなかったですね(笑)。

■「プロレスなめんなよ」レスラーから学ぶ演出
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SEAMO「Fly Away」ミュージックビデオより (c)BMG JAPAN
SEAMOが善玉レスラーのマネージャーという設定で、プロレスの試合と音楽をからめたストーリー仕立てのMV。実際のプロレスラーが登場し、プロレスマニアを唸らせる試合が繰り広げられる。
――SEAMO「Fly Away」のMVは、プロレスものでしたね。
(ビデオ見ながらの解説スタート!)
浩:このビデオ撮った後、新日の田口隆祐がJr.でチャンピオンになったんですよ。

さや香:リングに続く花道へ裏側から入場していくシーンとか、作ってて泣きそうになった!

浩:レスラーと喋りたくて。必要以上に寄って行ったりして困惑されたり(笑)。

さや香:意味なくリング内入ったりとか(笑)。 楽しかった~。

浩:これ、獣神サンダー・ライガーの黒バージョン。赤じゃないところがこだわりです!邪道も、CTUってグループにいたんだけど、CTUはこの後で解散したから…

さや香:もう見れないんだよね。

浩:CTUのメンバーとして2人でいるビデオはこれが最後! 獣神サンダー・ライガーの、雪崩式フランケンシュタイナーをこの角度から撮ったのもこのビデオしかない! あり得ない角度から、プロレスをかっこ良く映すっていうのが、このMVのテーマだったんです。

―― (笑)
浩:レスラーの方々は時間に対する感覚がするどい。試合の組み立てとか全部そうだから。

さや香:「このカット何秒ぐらいですか?」「次カットまで10秒あります」「じゃあこういうのできますよ」みたいに言ってくれるんだよね。ほんと楽しかったです。

―― SEAMOはマネージャー役なんですか?
さや香:そうそうベビーフェイスの。

浩:ここ(タイガーマスクがコーナーのロープの上から、リング外の黒い獣神サンダー・ライガーに飛ぶシーン)を撮るために、このビデオそもそも作ったの。曲名が「Fly Away」だから。その後続くのが「クロスフェースオブJADO」。

さや香:一番嬉しかったのは、ネット見てたらプロレスファンが最近の新日の試合よりもおもしろかった、って書いてくれたこと。

浩:「プロレスなんて色物に使われるビデオが多いのに、あのビデオ撮った監督のプロレス愛にリスペクト」って書いてあった。

―― お~~~!(笑)
浩:ちなみに、最後にはいってるゴング俺が叩いた。

さや香:(笑)邪道選手ってプロレスちょー好きな人で…;
(プロレス話が続くため、割愛させていただきます)

■ビデオコンテで、やりたいことをとにかく明確に!

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RIZE「Live or Die」は、これまでのRIZEにはない爽快でポップな曲。気持ち良い軽快感を、グラフィックで見事に表現している
―― MV作る時は、どう組み立てていきますか?
さや香:まず曲を何回も聞いて思いついたことを話して。世界観が初めに出てくることもあるし、この音だったらこの動きがかっこよさそうだって時もあるし、色とかの時もあるし。

浩:曲のどこが強いかだよね。歌詞が強いんだったらストーリー性持ってくるし。音のブレイクの部分がかっこよかったら、タイミングをかっこ良く見せるグラフィックのアプローチとか。

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Micro「4Seasons」 ダンス、衣装、セットなど様々な要素が絡み合い、摩訶不思議な世界観が完成している。カメラワークにも注目
―― Micro「4Seasons」はどのように出来たんですか?
浩:この時は商品のSAHARAを見せないといけないので、商品とこの曲とをつなげるためのストーリーを考えることから始めました。

さや香:曲的には夏っぽいから、夏のイメージ、とか水とか入れようと。

―― 衣装やセットなどは?
浩:衣装デザインの人とがっちりと方向性とか話してデザインしてもらってます。

さや香:衣装は辻中純一郎さんという方に頼みました。はじめてだったんですが彼の世界観が合ってたので絶対一緒にやりたいなと思って。

―― 振り付けは?
さや香:振り付け師の方に、「ボーギングが始まった頃ぐらいのボーギング」ってイメージを伝えて。振り付けは、「珍しいキノコ舞踏団」の伊藤千枝さんって方なんです。

―― 出演者多いですし、撮影は大変だったんじゃないですか?
浩:外のロケ2日とスタジオのロケ1日です。カット割りは全部カメラワーク付きのビデオコンテで準備します。

さや香:撮影の時までに、Vコン作っていって、現場ではそれに沿って撮っていく感じ。

浩:演者も、カメラがどういうふうに動いて、とか具体的に見せると一番わかりやすいみたい。

―― 現場のノリで変えたりとかは?
さや香:ほとんどないです。バンドとかでグルーブ感出た方がいい場合とかは、長めに撮ったりしますけど。私達は生で(現場で)動かすのが好きだから、吊りもんがひっくりかえったりハプニングが起こるわけです。そうするとすごい時間かかる。それもあって、Vコンがあると助かる。クレーンとかの特機も、次どう動くかわりやすいから準備できますよね。時間かかる中でも最小限にできる。 これがあるとベースが上がるというか…そっからの話になるから。

浩:より想像しているカメラワークに近づける事ができるので。

―― 「4seasons」ではどうですか?
浩:「4seasons」の特機の谷口さんはほんとすっごいうまい人。

さや香:例えば、クレーンで真上にひくカットあるじゃないですか。普通に真上にひくとき斜めになっちゃう。

浩:ほんとだったら上からカメラを吊らないといけないんだけど、「時間が足らないからどうしたらいい?」って聞いたら、クレーンでこうやってみようって言ってくれて、やったらできたんですよ。

さや香:何気ないカットに、かなり高度なテクニック(笑)。みんな映像好きでやってるわけだから、「かっこいいんじゃないか」って思ってくれたら、それに向かって一生懸命頑張れる。

■「絶対自分が思ってるものを作る」クオリティの管理者として

―― それは本当にいい現場ですね! 撮影は非圧縮でされてると伺いましたが?
浩:テープに取り込むということは圧縮がかかる。いろんないらないものがついて劣化していく。後で、色合わせて質感も変えたりどんどん加工して行く中で、よりきれいな元素材が欲しい。なので、カメラがテープに行く前の情報を録画しちゃうんですよ、Mac Proを現場に持って行って。(注:HDカメラから、ダイレクトにHD SDI信号でMac Proに取り込む)

さや香:グリーンバックの編集もすごく楽です。

浩:エッジがきれいに抜ける。HIFANA「hifana.com」の時から始めたんですけど、金魚のしっぽが半透明だから、あれテープ収録するときれいにぬけないんですよね。で、どうしようって考えてた時に、ライトニングの佐藤さんにこのシステムでやったらできるって聞いて。やったら抜けたんですよね。クロマキーでやる時使えるな、ってやり始めたんですけど、どうやら色の周りもいいって分かって。だからMac Pro持って行けるとこは全部それで撮影してます。

―― 機材周りとかの情報収集はどうしてますか?
浩:現場で教えてもらったりとか。「こういうのやりたいんですけど」って。編集のことはエディターさんに。カメラ周りのことはVEさんとかカメラマンに聞いたりとか。基本、聞きまくってる。

さや香:こう撮りたいんですけど、って相談すると、じゃああれ使えばいいんじゃないですか。って教えてくれる。

浩:何がないからこの表現ができないってことにしたくない。ものづくりでは、作ることが一番大事なこと。その作れない状況を排除していくためには、ある程度知識や技術が必要で、それがあると、最低俺たち2人だけでも作れる。その自信があれば、いつも余裕持って色んなことできるんです。

さや香:やりたいことをやろうとしているだけ。

浩:やりたくないって言われたときに、「いいよ自分でやるからいいよ」って言える(笑)。それは良くないんですけど。でも「絶対自分が思ってるものを作る」っていう一番大事なこと。一つのパートだけやろうとは思わない。

さや香:どのパートもおもしろいから、いろんなおもしろいものに関わらないのは、もったいない(笑)。

■コブラ笛で宇宙と対話?/独創的すぎる遊び

―― 相撲のカレンダーがあったり…ほんといろんなものにご興味があるんですね。
浩:コブラ笛を今、改造しようとしてるんですよ。コブラ笛って竹のリードなんですよ。ずーと循環呼吸みたいにして、えんえんと吹くのってけっこうハード。だから、プラスチックのリードに差替えて作ろうかと思って。

―― 一体何をたくらんでるんですか?(笑)
さや香:良く作ってるよね、笛好きで。元々サックスやってたからだと思うんだけど。中国の笛長さが違うやつうわーっと持ってたりとか、あと、「シャハナイ」、インドのチャルメラ。

浩:タブラと一緒に演奏する楽器なんだけど…

さや香:難しいんですよ。ほんと筒みたいなのに、オーボエみたいなダブルリードがざっくりささってる。

浩:インドではシャハナイ用のリードが売ってて、普通に日本でも買えるんですけどあんまり状態が良くなくて。だから、似たような楽器のリード一杯集めて、差替えてピッチがすごい似てるやつを探したら、オーボエのやつが一番近かったんですよ。オーボエのやつってちょっと長いから、70%ぐらいの長さに切っちゃうんですよ。そうすると鳴りも良くて、すごいなんちゅうか「インド人もびっくり!」のリードができるんですよ(笑)。

―― なるほど~。音楽はどういうのがお好きなんですか?
さや香:Pファンクがもうずっと大好きで、あとプログレとか。まあなんでも好きですけど。

浩:プログレっぽいジャズとか好きですね。ローランド・カークとか。

―― お二人でバンド組んだりしたことあるんですか?
さや香:ないです(笑)。

浩:個人練習とかしてる、スタジオで。バンドでとると高いんですけど、3人までだと半額ぐらいで借りれるんですよ。お互い違う曲ひきまくって帰ったりとか(笑)。

さや香:私は今ドラムを練習しているんですけど。ギターとかベースとか。昔はトランペットとかですかね。

浩:笛も吹くし、ギターとかベースとか借りれるし。マイクでもいいんです。でっかい音出したいだけ(笑)。ガンガンたたいて、それに合わせてドラム叩いて。「ガチャガチャガチャ」「は~」とか言って、それだけですんじゃうんですよ。あと、ディレイがあればなんでもおもしろいです。ダブとかのエフェクター「アナログディレイ」。エコーをはやくしたりおそくしたりして、それだけでリズム作れるから、気持ち良い。

―― その光景を見てみたいですね・・・。 最近お休みは何してるんですか?
さや香:映画見たり、普通です。

―― 最近のイチオシはなんですか?
浩:イチオシはね、昨日見たDVD。これいいっすよ。

さや香:「ショーン・オブ・ザ・デッド」!「HOT FUZZ ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-」はまだ見てないんですよね。みたーい。(「ショーン・オブ・ザ・デッド」のエドガー・ライト監督の最新作「HOT FUZZ ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-」こちらの記事もチェック!)

浩:これ作ったライト監督は性格がいいと思うんですよね。

さや香:そう品がいいというか。

浩:人柄が出てて、見てると幸せな気分になる。あと「ランボー 最後の戦場」かな。今回はほのかな恋があって(笑)。

さや香:映画館で、途中から浩くんリアルランボーで(笑)。ぐるってひっくり返って、下に入って、這いずりまわって、途中からランボーごっこに変わってました。

浩:友達の背後に回って首しめたりとか…戦いでした。

さや香:あと、「ダーティ・シェイム」も良かった。

浩:ヘル・ボーイ」も良かったよ 。

2人の仕事場にお邪魔してお話を伺いました。その間、仕事場の雰囲気や2人の話す独創的な内容で、軽いトリップ感を味わいました。そう、これぞElecrotnikの作る映像世界! プロレスや舞踏、相撲、笛etc―― 2人の様々な好きなもの確かに凝縮されて映像ができているのだと実感しました。今度はどんな世界にトリップさせてくれるのか…楽しみにしています!

5 つの質問 一問一答
Question 1: 一番影響を受けたものを教えてください
さや香:ジャッキー・チェン
浩:カール・ゴッチ
Question 2: この職に就いたきっかけは?
さや香:映像が好き
浩:なりゆき
Question 3: 一番好きな映画は何ですか?
さや香:バチ当たり修道院の最期(ペドロ・アルモドバル監督)
浩:2001年宇宙の旅
Question 4: 作業場のまわりに必ず置いているものベスト3は?
さや香:鉛筆、タブレット、音楽
浩:アイアングリッパー、バナナ、週プロ
Question5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
さや香:映画
浩:ひまわりの芽の育ち具合を見る
■プロフィール
Elecrotnik
中根浩と中根さや香による映像ユニット。実写構成、モーショングラフィックス、アニメなどさまざまな手法をを必然のある形でアウトプットしていくスタイルを好んでいる。
櫻田千枝子(SAKURA堂)/取材&文
CGWORLD編集部を経て現フリー。自分好みの素敵オモロ映像を日々探索。好きなものは、南の島、代々木公園、のんのんばあ、フォルティ・タワーズなど。

2008年07月09日

NYに行きたいか~!タイムズ・スクエア上映アニメ募集

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みんな、ニューヨークに行きたいか~!米国発のオンライン・アニメコミュニティ「My Toons.com(マイトゥーンズ)」。このたび、HD対応を記念してAdobe社とコラボレーションし、アニメ・コンテスト「Get With The Times」を開催。NYのタイムズ・スクエアの巨大ビルボードで流れるオリジナルのHDアニメーションを世界から募集している。

応募された作品はマイトゥーンズにて公開。毎週ユーザーの投票を募り、その週の勝者を決定。グランプリはウィークリーの勝者から選ばれる。グランプリ作品は10月20日から26日まで1週間、NYのタイムズ・スクエアで放映され、受賞者にはタイムズ・スクエアで流れる自分の作品を見るNY旅行をペアでプレゼント!往復旅行券、2日間の宿泊費、タイムズ・スクエアが見えるレストランのディナー付き。ちなみにAdobe's Creative Suite 3(マスターコレクション)もつけちゃう大判振る舞い!

応募締切は2008年9月4日(木)。応募の詳細については公式サイトまで。独創性と創造性に満ちたアニメ作品を求む!

「Get With The Times」
応募締切:2008年9月4日(木)
応募資格:13歳以上。
応募作品:テーマは自由。オリジナルアニメーション作品。
尺:15秒から3分まで
作品形式:容量は2GBまで。解像度1280 x 720以上。詳細は 公式サイト参照
応募方法:マイトゥーンズに会員登録後、ファイルをアップロード。詳細はマイトゥーンズ内応募詳細にて
発表:9月12日(金)にグランプリを発表する
問合せ:質問フォームより

目で聞いて、音で見る「TENORI-ON」は、やはりおもろいぞ!

TENORI-ON function
256のLEDボタンで描く全く新しいインタフェィスを持った楽器「TENORI-ON」(テノリオン)」が発表された。メディア各紙でにぎやかに報道された。実機も楽器店に並び手に取った人も多いだろう。テノリオンは、岩井俊雄氏とヤマハとのコラボレーションで開発されたものだ。昨年9月から英国でテスト販売を行い、多くのミュージシャンの支持を集めた。国内でも5月からネット直販が開始されている。

ビョーク、クラフトワークなどなど次々にこぞって買い求めたとことはすでにお伝えしているが、今一度。テノリオンとは一体どんな楽器なのか?メディア・アーティストの岩井俊雄氏のコンセプトのもとアートと音楽をダイレクトにつなげる全く新しいタイプの楽器だ。気になるインターフェイスは20センチマグネシウム合金四方のボディに縦横16×16のグリッド状に256個のLEDが配置されている。このLEDがサウンドデザインの要。入力スイッチの役割を果たし、指で押したり滑らせたりすることによって演奏や作曲を行う。ボタンは垂直方向で音階を、水平方向で音階の演奏順を指定できる。

通常はこのスコアモードで作曲を行うが、その他にもバウンスモード、ランダムモード、プッシュモード、ソロモード、ドローモードと6種類の演奏方法が用意され、最大16レイヤー重ねることができる。楽器が弾けない人でも視覚的に簡単に音楽を演奏することが出来る。しかし操作方法などを理解しなければ複数の演奏方法を駆使することは難しい。音源には、253の音色を持つAWM2音源を使用しており、SDカードスロットを使ってサンプリングしたオリジナルの音を追加することもできる。もちろんMIDI機器やMacとの連携も可能だ。電源はACの他単三形乾電池6本を使用し、本体重量は約700グラムで持ち運び自由もうれしいところ。

実はTENORI-ONが商品化されるのは2回目である。かつてBANDAIが発売していた小型ゲーム機WanderSwanにも同様なソフトが存在する。スケール感や音色など違うが、そのコンセプトが一つの楽器として世に放たれたことは喜ばしいことだ。LEDのシーケンスパターンが面白く、またLEDが両面に反映されているため、演奏の様子を見ていてもビジュアル的に面白い。まさしく音を見て、絵で奏でる新しい世代の楽器と言える。タッチペンなどフィジカルなインターフェイスの時代になったことを予感させる新時代の楽器だと言えよう。

■関連リンク
TENORI-ON 公式ページ
myspace

2008年07月10日

華麗に復活!夕張名物ファンタ系映画ワークショップ

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講師の西村氏が初監督した映画「東京残酷警察」 dir: 西村喜廣

2008年、市民が運営を引き継ぐ形で復活した「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」(以下ゆうばり映画祭)。夏の夕張で開催されてきた名物イベント「シネマワークショップ」が戻ってくる。第一線で活躍するプロのクリエイターと共にみっちり3日間夕張の合宿所泊り込み、ファンタ系映画の極意が学べる強化合宿だ。

そもそも「ファンタ系」とは、“ファンタスティック映画”つまりファンタジー、SF、ホラー、アクション等のこだわりのあるジャンル映画の総称。ゆうばり映画祭の他にも、世界中にこういったジャンル映画を専門に取り上げる「ファンタスティック映画祭」は多く存在している。韓国のプチョン映画祭、フランスのジェラルメ映画祭などはゆうばり映画祭の姉妹映画祭でもある。

今夏、とんでもないワークショップで夕張が燃える!
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「東京残酷警察」dir: 西村喜廣
さて!肝心の合宿では、特撮及び特殊効果など、実習を中心にみっちりとファンタ系分野の撮影法を伝授。特殊造形、メイク、爆破実習など、情け容赦ない合宿プログラムが待ち受けている。講師に迎えるのは「片腕マシンガール」(井口昇監督)などで造形、特技監督・残酷効果を担当する気鋭のクリエイター・西村喜廣氏。氏がこれまでに作り上げてきた阿鼻叫喚のシーンの数々を伝授するほか、監督作品「東京残酷警察」のプレミア上映も行う。宿泊は学校を改装して宿泊施設にした「ファミリースクールひまわり」にて。10人1部屋の相部屋で、体育会系な夜を過ごしてもらうぞ!

過酷な昼訓練の後は、夜のレクリエーションへ突入!BBQや夕張の町をめぐるオリエンテーション等、思い出盛りだくさんの夏が過ごせるだろう。東京発着の航空券付きのツアーもある。これまで深作欣ニ、長谷川和彦、若松孝ニ、相米慎二、黒沢清など日本映画界のリビング・レジェンド達を講師に迎えて開催された伝説のワークショップ。ファンタ系映画の制作を目指すクリエイターはぜひ行ってみるべし!

■「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・真夏のワークショップ 」
※日程と内容が変更になりました。
日程:2008年8月29日(金)~31日(日)
時間:10:00~21:00(日曜は18:00まで)
受講料: 40,267円 予定(宿泊費、食費、交流会会費、旅行保険込み)
募集定員:30名 ※先着順
募集締切:2008年8月22日(金)。
会場:ファミリースクールひまわり
〒068-0414 北海道夕張市鹿の谷山手町18

日豪の写真とビデオで探る、写真の過去~未来とは?

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古橋悌二 《LOVERS―永遠の恋人たち》 ヴィデオ・インスタレーション 1994 (c) ARTLAB, Canon Inc. 協力:せんだいメディアテーク、ダムタイプオフィス
7月19日(土)より、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される「トレース・エレメンツ~日豪の写真メディアにおける精神と記憶」。日本とオーストラリアの10名のアーティストと2名のキュレーターによる、白黒写真からヴィデオ・インスタレーションまで、様々なメディアで写真メディアが及ぼす影響を探るエキシビジョンだ。

会場では世界で活躍するアーティスト集団ダムタイプの中心的存在だった古橋悌二の伝説的ソロワーク「LOVERS」を展示。その他、日本のサブカルチャーにも造詣の深いフィリップ・ブロフィのミュージックビデオを題材にした代表作「蒸発した音楽」、メルボルンを拠点に活躍するジェーン・バートンの白黒写真のシリーズ、19世紀に撮影されたアボリジニの人々の写真をもとにした、ジェネヴィーヴ・グリーヴスによるインスタレーション「昔の人を撮る」等、写真メディアの新たな表現を開拓する作品を紹介する。

■古屋誠一、松井智惠、高谷史郎らによるトークイベントも
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アレックス・デイヴィス 《ディスロケーション(脱臼)》 (Experimentaでの展示風景) インタラクティヴ・4チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション 2005 courtesy: Experimenta Media Arts
他、シンポジウム「パート・パスト・パート・プレゼント・パート・フィクションートレース・エレメンツ」(7月19日(土)14:00~17:00)や古屋誠一、松井智惠らアーティストや高谷史郎が参加するアーティスト&キュレーターによるリレー・トーク(7月20日(日)14:00~16:00)などイベントも多く開催。閉館1時間前以降の入場で入場料が半額になるほか、開館9周年を記念して、2008年9月9日(火)は入場料が一人一律100円になる大サービスも!

タイトルの「トレース・エレメンツ」には、「痕跡の要素」と、生物学の「微量元素」(体内に保持されている微量ながらも生命活動に不可欠な元素)の二つの意味がある。かつては記憶や時間を記録、証明するメディアとして機能してきた写真が、書き換え可能になった現代ではどのような役割を果たすのか?考えさせられるとともに、美術品として優れた作品が多数集められた見ごたえのあるエキシビジョン。気軽に出かけてみよう。

■「トレース・エレメンツ--日豪の写真メディアにおける精神と記憶」
主催:財団法人東京オペラシティ文化財団
日程:2008年7月19日(土)~10月13日(月・祝)
時間:11:00~19:00(金・土は11:00~20:00、最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月3日[日](全館休館日)
入場料:一般1,000円、大学・高校生 800円、中学・小学生 600円 ※同時開催「特別展示 麻田浩」展(4F)、「project N34 近藤恵介」展(4Fコリドール)の入場料を含む
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3F ギャラリー1・2)
〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
問合せ:東京オペラシティアートギャラリー 03-5353-0756
参加アーティスト:古橋悌二、古屋誠一、松井智惠、志賀理恵子、田口和奈、フィリップ・ブロフィ、ジェーン・バートン、アレックス・デイヴィス、ジェネヴィーヴ・グリーヴス、ソフィー・カーン

2008年07月11日

アジアのCG大集合「ASIAGRAPH 2008 in Tokyo」

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アジア地域で活躍するCG分野の研究者とクリエイターが集まり、アジアにおけるデジタルコンテンツの発展を目指す国際的CGイベントASIAGRAPH(アジアグラフ)JAPAN国際コンテンツフェスティバルの1つとして開催されるこのイベントは、アジア独自のCG産業の未来を語り合う「国際シンポジウム」、トップアニメーターが丸一日かけてアニメーションの制作指導を行う「アニメーションマスタークラス」など様々なイベントが開催予定。すぐれたCG作品を募集し、入選作を展示する「 CGアートギャラリー」の 2008年の作品募集がスタートした。募集は下記の4部門。

 ・第一部門 ASIAGRAPH CGアート作品公募部門
 ・第二部門 ASIAGRAPH 動画(アニメーション)作品公募部門
 ・第三部門 ASEAN+3 学生(25歳以下)アニメーション作品公募部門
 ・第四部門 ASEAN+3 こどもCGコンテスト部門

ASIAGRAPHの作品公募部門で望まれるのは、「アジア独自のCG表現」。ただしモチーフやテーマが「アジア的」なものを指しているのではなく、「独創的」で「視覚的な美しさ」を持つものを評価する。昨年の受賞者がこちらでチェックできるが、こどもによるCG作品もかなりの腕前。アジアの未来は明るい!締切は8月29日まで。
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ASIAGRAPH2007 第一部門最優秀作品「西遊記」 作:石川日向
「ASIAGRAPH(アジアグラフ) ASEAN+3 CGアートギャラリー」
応募期間:2008年8月29日必着
応募資格:ASEAN+3(日中韓)出身、またはアジア地域で出生、通学、もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ問わず。部門によって出身地や年齢などに制限あり。
応募作品:第一部門:映像作品以外のCGアート作品。第二部門:1作品10分程度を上限としたCGアニメーション作品。第三部門:学生(25歳以下)によるアニメーション作品。第四部門:中学生以下のこどもによるオリジナルのCG作品。
作品形式:詳細は 公式サイト参照
応募方法:詳細は公式サイト内応募詳細にて
各賞:入賞作品は 「ASIAGRAPH CGアートギャラリー」にて展示
発表:9月上旬、公式サイトにて入選作品を発表。
問合せ:財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ) E-mail:info@asiagraph.jp

アートから見るドイツと日本「アート・スコープ」

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エヴァ・テッペ 「The World is Everything that is the Case」 2003年 ビデオ/2分23秒/音響:ウルフ・ラングハインリッヒ [ビデオ静止画 提供:エヴァ・テッペ]

遠くて近い国、日本とドイツ。2国間で互いに現代美術のアーティストを派遣・招聘し、交流を図る文化・芸術支援活動がダイムラー・ファウンデーション・イン・ジャパンの行う「アート・スコープ」だ。2003年より原美術館がパートナーを務めており、毎年すぐれたアーティストが互いに送られ、アート作品を製作する「エクスチェンジ・プログラム」を行っている。

ただいま原美術館で行われている『「アート・スコープ2007/2008」─存在を見つめて』は、2007/2008年度のエクスチェンジプログラムの成果を踏まえたエキシビジョン。日本からベルリンに送られた加藤泉と照屋勇賢、ドイツから東京に送られたエヴァ・テッペとアスカン・ピンカーネルの作品を展示している。

4人のアーティストはそれぞれ、絵画・彫刻(加藤泉)、インスタレーション(照屋勇賢)、ヴィデオ(エヴァ・テッペ)、ドローイング(アスカン・ピンカーネル)と、異なるスタイルを持つ。映像メディアを通して私たちの知覚や認識の本質に迫ろうとするエヴァ・テッペ、どこか胎児を思わせる人物像をモチーフにした絵画と彫刻を制作する加藤泉、既製品をふくむ多彩な素材によるインスタレーションを行う照屋勇賢、繊細で緻密なドローイングを描くアスカン・ピンカーネル。表現形式や個性はそれぞれ異なる4人の作品から、美術作品を作るということ、そして鑑賞するという経験が秘めるさまざまな可能性に思いを馳せてみよう。

■「アート・スコープ2007/2008」─存在を見つめて
主催:原美術館/ダイムラー・ファウンデーション・イン・ジャパン
日程:2008年6月28日(土)~8月31日(日)
時間:11:00~17:00(水曜日は20:00まで開館、入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜日(7月21日は開館)、7月22日
入場料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円
会場:原美術館
〒140-0001東京都品川区北品川4-7-25
問合せ:Tel: 03-3445-0651(代表)
プロフィール:
加藤泉:1969年島根県生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。人物像をモチーフに生命と存在の根源にふれるような力強さに富んだ絵画と彫刻を制作。2005年、ニューヨークで話題を呼んだ「リトルボーイ:爆発する日本のポップカルチャー」に出品。2007年にはヴェネチア・ビエンナーレ展の企画部門へ出品。

照屋勇賢:1973年沖縄県生まれ。多摩美術大学卒業後、ニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアルアーツ修士課程修了。ニューヨークを制作の拠点に、既製品をふくむ多彩な素材によるインスタレーションを通して、人間の社会的な営みの基底に光をあてる。国際展は横浜トリエンナーレ(2005)、アジア太平洋トリエンナーレ(豪、2006)など。

Eva Teppe(エヴァ・テッペ):1973年ドイツのヘッセン州生まれ。カールスルーエのデザイン・メディア・芸術大学を卒業。ヴィデオアートに取り組み、映像メディアを通して人間の知覚や認識の本質についての興味深いアプローチが感じられる。ヨーロッパとアメリカを中心に展覧会・映画祭で発表している。

Ascan Pinckernelle(アスカン・ピンカーネル):1970年ドイツのハンブルク生まれ。ミュンヘン工科大学とハンブルク芸術アカデミーで建築と美術を学ぶ。対象(建築その他)を観察して手で造形するという、表現行為の基本を再確認するような繊細で緻密なドローイングを制作する。ドイツ国内を中心に、おもにヨーロッパで作品を発表。

2008年07月12日

東京ミッドタウンを彩る"JAPAN VALUE"なアート募集

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2007年春にオープンして以来、1年間で約3500万人もの人が訪れた東京のランドマーク「東京ミッドタウン」。新しい日本の価値を世界に発信する一環として行うコンテスト「Tokyo Midtown Award 2008」の一部門として、「アートコンペ」を開催。「東京ミッドタウンプラザB1F通路ガラスケース」に半年間展示するアート作品を募集する。エントリーは7月31日(木)まで。締切り迫る!

テーマは東京ミッドタウンの設計段階からのコンセプトである「JAPAN VALUE」(新しい日本の価値・感性・才能)。応募作品は通路ガラスケースに収まるものなら、絵画でも映像でも彫刻でも何でもOK。但し映像機器など展示の際に必要となるものは、原則としてすべて出品者が用意する。7月31日(木)まで通路側からガラスケース内を見ることができるので、応募を検討している人はぜひ訪れてみよう。

グランプリは賞金100万円のほか、制作補助金として100万円が与えられる。作品発表の場となる「東京ミッドタウンプラザB1F通路ガラスケース」は、多くの行き交う人々の目にふれ注目される公共スペース。「デザイン・アートの街」として、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT, TOKYO MIDTOWN DESIGN HUBなどを有し、アートに関心の高まるこの地域で、才能を発揮するチャンス!

「Tokyo Midtown Award 2008」
応募期間:2008年6月1日(日)~7月31日(木)必着
応募資格:個人、グループ問わず。39歳以下。年齢・性別・国籍問わず。
応募作品:ジャンル不問、未発表。通路ガラスケース(約W5440×H3500×D1110mm)に入るサイズのアート作品。
作品形式:詳細は 公式サイト参照
応募方法:指定フォーマットをダウンロードし、必要事項を記載の上下記住所まで郵送。 詳細は公式サイト内応募詳細にて
応募先:Tokyo Midtown Award 2008 アートコンペ事務局
〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1
各賞:グランプリ:100万円 、準グランプリ:50万円、 佳作:30万円
発表:オフィシャルサイトにて発表
問合せ:E-mail:midtown-award@tokyo-midtown.co.jp

2008年07月13日

Blurから浮世絵まで、ジュリアン・オピーの全て見せます

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Jack and Suzanne walking. 2007(c)Julian Opie,SCAI THE BATHHOUSE and Lisson Gallery *参考作品
ジュリアン・オピーといえば、ロックバンド「Blur」のアルバムジャケットデザインなど、ポップな作風で人気を誇るイギリスを代表するアーティスト。意外にもアジア初という大型個展「ジュリアン・オピー」が水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。

オピーはアートとデザインの境界を軽やかに飛び越え、ポップ、ミニマリズムを自分流に吸収して独特のスタイルを生み出し、見る人をハッピーな気分にさせるのが持ち味。その作品はロンドンのテート・モダン、ニューヨークのMOMA、日本の東京国立近代美術館など、世界中の主要な美術館に所蔵されている。

■ジュリアン・オピー×日本の浮世絵って!
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View of Mount Fuji with daisies from route 300. 2007 (c)Julian Opie,SCAI THE BATHHOUSE and Lisson Gallery
実はオピー氏は、歌麿や歌川広重など日本の浮世絵版画のコレクターだという。近年は浮世絵の構図や色彩感覚を、コンピューターやLEDを使ってオピー流に表現した作品を精力的に制作している。本展では、この浮世絵にインスパイアされた作品を含め、立体や映像作品など、約70点の作品を網羅。水戸芸術館の屋外広場にも、等身大のLED作品や立体作品を展示する。

展示のほか、精神科医の斎藤環による講演会「顔は語る-ジュリアン・オピーのポートレート」(8月2日(土)14:00~16:00)など、ユニークなイベントを同時開催。繊細さとダイナミックさを兼ね備える、これまで知られていなかったオピーの全貌が明らかになる!

■「ジュリアン・オピー」
主催:財団法人水戸市芸術振興財団、読売新聞東京本社
日程:2008年7月19日(土)~10月5日(日)
時間:9時30分~18時 *入場は17時30分まで
休館日:月曜日、ただし 7月21日、9月15日(月・祝)は開館、翌22日、16日(火)休館
入場料:一般800円、団体(20名様以上)600円
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー+広場
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8
問合せ:水戸芸術館現代美術センター Tel.029-227-8111
Julian Opie(ジュリアン・オピー)
1958年、ロンドン生まれ。1979から82年までロンドン大学ゴールドスミス校で学ぶ。イギリス国内外で個展が開催されている他、グループ展やパブリックアートのプロジェクトにも多数参加している。日本では東京の汐留にある電通本社ビル社屋のパブリックアートや、表参道ヒルズオープニング時に建物のファサードのLEDを使った映像作品を手がけている。

2008年07月14日

真っ白な夢。野田凪新作CM「World of Steam」

「LG "World of Steam"」 dir: Nagi Noda | 高解像度版の視聴はこちらから。
パルチザン所属の野田凪が手がける新作CMは、家電メーカーLGの「World of Steam」。舞台は全てが真っ白な布で作られた白銀の世界。空から白い月が落ちてきて、うとうとするシロクマくんの頭を直撃する。たまらず耳から蒸気を出すと、銀世界に異変が…。果たして何の商品のCMなのか、見てのお楽しみ!ドリーミーでファンタスティックな世界に引き込まれること間違いなし。特殊効果はNYのスタジオAbsolute。編集はFinal Cut NY所属のイワカワアキコが手がけた。

このファンタスティックな作品を作り上げた野田凪とイワカワアキコのタッグによるCut Copyのミュージックビデオ「Heart's on Fire」も、雨が頭の上に降り続ける男を描いたユニークな作品。ぜひチェックしてみて!
Cut Copy「Hearts On Fire」 dir: Nagi Noda


2008メディア・アート最前線「アルス・エレクトロニカ」

Ars Electronica(アルス・エレクトロニカ)」は、世界最大規模を誇るメディア・アートの祭典。1979年から毎年オーストリア・リンツで開催されている。CGを利用した作品を表彰する「コンピュータアニメーション、映画、VFX」や学術的な要素を含むメディア・アートの「ハイブリッドアート」、「デジタル・ミュージック」、「インタラクティブアート」、「デジタルコミュニティー」、「アンダー19フリースタイル」、学術論文の「メディア・アート・リサーチ」の7部門で構成されている。 世界から作品を募り、最高賞の「ゴールデン・ニカ」、準グランプリの「Award of Distinction」とそれに続く栄誉賞「Honorary Mentions」が決定される。今年は62カ国から3,000を超える応募があり、審査員によって賞が選定された。

これまで日本から明和電機(2003年)や坂本龍一・岩井俊雄 (1997年)などが受賞し、今年は「ニコニコ動画」が栄誉賞に輝いたことでアート・ファン以外からも話題を集めたアルス・エレクトロニカ。2008年注目の受賞作はこちら!

■コンピューター・アニメ部門で木村卓氏が準グランプリ!
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「Kudan」 dir: Taku Kimura、Links DigiWorks inc.
コンピューター・アニメーション部門でを勝ち取ったのは、カンヌ国際映画祭でもベスト・ショートフィルムに輝いた「Madame Tutli-Putli」。カナダのアニメプロダクション「Clyde Henry Production」(クライド・ヘンリー・プロダクション)が制作。アニメーション、造形、コラージュ、脚本のすべてを手がけている。瞳の部分に実写をはめ込み、リアルな質感を生み出している。準グランプリは日本のCGプロダクション「リンクスデジワークス」の木村卓氏が演出を手がけるアニメーション「KUDAN」。人面牛身の妖怪「くだん」に変身した父親を主人公に、父と子の心の交流を描くドラマ。公式ページにて予告編を見ることができる。

■花形が集結!インタラクティブ・アート
「Absolut Quartet」
アルス・エレクトロニカの中でも、最も注目される「インタラクティブ・アート部門」には驚きのハイテクアートが勢ぞろい!グランプリ作品の「Image Fulgurator」は、カメラと銃が一緒になったような形状のガジェット。人の目には見えないが写真には写る特殊な光線が投射される。そこになかったものが写真に写りこむので、写真を見た時にオーディエンスにかなりの驚きをもたらす。写真を”証明”として使う現代人に、疑問を投げかける作品。

準グランプリの「Absolut Quartet」は、巨大サイズのスゴいロボット・オーケストラ。酒類メーカー、アブソリュートのWebプロジェクトで、カンヌ広告祭のサイバー部門ではゴールドに輝いた。長さ6 メートルのマリンバに、2本の腕を持つロボット40体がゴムボールを跳ね上げて自動演奏!35のワイングラスも同時に鳴らされる。一体どうなっているんだ!?制作はニューヨーク在住の Dan Paluska(ダン・パルスカ) と Jeff Lieberman(ジェフ・リーベマン)。Webサイトにて体験できる。

■日本から11作品が受賞の快挙!
N. Hirakawa: "a plaything for the great observers at rest"
今年は日本人が11作品で受賞を果たした。デジタル・コミュニティ部門では動画共有サイトの「ニコニコ動画」、中村勇吾氏の「FFFFOUND!」が栄誉賞を受賞。インタラクティブ・アート部門ではHIRAKAWA Norimichi氏による地球と太陽のモデルを操る作品「a plaything for the great observers at rest」が準グランプリを獲得した。地心座標と日心座標を自在に動かし、天体のダイナミックさを体験できる装置だ。 ほかにも、日本勢ではインタラクティブ・アート部門にて「動き出す色の世界"Dance with Colors!"」展に参加中の武藤努氏の作品「Optical Tone」、 藤木淳氏の「Extended Cognitive Tools」などが受賞している。

海外の映像作品では映画「Ratatouille(レミーのおいしいレストラン)」、ケミカル・ブラザーズの「サーモン・ダンス」ミュージックビデオ、LUXのCM「(Shine) Neon Girl」などが栄誉賞を受賞した。

どれも個性的な、最先端のメディア・アートたち。授賞式は9月、リンツの「アルス・エレクトロニカ・センター」という研究機能やアーティスト・イン・レジデンスをも併設した総合文化施設にて開催される。

「アルス・エレクトロニカ」
1979年から始まった、世界最大規模を誇るメディア・アートの祭典。CGを利用した作品を表彰する「コンピュータアニメーション、映画、VFX」や学術的な要素を含むメディア・アートの「ハイブリッドアート」、「デジタル・ミュージック」、「インタラクティブアート」、「デジタルコミュニティー」、「アンダー19フリースタイル」、学術論文の「メディア・アート・リサーチ」の7部門で構成されている。


面白ければ何でもOK!「バンタンWEBアニメコンテスト」

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今や定番とも言えるFlashアニメの世界。増加する需要に比べ、新たなクリエイターの育成が追いつかないのが現状だ。そんな現状を打破するべく、バンタンコンテンツトラックスでは新人クリエイターの発掘&デビュー支援を目指したWEBアニメのコンテスト「バンタンWEBアニメコンテスト2008」を開催。「秘密結社鷹の爪THE MOVIE」を製作する株式会社DLEの全面協力を受け、2008年8月18日より応募を開始する。

技術よりもキャラクターやネタの面白さが最重要のこのコンテスト。スキルや経験は全く不問!一旗上げたいビギナー大歓迎!アニメを作ったことがない初心者向けに、説明会や講習会にて制作のノウハウを教えていくので安心だ。説明会は7月20日(日)13時よりバンタン中目黒校舎にて開催。講習会の日程は追って決定される予定。

グランプリには賞金20万円のほか、実際に自分のアニメ作品がTV(地上波)放映される。準グランプリはDLEにインターン生として採用されるチャンスも。今こそ自宅でPCとソフトがあればできるアニメ制作にチャレンジしてみない?

「バンタンWEBアニメコンテスト2008」
主催:(株)バンタンコンテンツトラックス、バンタン電影アニメ学院
応募期間:2008年8月18日~9月19日必着
応募資格:素人、もしくは素人並(自己判断)の方。年齢・性別・国籍問わず。
応募作品:PCを使用して作るショートアニメ作品
作品形式:郵送の場合は容量制限なし、メールの場合は5MBまで。詳細は 公式サイト参照
応募方法:詳細は公式サイト内応募詳細にて
各賞:グランプリ 賞金20万円
発表:2008年9月19日(金)発表
問合せ:E-mail:contest2008@vantan.co.jp

2008年07月15日

この夏、熱いアジアン・ビデオアートがヒルズに集結!

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ポン・ホンツー|彭弘智 《論語より》 2007年 15分38秒
真夏の六本木ヒルズを熱く彩る、3日間限りのアジアン・ビデオアート作品上映会「In-Between:アジア・ビデオアート・ウィークエンド」が森美術館で開催される。日本、中国、台湾、ベトナム、マレーシア、タイから、注目のビデオアート12作品を2時間一気上映!ここでしか見られない作品が目白押し。

なかでも注目は中国の新世代を代表するアーティストのツァオ・フェイ(曹斐)の、アメリカのポピュラーカルチャーがぎこちなさを伴って現代の中国社会に流れ込んでいる様を描く「ヒップホップ」。台湾出身でニューヨークを拠点に活動するポン・ホンツー監督の、犬が壁に宗教的&道徳的メッセージを書く「犬の修道士」シリーズなど。アジアン・ビデオアートの新しい魅力と出会えるハズ。

タイトルの「In-Between」とは狭間、あいだ、中間領域という意味。生と死、ローカルとグローバル、伝統と現代など、さまざまな狭間に目を向たアジアのアーティスト達の視点に注目したい。このイベントは六本木ヒルズ5周年記念イベント「ASIAN Summer In Roppongi Hills」の一環。上映後は六本木ヒルズ内に特設された、アジア各国の伝統音楽を楽しめるビアガーデン「アジアンガーデン」で映画の感想を語り合うのもまた一興!

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シャーマン・オン 《エクソダス》 2003年 29分53秒
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ジュン・グエン=ハツシバ 《ホー!ホー!ホー!メリー・クリスマス:イーゼル・ポイントの戦闘 ―メモリアル・プロジェクト沖縄》 2003年 15分
■IN-BETWEEN:アジア・ビデオアート・ウィークエンド
主催:森美術館
日程:2008年8月1日(金)~3日(日)
時間:約2時間、1日3回上映。詳細は会場までお問い合わせください。
入場料:一般1,500円、学生1,000円、子供(4歳~中学生)500円 ※展望台 東京シティビューの入館券で鑑賞可能
会場:森美術館 ギャラリー1
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
問合せ:Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル)
参加アーティスト:ツァオ・フェイ(中国)、チェン・ヂエレン(台湾)、近藤聡乃(日本)、 ジュン・グエン=ハツシバ(ベトナム)、シャーマン・オン(シンガポール)、 ポン・ホンツー(台湾)、アラヤー・ラートチャムルンスック(タイ)、 さわひらき(日本)、サン・シュン (中国)、田中功起(日本)、 ユェン・グァンミン(台湾)

サブカルBUTエンターテインメント/島田大介のものづくりへの情熱

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海外でモデルの仕事でパリコレに出たことがある…など目立つトピックが一人歩きしている島田大介監督だが、ご本人はいたって真摯にものづくりと向き合い、様々なご苦労もされている模様。
Mr.Children「掌」のミュージックビデオ(MV)で一躍注目を浴びた島田監督。現在ではCMにも活躍の場をひろげ、勢力的に活動を続けている。映像に携わるようになったきっかけから、現在に至るまでのユニークな経験や苦労、そしてものづくりへの熱い情熱を語ってくれた!

―― まず、学生時代のお話を伺いたいのですが、松本俊夫さんと伊藤高志さんに映像を学ばれたそうですがお二方との思い出を聞かせて下さい。
島田:実験映画とか、ビデオアート、うちの学校(京都芸術短期大学映像科)はそういう 傾向が強くて、アングラな映画とかばっかり見せられました。元々と好きだったんで その学校入ったんですけど…。

―― ゼミとか、濃密におつきあいされたんですか?
島田:松本俊夫さんは特別講義ぐらいしかないですけど、実験映像コースで伊藤さんは割と濃密に…。

―― 卒業制作は、伊藤さんの元で作られたんですか…?
島田:それはもう…封印してますね(笑)。おしゃれな感じ…女の子二人がぺちゃくちゃしている「ひなぎく」みたいな感じです。ケーキぶちまけたり、壁に落書きしたり。そういう感じの(笑)。総尺で20分ぐらいで。

―― 今作られているMVなどは、エンターテインメントの要素も押さえてらっしゃいますよね。実験映像を学ばれたっていうのは意外な感じもしますが?
島田:たぶん、その後の影響が強いですね。ジャン・バプティスト・モンディーノってカメラマンとターセム・シンって監督。彼らは、広告なのにすごいえぐいことしてる。日本で実験映像ってサブカルチャーなもので、割とメジャーにいけない部分がある。でも彼らはテレビで流すもの、広告として成り立たせているのがすごいな、と思って。
「Björk "Violently Happy"」 dir:Jean-Baptiste Mondino| Mondinoが撮影した「BJORK / Debut」のジャケット写真はあまりにも有名。アルバム中の曲「Violently Happy」のMVもMONDINOが監督した。
―― それは、ロンドンに滞在していた頃ですか?
島田:そうですね、その時は撮られる側だったんですけど。彼らのことをなにも知らなくて。「モンディーノの撮影だから絶対いける!」って言われても「そうなのかな?」って(笑)。モンディーノは後でその作品を見て再評価した感じです。ターセムは…もの凄かったですね。どういう映像になるのかな、って撮影中ずっと思ってた。

―― 島田さんはどういう役だったんですか?
島田:CDを焼けることがウリのCDプレーヤーのCMでした。僕はひたすら雨の中を走ってるんですよ。走っていくと途中で馬が前足上げてたり、ぶつかって牛乳瓶が割れてぶわ~ってスローモーションになったり、双子の女の子のマスカラがぶわ~っととれてたりして…で、そこを横切って僕は家に帰って来て、CDを焼く、っていう…(笑)。すっごい強引な…。

―― (爆笑)すごい前半がやりたかった…みたいな感じですね。
島田:それで「すごいな~!」と思って。規模もでかかったんで。こんなことを金を使ってやってんだ、って思って。広告っていいな、って思ったきっかけでした。ターセム監督は当時はミュージックビデオでちょっと有名になってて、その後CMに行って。新作「落下の王国 - The Fall -」は、ディテールが凄かったですよ。
「落下の王国 - The Fall -」 ターセム・シン監督の新作は、9月公開予定

■下積み時代~日本のCM業界

―― 日本に帰ってきてからのお話を聞かせて下さい。
島田:最初は「ゲマインシャフト」っていう名前で、2人でVJとか主にモーショングラフィック的なものをやってました。ヘア・ショーとかの映像を作っていた。その流れで、グラフィックを使ったMVを作ってくれって依頼がきたんですよ。それでMVをちょこっとやるようになったんですけど、環境的にしっくりこなくて。

―― なるほど。
島田:で、師匠というものをつけてみたいと思ったんです。谷田一郎(JJD)さんは、当時「Design Plex」って雑誌でコラムを書いてて、それがおもしろかったんですよ。谷田さんのところで、CGとか合成はすごい勉強しました。その当時自分はAfterEffectsをかなり使えると思って入ったんだけど、こんなに色んな機能あったんだって。2000年ぐらい、AfterEffectsのバージョン4とか5の頃ですね。

―― 谷田さんのアシスタントとしてどんなことやられてたんですか?
島田:僕はCMのオフラインとか仮合成やってました。オフラインのツールはmedia100でした。CGツールは3ds MaxとかSOFTIMAGE|XSIですね。

―― 谷田さんのところには何年ぐらいいらっしゃったんですか?
島田:1年ちょっとしかいなかったです。でもすごい濃厚な…ずっと泊まってました、会社に。すごい長いこといた気がします。で、広告辞めて「俺はMVやる!」と(笑)。

―― MVのどんなところに魅かれたんですか?
島田:MVはオリジナリティがある人たちが面白いもの作ってて。そういうとこでやってきたいってのはありますね。なんかやっぱりビジュアル的におもしろいことをしたいタイプなので。CMでは爆破とか難しいですよね。表現の幅がMVの方が魅力的でしたね。

―― 「ビジュアル的におもしろいこと」って、具体的にいうと?
島田:掛け合わせが好きなんですよね。このオリジナル作品「脳内サーカス」もそうなんですけど、技術を見せたいんじゃなくて、技術とアイデアの掛け合わせで見たことないものができる。現実にはあり得ない世界。割とそういうのが好きです。ダンスでも、普通にダンスするよりは水中でとか、そういうのを常に考えてますね。
Qotori filmオリジナル作品「脳内サーカス:circus brain」dir:島田大介
渋谷で6月からtaico club artproject と題してシブヤテレビ街頭ビジョン計6カ所で放映

■暗黒そして浮上~MV制作への情熱

―― JJDをお辞めになってからいかがでしたか?
島田:暗黒でしたね(笑)、不毛なバイトとかしてたし。そーれで、さすがに、がんばらないと、もういやだ!と思って(笑)。

―― それは、おいくつぐらいの時ですか?
島田:27、8歳ですね。制作会社に営業したりしました。といっても、自分の作品もあまりなかったのですが、ゲマインシャフトの時のツテでMVの監督ができて。それがワンドットゼロで上映されたWORD「ECHO」です。面白いって言ってくれて、WORDのメンバーがBACK DROP BOMBのボーカルやってたこともあって、BACK DROP BOMBのMVをやらせてくれたんです。で、一気に予算が増えて。予算をどう使っていいか分からなかったので(笑)、前からお世話になっていたMAZRIの千葉プロデューサーに相談に乗ってもらって。

■現在の活動~アーティストと共に創る喜び
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一青窈「ただいま」dir: 島田大介
「ただいま」と帰って来てドアを開ける行為にひっかけて、ドアがあるたくさんの部屋をアーティストが行き来するという内容。ドアを開くと壁がワイプし、カメラのアングルが変わったり、アーティストの動きを逆回転させて用いるなど、まさに実験映像的な表現が見どころだ。
―― 最近はCMも制作されてますが、MV制作とどこが違いますか?
島田:CMは制作過程が分業。こんなに分けていいの、って思います(笑)。MVは企画から出来て、全工程に関われる。最近はますます自分でなんでもやるようになってて、カメラまで全部自分。

―― 監督の仕事は、どこが一番楽しいですか?
島田:やっぱり作品が完成して披露する時が一番楽しいですね。いい企画ができたら嬉しいけど、MVって予算だったり、なかなかそのままできないから、ものになってからの方が嬉しいですね。MVはCMと違ってアーティストと作るところも、ダイレクトに作る喜びが感じられて、嬉しいですね。

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臼井嗣人「春紫苑」dir: 島田大介
ケンカした彼女へ素直に謝りたい男性の心を描いた歌詞。MVでは、恋人たちがそれぞれ孤独に過ごす姿を交互につなぎ、観るものの想像をかきたてる意味深なカットを挟み込むことで、唄の世界観をひろげている。
―― 最近の作品だと、臼井嗣人さんの「春紫苑」は、ストーリー性があるもの、一青窈さんの「ただいま」はギミック、木村カエラさんの「Yellow」はビジュアル的に派手ですよね。島田さんの作品は見る度に驚きがあるというか、さまざまな表現の引き出しがありますね。
島田:どうせだったら目立つもの、っていう関西気質なところもあるかもしれない。やっぱり、実験映像学んで、海外のファッションフォトグラファーとかディレクターと仕事して…そういうのが出てるんでしょうね。元々サブカルチャーなんですよ。

―― MySpaceで島田さんが手がけたアーティストのMVが紹介されてましたね。
島田:ウリチパン郡ですか?

―― はい! なんじゃこれ! と思って。すごいインパクト。
島田:良く言われるんですよね~。

―― かなり奇天烈な感じで、好きです(笑)。
島田:もともとサブカルだから(笑)。

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ウリチパン郡「ゼノン(edit ver.)」dir: 島田大介
4月にリリースしたセカンドアルバム「ジャイアント・クラブ」が好評なウリチパン郡(レーべル:AKICHI RECORDS) 。肩の力が抜ける、軽快なポップにマッチした、奇天烈な世界観のMVは必見!
―― (笑)ウリチパン郡のMVを作るきっかけを教えて下さい。
島田:三年ほど前、二階堂和美さんのライブで初めて彼らを見てすごく好きな感じだったんですよ。で、ちょうど、大阪のgrafって家具・空間・アートにわたってさまざまなクリエイティブ活動を展開する会社のレーベルAKICHIRECORDSから出すことになって。偶然grafに高校の同級生がいて、また別の偶然もあって、、スパイラルレコー ズにいた山崎真央さんって人が今回担当だったんですけど、僕上京したての頃スパイラルの地下のCAYってところでアルバイトしてて、その時から真央さんと知り合いで。そんでもう、「ものすごい縁だ!」と(笑)。

―― なるほど~。あのぶっとんだ世界観はすごいですよね。
島田:あのCDジャケットにも使われている帽子は、ウリチパン郡のメンバーが、学生が卒業制作で作ったやつを気に入って使わせてもらったみたい。支えがないとかぶれないんですけど…上から吊って撮影してるんです。浮いてるんですよ。

―― 撮影も島田さんが?
島田:大阪で撮影したんですけど、カメラ持って新幹線乗って。照明も自分でやりましたね(笑)。

―― ものづくりがお好きなんですね!
島田:そうですね。好きなアーティストとか音楽があって、MV作って行く過程で、お金がないこととかどうでも良くなるんですよね。そのモチベーションだけでやってるんです。なので仕事を受ける時にも慎重にやってます。

―― 好奇心とか、テンション保っていくのって大変じゃないですか?
島田:波がありますよすごい。でも友達の児玉裕一君とかの仕事見たりして「がんばってるな~」って思うと、自分もがんばろうと励まされたりしてます! 

淡々としていながら、話しているとものづくりへの静かな情熱がじわじわと伝わってくる島田監督でした。学生時代で学んだこと、イギリスでの希有な経験など、様々な経験を血肉にして、サブカルBUTエンターテインメントな映像世界を生み出してきたのだとわかりました。これからも、通をうならせる凝った映像で、私たちを楽しませて下さい!

5 つの質問 一問一答
Question 1: 一番影響を受けたものを教えてください
カメラ
Question 2: この職に就いたきっかけは?
バンドとカメラ
Question 3: 一番好きな映画は何ですか?
薔薇の葬列(松本俊夫監督)
Question 4: 作業場のまわりに必ず置いているものベスト3は?
ギター/雑誌/いい香のするもの
Question5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
自主制作
島田大介
大阪府出身。京都芸術短期大学卒業。音楽MV CM など多数手がけ、完成度の高い映像美が注目を浴びる。WORD「ECHO」のMVはUKの映像イベント「onedotzero7」や「韓国Seoul film fes」で上映されるなど、高い評価を得た。現在は「コトリフィルム:Qotori film」という名義で活動中。

・櫻田千枝子(SAKURA堂)/取材&文
CGWORLD編集部を経て現フリー。自分好みの素敵オモロ映像を日々探索。好きなものは、南の島、代々木公園、のんのんばあ、フォルティ・タワーズなど。

2008年07月16日

伊藤弘×長山智美がゆるーく語る「キラキラ☆アタック」

0719talkshow450.jpg 7月19日(土)、デザインスタジオ「バタフライ・ストローク」が発信するセレクトショップshop btfにて、groovisions代表の伊藤弘氏と雑誌「Casa BRUTUS」、「pen」などでインテリアスタイリストとして活躍する長山智美によるトークショー「キラキラ☆アタック」が開催!二人が最近気になっている、あんなコトこんなコトそんなコトを、ユル~い写真&ツッコミトークで綴る魅惑のトークショー。観覧応募は応募フォームより受付中。抽選の上、当選者の方にはメールで連絡される。ふだん雑誌などでは見るコトのできない二人のナマ素顔に出会えるチャーンス!!

■「伊藤弘(グルーヴィジョンズ)×長山智美(インテリアスタイリスト) トークショー「キラキラ☆アタック」」
日程:2008年7月19日(土)
時間:15:30~17:00終了(予定)
入場料:無料
会場:shop btf
〒104-0054 東京都中央区勝どき2-8-19近富ビル3階・3A
問合せ:Tel:03-5144-0330

グランド・セントラル駅を凍らせたヤツラが帰って来た!

「Human Mirror」
NYの地下鉄に鏡が出現?!地下鉄の車内の座席に、通路を挟んで全く同じ顔、同じ服の人間が同じポーズで座っている。一体何が起こっているのか…?!これはNYのお騒がせグループ「Improv Everywhere(インプルーブ・エブリウェア)」のプロジェクト「Human Mirror」。インプルーブ・エブリウェアのWebサイトで出演者を募集し、集まった計17組の双子を全く同じ格好で地下鉄に乗り込ませ、同乗した人たちの度肝を抜いた。

■人騒がせなアート、Improv Everywhereとは?
「Frozen Grand Central」 これが凍りつくグランド・セントラル駅!
インプルーブ・エブリウェアは、NYを拠点に”公共の場で、組織的にしかできないことをしてちょっとした楽しい騒ぎを起こす”ことをミッションとして活動するグループ。2001年、Charlie Todd(チャーリー・トッド)によって結成された。これまでに70を超える「ミッション」を遂行。2008年の1月、メディアを賑わせたNYのグランド・セントラル駅にて通行人が凍りつく事件「Frozen Grand Central」も彼らの仕業。靴ひもを結んでいる人、コーヒーを飲む人が突然ぴくりとも動かなくなり、騒然となるグランド・セントラル駅はかなりのインパクト!

ほかにもフードコートで従業員が突然ミュージカルを始める「Food Court Musical」や通行人がズボンをはいていない「No Pants 2k8」など、ドッキリともアートともつかないプロジェクトを多数行っている。これからもどんどん私たちをビックリさせてほしい!全てのプロジェクトはImprov Everywhere公式サイトにて。

Improv Everywhere

2008年07月17日

デジタルシネマの祭典「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008」開催

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今年で5回目を迎えるデジタル映画祭「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008」。フィルムを使用せず、デジタルで撮影・制作された作品のみにフォーカスした国際コンペティション映画祭だ。今年は7月19日(土)より27日(日)までの9日間、「SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール」をメイン会場に開催される。

メイン部門である「コンペティション部門」は、インターナショナルに作品を公募する「長編部門」と日本国内から応募を募る「短編部門」があり、それぞれ選び抜かれた12本のノミネート作品が上映される。長編部門は今年は75の国と地域から693作品、短編部門では300作品の応募があった。「長編部門」では「ゴダイゴ」の作詞を手がける作詞家の奈良橋陽子監督による「Waiting for the Sun 〜天気待ち〜」やサンダンス映画祭で観客賞を受賞した「キャプテン アブ・ラエド」などを上映。各作品の上映後にはQ&Aなど、各作品の監督と観客との交流の場もある。

■筧昌也監督と熊坂出監督によるトークショー開催
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筧昌也監督「ロス・タイム・ライフ」
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熊坂出監督「珈琲とミルク」
映画祭では、上映の他にも様々なイベントが開催される。若手クリエイター8名が企画のプレゼンテーションを行う「D-コンテンツマーケット」(7月25日(金))、”埼玉県内で10万人動員できる映画とは?”をテーマにユナイテッド・シネマとSKIPシティが語るSKIPシティ×ユナイテッド・シネマ 「Cinema Plot Competition 2008」フォーラム〜彩の国10万人映画プロジェクト〜はクリエイター必見。週末には地元市民による「世界の屋台村」、「公民館地区対抗カレーコンテスト」などもあり食事もバッチリだ!

他にも注目は7月23日(水)に行われる5周年特別企画 クリエイターズ・ミーティング「若手クリエイターのはじめの一歩」。本映画祭でノミネート及び受賞経験のある2人の若手監督が、作品が商業長編映画化されるまでの道のりについて語る。出演するのはテレビドラマ「ロス:タイム:ライフ」や劇場公開映画「Sweet Rain 死神の精度」が好評な筧昌也監督と、映画「パークアンドラブホテル」がベルリン国際映画祭で最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出監督。参加には事前登録が必要。詳細は公式サイトにて。
■「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008」
主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
日程:2008年7月19日(土)〜27日(日)
時間:作品によって異なる
入場料:コンペ作品1回券 前売り600円、当日800円/ コンペ作品3回券 前売り1,500円 ほか。詳細はこちら
会場:SKIPシティ(映像ホール・多目的ホール他)
〒333-0844 埼玉県川口市上青木3-12-63
・会期中はJR川口駅東口より会場まで無料バスが運行。
・映画祭チケット半券で駐車場が無料。
問合せ:映画祭事務局 TEL: 048-263-0818 E-mail: info@skipcity.com

レディオヘッドとGoogleが贈るデータだけの新MVって?

Radiohead 「House of Cards」dir: James Frost
いったいレディオヘッドはどこまで進化し続けるのか?!新しいことにチャレンジし続ける彼らがまた世界を驚かすプロジェクトをやってのけた。新作ミュージックビデオ(MV)「House of Cards」は、カメラも照明も一切使わず、視覚化した3Dデータのみによって作られている、ファンタスティックなビデオだ。

■きっかけはメディア・アート
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これが「Flight Patterns」。Aaron Koblin(アーロン・コブリン)のWebサイトより。
監督はカリフォルニアの映像プロダクションBlip BoutiqueZoo所属のJames Frost(ジェイムズ・フロスト)。これまでフレイミング・リップスやノラ・ジョーンズのMVを手がけている。この作品を作ろうと思ったきっかけは、データを視覚化する作品を制作するAaron Koblin(アーロン・コブリン)と出会ったこと。インターネットで飛行機の路線を視覚化したコブリンの作品「Flight Patterns」を見たフロストがコンタクトし、意気投合した二人はタッグを組むことに。「House of Cards」はジェイムズ・フロストがアイデアを書き、レディオヘッドのマネージャー経由でコンタクトしたところトム・ヨークが気に入ってプロジェクトが始まった。

■撮影中は何が撮られているか全くわからない!
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RADIOHEAD公式Webサイトより。カリフォルニアの住宅のシーン。
撮影に使われたのはGeometric Informatics社(近距離用)とVelodyne社(遠距離用)の高性能な3Dスキャニングシステム。近距離用のGeometric Informatics社のシステムでトム・ヨークの頭部の動きをスキャン。一方屋外の撮影はカリフォルニアの住宅街で行われた。屋外で使われたVelodyne社のLIDAR(ライダー:Laser Imaging Detection and Ranging)レーザーは、光を用いたリモートセンシング技術の一つ。64本のレーザーで360度を1分間に900回スキャンし、対象までの距離を測ってXYZ座標を持ったデータを取り出す。

撮影で難しかったのは、どれくらいの距離までをスキャンできるのかがわからなかったこと。何度も撮影してみてはトライ&エラーを繰り返した。しかも、撮影している間は簡単なプレビューはあるが厳密にはどんな画が撮られているか分からない!結果を見るまでにはデータのレンダリングを待たなければならなかった。

撮影されたRAWデータは、レンダリング(データの可視化作業)後3Dソフトウェアが読み込めるようにCVSファイルに変換する必要がある。ただでさえ時間のかかるレンダリング作業だが、今回の撮影のデータは凄まじい量だったため、なんと2週間もかかってしまった!ようやく始まった編集作業でも、やっぱりレンダリングにかかる時間がネックに。トム・ヨークの頭部やカリフォルニアの家のデータを音楽に合わせて振り付けしていくのに、1ショットに17時間かかったこともあるという…。Youtubeのビハインド・ザ・シーンにて、その苦労がほんの少し垣間見れる。

■ミュージックビデオもオープンソースに…
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RA DIOHEA_D / HOU SE OF_C ARDS」のビューワー。左下のアイコンをクリックしてトムや家のデータをぐりぐり動かしてみよう。
この試みをオンラインでバックアップしているのがGoogle。Googleの開発者向けエリア「code.google.com.」で特別コンテンツ「RA DIOHEA_D / HOU SE OF_C ARDS」をスタート。撮影で使用した3Dデータを公開している。「プログラムはわからない…」というユーザーでも、「Explore data visualization」のビューワーを使えばトム・ヨークの頭部のアングルを変えるなど、いろいろと遊ぶことができる。誰でも自由に映像をリミックスしたりプロセッシングに使用することが可能!リミックス映像は既にYoutubeの専用グループ「House of Cards」に投稿されているので、ご参考までにどうぞ。さらにiGoogleガジェット、iGoogleテーマも提供されている。今後もGoogleとミュージシャンのプロモーションのコラボレーションはあるのだろうか?

元ネタを誰でも共有可能にすることによって、テクノロジーのより良い進化を目指す"オープンソース"という概念。コンピューターの世界ではお馴染みだが、著作権の厳しい音楽界ではまだまだこれから。世界をもっとクリエイティブに変えていくレディオヘッドから目が離せない!

参考リンク:
レディオヘッド公式サイト
creativity-online.com
pitchfork

2008年07月18日

横浜・ZAIMでアートと握手!「エレクトリカルファンタジスタ2008」

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夏の横浜で、映像、デザイン、アートを体験するイベント「エレクトリカルファンタジスタ2008」が開催決定!7月18日(金)より8月6日(水)まで、横浜・みなとみらいZAIM(旧関東財務局)にて行われる。タイトルの「エレクトリカルファンタジスタ」とは、先端技術によるものづくりやコンテンツづくりにおいて創造性を発揮する新しい才能のこと。会場の「ZAIM」は歴史的建造物なのだが、それぞれの部屋に”ファンタジスタ”なアーティストたちの作品を展示して「ワンダーアパートメント」に変貌させてしまう。

■WOW、SHIMURABROS、バスキュールらが参加
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wowlab「Polar Candle」  制作はWOWが立ち上げたインタラクティブビジュアルをデザインするレーベル「wowlab」。「Polar Candle」は鏡を使った騙し絵とモーショングラフィックスを融合したインスタレーション作品。テーブルには円形に歪んだ映像が投影され、数本の円柱の鏡が置かれている。テーブルの映像を見るだけでは何が映し出されているのか分からないが、円柱を覗くと…。
参加アーティストはホワイトスクリーンでもおなじみの映像プロダクション「WOW」、映像作家「SHIMURABROS」、ユニークなWebサイトを制作しつづけるバスキュール、オフィスプロデュースを手がける会社チーム★ラボ、デバイス・アーティストのクワクボリョウタなど。さまざまな分野で活躍するアーティストたちが集まった。

イベントでは展示のほか、連日のワークショップや週末・休日の夜にはドリンク片手に展示を楽しめる贅沢な時間「アートナイトラウンジ:夜の展覧会」も開催する。ファンタジスタたちの競演、そしてメディア・アートとデザインが生み出す一歩先の生活をお見逃しなく!
■「エレクトリカルファンタジスタ2008 WONDER APRTMENT」
主催:クリエイティブクラスター
日程:2008年7月18日(金)~8月6日(水)
時間:13:00~19:00
休館日:会期中無休
入場料:一般700円、大学生以下500円、小学生以下無料
会場:ZAIM 別館横浜創造界隈
神奈川県横浜市中区日本大通34
問合せ:Tel: 045-222-7030 (ZAIM)
出展アーティスト:岡田憲一(インタラクションデザイナー)、倉本仁(プロダクトデザイナー)、クリスピンジョーンズ(インタラクションデザイナー)、クワクボリョウタ(メディアアーティスト)、 SHIMURABROS (映像作家)、田部井勝(メディアアーティスト)、 チーム★ラボ(テクノロジストカンパニー)、dilight(インタラクションデザインカンパニー)、バスキュール(インタラクテ ィブブティック)、参(プロダクトデザイナー)、真壁友+chimney (メディアアーティスト)、松山淳一(インタラクションデ ザイナー)、ムラタチアキ . METAPHYS (プロダクトデザイナー)、WOW(ビジュアルデザインカンパニー)、長岡勉+田中 正洋、point(建築家)、大賀光洋(グラフィックデザイナー)

今も踊り続けるマットはどこへ?

Where the Hell is Matt? (2008)
Youtubeで大定番といえば、コレ「Where the Hell is Matt?」(マットはどこにいる?)。アメリカ人のMATT(マット)がひたすら世界中を旅して踊るだけのビデオ。マットの親しみやすい人柄とお世辞にも上手とは言えないダンスに加え、ディスカバリーチャンネルばりの旅番組として人気爆発。各エピソードの視聴は100万ビュー超、最新エピソードは600万ヒットを超えている。

■きっかけは旅行仲間のひとこと
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「Where the Hell is Matt?」Webサイト。「マットは決してお金持ちではありません。最小限のお金をやりくりして旅しています…」という説明がマットの好感度をさらに上げる。
もともとオーストラリアで働いていたマット。仕事を辞めてアジア旅行中に、家族や友人に自分のいる旅行先を知らせるために写真を撮っていた。ある日旅仲間から「写真じゃなくて、ビデオで撮ってあげるよ。そこで踊ってみて!」と言われるままに、彼は踊りながらビデオに収まった。そのビデオは後にインターネットで公開され、あまりにつたないダンスが笑えると口コミで話題を呼んで大流行。ウワサを聞いたチューインガム・メーカー「Stride」がマットの旅にスポンサーを申し出て、マットは再度旅に出ることになった。2006年には6ヶ月で7大陸、39カ国を訪れ、昨年は42カ国を回った。これまでのダンス映像が見られる公式サイトはこちら。ちなみに日本ではなぜかメイド喫茶で踊りまくるマット。さあ、これからどこへ行く?

「Where the Hell is Matt?」

2008年07月19日

資生堂が贈る、眼と心を満たす”夢の饗宴 ”

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1870年 パリ市民の食卓 パリコミューン時代 立松弘臣所蔵
東京・銀座の資生堂ギャラリーにて、食とアートが融合したエキシビジョン「夢の饗宴 歴史を彩るメニュー×現代のアーティストたち」展が開催中!美しいデザインで作られた19世紀の王侯貴族たちの晩餐会、午餐会などのメニューと、東京で活躍するクリエイターたちがコラボレーションする試みだ。

フランス在住の収集家・立松弘臣氏が集めた「年代もののフランスのメニュー」をエキシビジョンに料理するのは、大阪を拠点とするクリエイティブユニットgraf media gm。さまざまなジャンルからセレクトしたアーティストたちと、世界に一つしかない饗宴を作り上げる。参加アーティストは音楽家の阿部海太郎、ファッション・デザイナーのシアタープロダクツ、漫画家のほしよりこ、お料理ユニットの南風食堂、写真家の森本美絵、ビジュアル・アーティストのアンドレアス&フレデリーカ、書家の華雪ら。会場にはそれぞれのアーティストがメニューからインスパイアされて制作した音楽、テーブルウエア、装飾品などを展示する。

アートには眼が肥えたグルメなお客様も、きっと満足していただけるエキシビジョン。お腹が空いたら資生堂パーラー3階、ファロ11階にて特別デザート、4階・5階にてジャック・ボリーがプロデュースするコースメニューのご用意もございます!開催は8月6日(水)まで。

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ほしよりこ 『晩餐会のものとこと』より
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カラフルな展示風景
■「夢の饗宴 歴史を彩るメニュー×現代のアーティストたち」
主催:株式会社 資生堂
日程:2008年6月24日(火)~8月6日(水)
定休日:毎週月曜日
時間:平日 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00
入場料:無料
会場:資生堂ギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
問合せ:Tel:03-3572-3901

Cisma最新ショートフィルム「Handmade」

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「HANDMADE」 dir: Denis Kamioka (CISMA) | Pro: CISMA + BOOLAB | Photo: PIERRE DE KERCHOVE
サイヨップの関連会社、映像プロダクション「Blacklist(ブラックリスト)」所属のアニメーション作家「Cisma」ことDenis Kamioka(デニス・カミオカ)。ブラジル・サンパウロを拠点に映像作家として活躍する彼のプライベートワークである新作ショートフィルム「HANDMADE」がWebで公開を開始した。恋に落ちた男女の心理を、シュールで超自然的なモチーフを用いて描いている。マシュー・バーニーや、スウェーデンの監督ロイ・アンダーソンにも通じる独特の世界観を持つ作品。

ブラジルの映像スタジオLOBO、MTVブラジル、その後イタリアに渡りディーゼルのクリエイティブ部門で働き、現在はスペインのBOotlabとでアメリカ・カナダの仕事を手がけるCisma。Webサイトにてこれまで彼が手がけたFUSEMTVなどの映像を見ることができる。今後も注目の作家のひとり。
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「HANDMADE」 dir: Denis Kamioka (CISMA) | Pro: CISMA + BOOLAB | Photo: PIERRE DE KERCHOVE

2008年07月20日

松田行正、レイ・ハラカミらが語る「メディアをめぐる、7つの話」

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埼玉県川口市の文化施設「メディアセブン」は、地域の様々な分野と連携しながら、総合的に学び、探求する新しいタイプの「学びの場」。2008年7月に活動開始から3年目を迎えるのを記念し、約3ヶ月をかけて「メディアをめぐる、7 つの話」と題した7 回連続トークセッションを開催する。テーマは写真、出版、音楽、コンピュータ、ビデオ、ネットワークなど多彩だ。

ゲストに迎えるのはグラフィックデザイナー&牛若丸出版主宰の松田行正氏、電子音楽家のレイ・ハラカミ氏、映像作家の西郡勲氏、土屋豊氏、お笑いタレントのぜんじろう氏などカラフルでエキサイティングな面々!7月24日(木)には批評家の多木浩二氏を迎えて「写真」をテーマにしたセッションを開催。8月7日(木)には松田行正氏が登場し、牛若丸出版の活動を紹介しながら「出版」をテーマにしたトークセッションを行う。

参加費は無料だが、事前に予約が必要。各回80名限定なので、お申し込みはお早めに。

■「メディアをめぐる、7つの話」
主催:メディアセブン
日程:2008年7月24日(土)~10月21日 (火) 全7回
時間:各回18:30-20:30(開場:18:00)
入場料:無料
会場:メディアセブン ワークスタジオB
埼玉県川口市川口1-1-1 キュポ・ラ本館棟7 階
問合せ:Tel: 048-227-7622 

来たれ、アートの初期衝動!「アミューズ・アートジャム」

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「アミューズ・アートジャム」展示風景
今年で開催7回目を迎える、関西発の大型アートイベント「アミューズ・アートジャム」。昨年までの開催で応募総数は5,000通以上、総来場者数70,000人を超える新人アーティストの登竜門的イベントだ。10月4日(土)からの開催に向け、8月1日(金)より展示作品の募集を開始!映像、グラフィック、インスタレーションなどジャンル問わず幅広いアート作品を募集している。審査員を務めるのは後藤繁雄(編集者)、倉本美津留(放送作家)、森本千絵(アートディレクター)、伊藤桂司(Unidentified Flying Graphics代表)ら。

受賞作品には総額100万円の副賞のほか、東京・恵比寿のアートコンプレックスビル「NADiff A/P/A/R/T(ナディッフアパート)」にオープンしたギャラリー「ArtJamContemporary(アートジャムコンテンポラリー)」でも作品の展示を行う。同ギャラリーは世界のアートシーンに向け、日本の若手アーティストを強力にプッシュするためのスペース。世界で活躍したい野望を持ったアーティストたちよ集まれ!

「アミューズアートジャム2008」
応募期間:2008年8月1日(金)~2008年8月31日(日)必着
応募資格:性別、国籍、年齢、学歴、職歴、プロ、アマ問わず。搬入、搬出、展示は出品者の責任で行い、開催日当日と授賞式に参加できる方。
応募作品:x映像、平面、立体、インスタレーションなどのアート作品。ジャンル不問。
作品形式:映像作品に関してはDVDで10分以内。詳細は 公式サイト参照
応募方法:作品資料を一つのファイルにまとめ、同じ内容のファイルを3冊、下記送付先に送付する。詳細は公式サイト内応募詳細にて
送付先:art project room ARTZONE 内 アミューズアートジャム2008事務局
〒604-8031 京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル1階
各賞:賞金総額100万円。副賞として「ArtJamContemporary(アートジャムコンテンポラリー)」にて展覧会開催。
発表:一次審査通過者は2008年9月中旬公式WEB上にて発表
問合せ: E-mail: artjam2008@amuse.co.jp

2008年07月21日

もう一人の自分に会えるかも?「パラレル・ワールド」

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ユーグ・レプ 《エデン》 2003年 Photo: Hugues Reip
「パラレル・ワールド」とは、私たちのそばにあるかもしれないもう1つの世界。もう一人のあなたがまったく違う生活をしているかもしれない。東京・木場の東京都現代美術館で7月26日(土)から行われる「パラレル・ワールド もうひとつの世界」は、これまで物語やファンタジー、SFで語られてきたもう一つの世界へ誘ってくれるエキシビジョン。

案内するのはフランス人アーティストのユーグ・レプと彼が共感する10人の日仏アーティスト。ユーグ・レプは1964年、カンヌ生まれ。巨大化した植物の中で自分が昆虫のように小さくなったかのような錯覚を覚える「エデン」や、ユーモラスな霊たちが映し出されては消える「White Spirit」など、本展では映像やネオンなど多彩なメディアを使った彼の代表作を一堂に展示。不可思議でありながら、暖かみにあふれたユーグ・レプのイマジネーションの世界が展開される。

また、他のアーティストたちも日仏の現代美術シーンを代表する実力派揃い。食材を使ったインスタレーション作品で知られるミシェル・ブラジーほか、ジャック・ジュリアン、名和晃平、内藤礼らが新作を制作。驚きとよろこび、現代美術の楽しさが詰まった新しい世界を知覚する感性を与えてくれるだろう。
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ユーグ・レプ 《White Spirit》 2005年 Photo: Laura Morsch  所蔵:パリ国立現代美術基金
■「パラレル・ワールド もうひとつの世界」
主催:財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
日程:2008年7月26日(土)~9月28日(日)
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし8/11, 18, 9/15, 22は開館)
入場料:一般1000円、学生800円、中高校・65歳以上500円、小学生以下無料
会場:東京都現代美術館 企画展示室 2F+3F
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

目指せアーティスト・イン・レジデンス!in取手

アーティストを地元に招聘し、土地に滞在しながら作品制作をバックアップする公的機関「アーティスト・イン・レジデンス」。欧米ではかなりポピュラーだが、日本ではまだ馴染みが薄い制度だ。

茨城県取手で開催される「取手アートプロジェクト2008」は、10年の歴史を持つアートの祭典。数少ない日本のアーティスト・イン・レジデンス。11月1日からの開催に向け、10月1日(水)~30日(木)の1ヶ月間滞在制作を行うアーティストを募集している。滞在場所は昭和44年に建てられた日本住宅公団の賃貸住宅、いわゆる高度成長期の「団地」。選ばれたアーティストには制作補助費として上限40万円を提供される。

公募作品の選定・設置のディレクションを行うのは建築家ユニットの「みかんぐみ」。その他ゲストアーティストとして、まちを舞台に観客参加型のツアーパフォーマンスを行うPort Bやデザインユニット生意気、齋藤芽生などがアーティスト・イン・レジデンスに参加する。7月20日(日)には現地下見会も開催される。ほか、応募の詳細については公式サイトまで。

取手アートプロジェクト2008
応募締切:2008年8月3日(日)必着
応募資格:年齢・キャリア・表現のジャンル不問
応募作品:「取手アートプロジェクト2008」の会期中に実現可能なプラン。
作品形式:作品のイメージスケッチ、図面、コンセプト、実現したい場所などをA2サイズ1枚にまとめたもの。詳細は 公式サイト参照
応募方法:応募用紙、プロポーザル、ポートフォリオ、返信用封筒、音声・映像資料らをまとめて下記住所まで郵送。詳細は公式サイト内応募詳細にて
応募先:取手アートプロジェクト実施本部
〒302-0024 茨城県取手市新町2-3-16
TEL & FAX:0297-72-0177(電話受付は火・金13:00~17:00のみ)
発表:一次審査通過者の作品を公式サイトにて発表
問合せ:E-mail:tap-info@ima.fa.geidai.ac.jp

2008年07月22日

夏休み!科学×アートの自由研究「予感研究所2」

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学生たちはそろそろ夏休み。夏休みといえば自由研究!東京・お台場の日本科学未来館で26日から開催される「予感研究所2」は、”アートとテクノロジーとエンタテインメントをマッシュアップしたら?”と考える研究者たちの自由研究の発表会。予感研究所は「こんなことができたらいいなあ」と、誰もが考える空想を「もしかしたらできちゃうかも?!」とまじめに取り組む研究者たちの秘密基地。2006年5月に続き、2回目の開催となる。

予感研究所の目的は、デジタル技術を使った映画やアニメーション、ゲーム作品とその制作を支える新しい手法や技術を研究、開発すること。東京大学の原島博教授研究総括の「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」プロジェクトのもと、研究が進められてきた。また、芸術を理解する人の仕組みなどを研究し、誰もがメディア芸術作品の制作を行えるようにすることを目指している。もし実現すればスゴい話だ。

研究心が刺激される、夏休みの知的イベント!家族連れでどうぞ!

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「Panorama Ball Vision(パノラマボールビジョン)」作・橋本典久(科学技術振興機構 さきがけ研究者) | 撮影した場所から見える、あらゆる方向の風景を手に取れるボール型のディスプレイ。今までカメラファインダーには収まらなかった景色を記録に残すことができる。1920 個のLED による静止画、動画を表示。
■「予感研究所2―アート+テクノロジー+エンタテインメント=?!研究者たちの自由研究?」
主催:独立行政法人科学技術振興機構
日程:2008年7月26日(土)~7月30日(水)
時間:10:00~17:00(入館は閉館30 分前まで)
入場料:無料
会場:日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海2-41
問合せ:Tel: 03-3570-9253「予感研2」運営事務局(日本科学未来館内)

色鮮やかに描かれる環境破壊。映画「いま ここにある風景」

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映画「いま ここにある風景」より。
例えば温暖化で溶けてしまった北極の氷に取り残されるシロクマの姿のように、1枚の写真が世界の意識を変えてしまうことがある。映画「いま ここにある風景」は、20年来産業写真を撮り続けるカナダ人の写真家エドワード・バーティンスキーの姿を通し、私たちが今生きている世界を問いかけるドキュメンタリー作品だ。彼は中国を訪れ、産業発展がこの国に与えた巨大な影響を写真に収める。

■美しく荘厳な、汚染された風景
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毒々しい色の河川。
映画のオープニング8分ほど、巨大な工場の横移動ショットが続く。その名も「世界工場」。これだけでお腹一杯になってしまう圧倒的な映像だ。中国の凄さを思い知る。壮大かつ荘厳な景観は美しい。しかしよく見ると産業廃棄物や開発されたものであることに気付く。汚されながらも美しい景観を切り取るところから本作は始まる。次々に映し出される、バーティンスキーが撮り下ろすマニファクチャー・ランドスケープ。真っ赤に汚染された川、黒々とそびえる石炭の山、瓦礫の山が続く街。そのスケール感にひたすら圧倒される。

中国の繁栄は光もあるが、影もある。かつて日本も高度成長の陰で公害など多くの問題を生んだ。そして最後の大国中国の高度成長期が過渡期を迎えている。その分母が半端なく大きい。13億人である。中国は成長するために他の国と同じことをしたまでなのだが、あまりにもそのスケールが大きすぎた。

■賞賛も非難もしない。ただ事実を見せる。
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どこまでもがれきが続く街。
バーティンスキーが産業写真を撮り始めたきっかけは、ペンシルヴェニアで迷い込んだ炭坑町。大量生産されることに慣れた人々の意識に、問題意識を呼び起こす写真が撮りたいと思った。自分がもっと政治的に活動するべきだと考えたこともあったが、声高に訴えれば人々の反応は単に賛成や反対をするだけになってしまう。だから彼は産業を賞賛するわけでもなく、非難するわけでもなく、ただ写真を見せる。そうすれば人々に考えされることが出来、「見えなかった何か」を見せることができるから。

監督のジェニファー・バイチウォルは、「シェルタリング・スカイ」の原作者のドキュメンタリー「ポール・ボウルズの告白」を手がけた映像作家。撮影監督は映画「ピクチャー・オブ・ライト」の監督やカナダの映画監督アトム・エゴヤンやミュージシャンのジム・オルークらとのコラボレーションで知られるピーター・メトラーが手がけている。ちなみに、今作で描かれた中国の旅はバーティンスキーの写真集「China」(Steidl刊)として結実している。

人間は地球の一部だ。その人間が造った産業の風景に美しささえ感じてしまう。次々に画面に現れる息を呑むような映像。これは人間と地球の共生なのだろうか?そのスケール感を剋目して見よ!

■「いま ここにある風景」
監督:ジェニファー・バイチウォル
出演:エドワード・バーティンスキー他
本編:87分
制作年・製作国:2006年 カナダ
2008年7月12日より東京都写真美術館ホール、イメージフォーラムにてロードショー中。他全国順次公開
「いま ここにある風景」日本版公式Web
配給・宣伝:カフェグルーヴ、ムヴィオラ
プロフィール: エドワード・バーティンスキー EDWARD BURTYNSKY 1955年、オンタリオのセントキャサリンズで、ウクライナ系の家庭に生まれる。カナダを代表する国際的写真家。地球中の産業の風景を収めた彼の素晴らしい写真は、カナダ国立ギャラリー、パリ国立図書館、ニューヨーク近代美術館やグッゲンハイム美術館など世界中の主要美術館に所蔵されている。

2008年07月23日

都市の人口を魅せる10分間の夜間飛行「ポピュラスケープ」

「ポピュラスケープ(ダイジェスト)」 prod:太田浩史 | dir:岡部友彦
7月23日(水)より東京・青山のスパイラルガーデンにて上映される「PopulouSCAPE(ポピュラスケープ)」は、世界8400都市の人口のデータを音楽とともに可視化したアート・ムー ビー。建築家、都市計画化を中心としたアートプロジェクトだ。「愛・地球博」やロンドン、パリ、リンツ、横浜などで上映されてきたこの作品が、このたびフルハイビジョン仕様で上映されることになった。

■ポピュラスケープ=人口分布で作られた夜景
ポピュラスケープでは人口10万人の小都市を1階建ての建物、100万人を10階建て、1000万人の都市ならば100階建ての超高層ビルとして表現。世界の都市の人口分布を、ビルが建ちならぶ夜景のように描く。都市人口・都市名・都市座標のデータはシュテファン・ヘルダースのプロジェクト「world-gazetteer」が元になっている。サン=テグジュペリの「人間の土地」に着想を得て、1日あたり合計17万人という人口増加を続けると言われる圧倒的な都市化の状況を訴えかける。

「ポピュラスケープ」は、世界を巡り、人口について、地球について訴える10分間の夜間飛行。この作品やレディオヘッドのミュージックビデオ「House of Cards」のように、データを可視化したアート作品は今後も進化していくだろう。

■「PopulouSCAPE HD」展
日程:2008年7月23日(水)~7月27日(日)
時間:11:00~20:00
入場料:無料
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23

3DCG&VFX最先端「STASH デジタルVFXコレクション1」

モーショングラフィックスを愛する人のためのマンスリーDVDマガジン「stash」。毎月フレッシュな映像をお届けする本シリーズから、選りすぐりの3DCGとVFXを集めたスペシャル・コンピレーション「STASH デジタルVFXコレクション1」がリリースされる!日本での発売は9月上旬。完全予約販売なので、興味のある方は8月8日(金)までにWebページから確実にGetしよう。

収録作品はアカデミー賞最優秀短編アニメーション映画部門にノミネートされたCGアニメ「Gopher Broke」(制作:Blur)、サイヨップによるCocaColaのCM「Happiness Factory」、ニール・ブロンカンプのSF作品「Alive in Joburg」、Starcraft IIのゲーム用トレーラー(制作:ヘルゲート)のほかフレームストーンによるケミカルブラザーズのミュージックビデオなど。もちろん作品制作の裏側を紐解くビハインド・ザ・シーンも収録。クレジットやテクニカル情報が掲載された40ページのカラーブックレット付き。

コマーシャル、ショートフィルム、ミュージックビデオ、バイラル、ブロードキャストデザイン、ゲーム映像などなど、話題のプロダクション&3Dアーティストらの選りすぐり40作品、80分に渡る世界最先端の3DCG&VFXをご覧あれ!予約締切は8月8日(金)。

「STASHデジタルVFXコレクション1」
ご予約・ご購入はこちら
発売日:2008年9月上旬予定(予約締切 8月8日(金))
商品番号:NODS-10002
価格:4,725円(本体価格:4,500円)
付録:40ページ・ブックレット
制作年・製作国:2008年・アメリカ
発売元:Stash Media Inc.
販売元:ナウオンメディア(株)
著作権表記:(c) Stash Media Inc.
参加クリエイター/スタジオ:Joseph Kosinski、Smith&Foulkes、Satoshi Tomioka、Wilfred Brimo、Moto Sakakibara、1st Ave Machine、BUF、The Mill、Animal Logic、Tronic、FilmTeknarna、Digital Domain、Tokyo Plastic 他。

2008年07月24日

中村勇吾/THAの全てを知るデザイン展開催

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「SoftBank ”HELLO, WORLD!” 」 (c)tha ltd.
「NEC ecotonoha」、「amaztype」、「UNIQLO_GRID」、「FFFFOUND!」などを生み出したウェブデザイナー中村勇吾と、彼が率いるデザインスタジオ「THA」(ティー・エイチ・エー)。彼らにとって初めてのエキシビジョン「NOW UPDATING… THA / 中村勇吾のインタラクティブデザイン」が開催されることになった。2008年8月5日(火)~8月28日(木)、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)と大阪のdddギャラリーにて同時開催となる。

先鋭的なWebのインターフェースデザインで表現世界に数々の革命を起こし、そのシンプルで洗練されたグラフィックとモーションセンスに世界が注目するウェブデザイナー、中村勇吾。そして中村勇吾、阿部洋介、北村慧太、深津貴之ほか計8名から成るデザインスタジオ「THA」。

本エキシビジョンでは、これまで彼らが手がけた仕事、習作、展覧会用オリジナル制作から試作まで、色々なプログラムをずらっと並べて一斉に作動させまくる!冒頭に上げた作品のほかにも「fotologue」、「SAMURAI」、「UNIQLO USA」、「SoftBank」、「MoMA」、イメージブックマークサービス「FFFFOUND!」など、これまでの中村勇吾とTHAの活動の全てがわかるエキシビジョンだ。彼らが追求するインタラクティブデザインとは、世界中の場所、瞬間、ユーザーとの一期一会の積み重ね。彼らの作品に触れるうち、その面白さの虜になってしまうかもしれない。

これから増えていくと思われるWeb作品のエキシビジョン。本展はそのパイオニア的イベントになるだろう。8月6日(水)には中村勇吾、阿部洋介、田中良治(セミトランスペアレントデザイン)によるギャラリートークも開催。世界が注目する彼らの活動を見逃すな!

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ECOTONOHA /NEC  (c)tha ltd.
ネットにむかって何かを作る、という行為は、ある定まった何かを完成/定着させる、というよりは、ある動作原理を「解き放つ」といった方がしっくりとくるように思います。アップロードが完了し、いよいよ公開するぞというその瞬間に、思わず「いってらっしゃい!」って叫びたくなります。(叫びませんけど。)
ネットに解き放たれたプログラムが、世界中のそれぞれの場所、それぞれの瞬間に、それぞれの来訪者との一期一会を重ねながら、ただ淡々と更新され続けていく。そこには、はじまりも、終わりも、存在せず、ただそれぞれの瞬間が連続するばかり。そんな感じが好きなんです。(中村勇吾)
■「NOW UPDATING… THA / 中村勇吾のインタラクティブデザイン」
日程:2008年8月5日(火)~8月28日(木)  
時間:11:00a.m.-7:00p.m.(土曜日は6:00p.m.まで)
休館日:日曜・祝祭日
入場料:無料
会場:・ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
〒104-0061 中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル tel.03.3571.5206
・dddギャラリー
〒550-8508 大阪市西区南堀江1-17-28 なんばSSビル tel.06.6110.4635

ポケットサイズDJミキサー!「Pacemaker」

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Pacemaker(ペースメーカー)があれば、DJはレコードやCDを持ち歩く必要がなくなってしまう。多機能なのに、すごく軽い。
音楽&ガジェット好きの間でウワサのポケットサイズのDJシステム「Pacemaker(ペースメーカー)」が日本上陸。120GBのハードディスクを内蔵したDJミキサー一体型の音楽プレーヤーだ。DJ気分を自宅でも屋外でも電車でも(音漏れ注意!)楽しむことができる。海外では既に発売され好評を博したペースメーカーが、iPhoneと同じ7月11日にリリースされた。早速ホワイトスクリーンも出向いて遊んできた!

■DJミキサーとハードディスクが全部入り!
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「ギターがロックンロールの代名詞なら、これはダンスミュージックのそれだね。」 byリッチー・ホウティン
ペースメーカーはPSPほどの大きさ。デバイスの中央、丸い部分がタッチセンサーのクロスフェーダーになっている。操作方法は、中央に指を置いて右にずらすとフィルター、左にずらすとロールというように、片手だけでほとんどの操作が可能になっている。2チャンネルの音の同時再生、ミックス、フィルター、エコー、リバーブ、ロール、ループなどDJミキサーに搭載されている機能をほぼ網羅!そして全てのミックスは内臓のハードディスク・ドライブに保存される。実際に触ってみた感想は、プラスティック製なのでかなり軽量なのに驚いた。片手だけでほとんどすべての操作が可能というのも新しい操作感覚だ。慣れればこれまでにない多彩なエフェクトをかけることができるだろう。

■ミックス作品をインターネットで共有できる
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ペースメーカー・エディターは、公式サイトにて無償ダウンロードできる。
ペースメーカーの音楽データを管理するのがオリジナルの管理アプリケーションペースメーカー・エディター。 ミュージック・ライブラリの管理ができる上にライブラリの音源を使ってミックスを作成することができる。さらに自作のミックスをペースメーカーの音楽コミュニティ「Pacemaker.net」にアップロードし、誰にでも(ユーザー以外にも)聞かせることができるのだ。自分のラジオ・チャンネルを作ってミックスを公開したり、個人ページにエンベッドしてみるのも楽しそう。

■ホームパーティや個人向けにぴったり
多機能のわりにコンパクトなボディなのでクラブでフロアのオーディエンスを煽るにはビジュアルが地味になってしまうかもしれないが、ホームパーティや個人で楽しむにはぴったり。付属のステレオアンプケーブルであらゆるサウンドシステムに接続することも可能だ。気になる販売価格は89,800円。お気に入りの音楽は、聴くだけでなくミックスして楽しむという新しい音楽ライフがペースメーカーから始まるかも!

■「Pacemaker(ペースメーカー)」

2008年07月25日

審査員は小島淳二、島田大介、中村剛。木村カエラのミュージックビデオコンテストがスタート!

木村カエラさんからのビデオメッセージ。課題曲は作品制作のために公式サイト内にて先着100名に無料配布される。急いで登録しよう。
ミュージックビデオ(MV)のコンペティション「eyeVio ミュージックビデオ トライアウト」(以下eMVT)第一回が7月23日にスタート!木村カエラの楽曲「ファミレド」に制作したオリジナルMVを募集する。

eMVTはプロフォトグラファーと広告クリエイターのための専門誌「コマーシャル・フォト」、デジタル映像の情報誌「ビデオSALON」、ソニーの動画共有サイト「eyeVio」の共同によるビデオコンテスト。ミュージシャンがコンテストのテーマとなる曲を提供し、その曲を使用した映像作品をeyeVio上で募集。MV業界のトップ・ディレクターの審査を通して優秀作品を選定・表彰する。

■あの映像作家が審査員に…!
第一回の課題曲「ファミレド」を提供する木村カエラは、キュートなルックスと骨太な音楽性、そしてオリジナリティあふれるミュージックビデオでも知られている。今回のコンペティションで審査を行うのは、木村カエラ本人と彼女のミュージックビデオ制作に携わってきた、teevee graphicsの小島淳二氏、コトリフィルムの島田大介氏、caviarの中村剛氏。数々の名作を手がけてきたMV監督達に作品を見てもらうチャンスだ!大賞の”木村カエラ賞”にはAdobe Creative Suite 3 Production PremiumとWacom Intuos3、審査員賞にはSONYハンディカムが与えられるなど、豪華な副賞も魅力。

ちなみにコンペティションのタイトルにある「トライアウト」とは、スポーツ界において、プロになりたいアマチュア選手などがチーム関係者の前で自分の能力をアピールして行う入団テストのこと。プロ・アマ問わず、映像クリエイターとして活躍したい方はぜひチャンスを掴んで欲しい!ほか、応募の詳細については公式サイトまで。

eyeVio ミュージックビデオ トライアウト
応募締切:2008年7月23日(水)~2008年9月15日(月)
応募資格:年齢、国籍、プロ・アマ不問。
応募作品:作品中に規定の課題曲「ファミレド」を基本的に全編にわたって使用した映像作品。実写でもアニメーションでも可。
作品形式:ファイルサイズは150MB以下。推奨フォーマットはmp4、wmv、avi、mov、qt他。詳細は 公式サイト参照
応募方法:eyeVioに登録し、eMVT 応募ページから作品をアップする。詳細は公式サイト内応募詳細にて
発表:2008年9月20日頃を予定 。
問合せ:http://eyevio.jp/contact

9580枚の紙人形で出来たMV”My Drive Thru”

My Drive Thru」切り抜かれた写真が生命を持ったようにパラパラ漫画風に動いていく。
先日Video of todayでもご紹介した、凝りに凝ったペーパー・クラフト風のミュージックビデオ「My Drive Thru」の舞台裏が明らかに!ディレクションを務めたPsyop(サイヨップ)のMarie Hyon & Marco Spier(マリー・ヒョン&マルコ・スピアー)がglossyにて語った。

■テーマは"つながること"
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Photo: glossy
このプロジェクトのテーマは「connectivity(つながること)」。ミュージシャンにも人気が高いコンバース社のスニーカー、"チャック・テイラー"の100周年を記念した特別企画。N.E.R.Dのファレル・ウィリアムス、ストロークスのジュリアン・カサブランカス、新人女性ラッパーのサントゴールドがタッグを組んでコラボレーション・ソングを作り上げた。

マリーとマルコにとって課題だったのは、異なるグループのアーティストがコラボレーションしたこの曲で、テーマをどう表現するかということ。そして思いついたのが、切り抜いた紙で出来たミュージシャンの人形がスニーカーをリンクに繋がっていくというアイデア。"一つのアクションが連鎖的に次のアクションを生み、音楽とミュージシャンのキャラクターがカメラの動きを通してダイナミックなエナジーを作っていくような感じ"と彼らは語る。紙の人形で出来ているが、遠近感にちょっとトリックを仕掛けてリアリティを持たせようと考えた。

■30人が2ヶ月がかりで制作したCG作品
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Photo: glossy
使用したペーパー・ドールは全部で9580枚。撮影には3台のHDカメラを使用し、一つの動きを3つのアングルで捉えた。撮影された素材はロトアーティストが人物のマスクを注意深くロトスコープで処理。切り抜いた素材は3Dプログラムに読み込まれ、アニメーターがレンダーと合成でペーパー・ドールとカメラの動きを繋げた。カメラワークにおいては、いつでも次の動きの瞬間を探すようにぐるぐる回り、全てのシーンが繋がっているように演出されている。

使用されたソフトウェアはXSI、aftereffects、 Flame、 Avid、Photoshopのほかレーザー・プリンター、紙、はさみ、ナイフ、スティックのり、デスクランプ。最終的に30人のアニメーターが2ヶ月をかけて制作した。

ちなみに、同コンセプトで作られたWebサイトもスタイリッシュ。3人のほかにもMGMT、YACHTなど音楽シーンで話題の新人アーティストが切り抜きでパラパラ動いて登場するのが楽しい。サイトでは曲の無料ダウンロードが可能のほか、近日ビハインド・ザ・シーンも公開される予定。ファッションファンも音楽ファンも、ぜひチェックしてみて!

■参考リンク
connectivity公式サイト
glossy

2008年07月26日

高畑勲、山村浩二らがEIZONEでアニメ表現を語る!

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7月24日(木)から、真夏のヨコハマで開催されている映像の博覧会「ヨコハマEIZONE」。6日間にわたって開催される多彩なイベントの中でも注目なのが、7月28日(月)に行われるトークセッション「OPEN TALK (オープントーク)」。今年の4月東京藝術大学 大学院映像研究科に新設されたアニメーション専攻の4人の教授が、”今、いちばん会いたい人”とじっくり語る4時間のトークセッションだ。

出演はアニメーション監督の高畑勲と山村浩二、ブリキのおもちゃ博物館館長の北原 照久とアニメーション作家の伊藤有壱、メディアクリエイターの佐藤雅彦と岡本美津子ら。第一線で活躍する幅広いジャンルのクリエイターが”アニメーション表現の可能性”などをテーマにトークを繰り広げる。入場無料、約150席の先着順なので、ご来場はお早めに!

■ヨコハマEIZONE エイゾーン2008「東京藝術大学大学院映像研究科 OPEN TALK」
日程:2008年7月28日(月)
時間:14:00~18:00(13:30開場)
入場料:無料
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館
横浜市中区新港1-1-1
問合せ:TEL 045-227-6041 / FAX 045-227-6042

エレクロトニックの撮影現場にカモン!精華大学にて出演者大募集

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京都精華大学とホワイトスクリーンがコラボレーションし、今最も注目するクリエイターを招きワークショップを行うイベント「デジクリ&情報館 × White-screen.jp」。6月28日、29日に渡って開催された第一回に続き、第二回が7月30日(水) に開催決定!

今回は映像作家のELECROTNIK(エレクロトニック)をゲスト・クリエイターに迎え、精華大学を舞台に、テレビ番組のブリッジ映像のロケを行う。ただいま当日出演する方を大募集中。撮影の体験を通してプロの映像制作を肌で学びたい方!参加は無料。楽しい撮影現場に参加してみよう。申し込みは精華大学の情報館メディアセンターカウンターにて受付。詳細は公式サイトまで。

■「デジクリ&情報館 × White-screen.jp ”ELECROTNIK(エレクロトニック)”」
主催:京都精華大学 ビジュアルデザイン学科 デジクリ
日程:2008年7月30日(水)
時間: 13:00~
入場料:無料
会場:京都精華大学 情報館
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 
問合せ:情報館メディアセンター TEL.075-702-5140

2008年07月27日

ネットムービーで賞金100万円を狙え!東京ネットムービーフェスティバル

賞金100万円!
ネットムービーのコンぺティション、東京ネットムービーフェスティバル(TNF)が今年も作品の募集をスタート!20分以内の映像作品をジャンル問わず募集している。TNFは作品の応募、視聴、投票、一般公開をインターネット上で行う、ネット時代の映画祭。東京国際映画祭の協賛企画として2004年にスタートし、今年で5回目を迎える。

本コンペティションで決勝に残った作品は10月に行われる東京国際映画祭の会場にて上映され、受賞式にて表彰される。最優秀作品に贈られるネットムービーグランプリには賞金100万円のほか、制作活動における情報提供などのバックアップもある。 2007年度の特別企画作品であるスカラシップ作品 「大地を叩く女」(井上都紀監督)がゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2008でグランプリを受賞するなど、若手映像作家の登竜門として注目されている。ほか、応募の詳細については公式サイトまで。

東京ネットムービーフェスティバル
応募締切:2008年7月1日(火)~8月27日(水)
応募資格:国籍、年齢、職業等不問
応募作品:20分以内の映像作品
作品形式:ファイルサイズは200MB以下。推奨フォーマットはWMV 、AVI、MPEG他。推奨画面サイズは320×240pixel。詳細は 公式サイト参照
応募方法:東京ネットムービーフェスティバルの会員に登録し、IDを取得後規定の応募フォームに必要事項を記入・登録。NTTの動画サイトClipLifeから作品をアップする。詳細は公式サイト内応募詳細にて
応募先:東京ネットムービーフェスティバルウェブサイト
発表:2008年10月に審査員、ユーザー投票によって各賞を決定。
問合せ:東京ネットムービーフェスティバル事務局 E-mail:info@netmovie-fes.jp

大阪grafにてタムくんとウィーのアニメを身体で体験!

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マンガ家、アニメーション作家、ミュージシャンなど幅広く活動するタイのアーティスト、”タムくん”ことウィスット・ポンニミット。繊細な感性と大胆なイラストで描かれる作品で日本にも多くのファンを持つ彼が、この夏大阪のgraf media gmにてエキシビジョン「ドレスアップTV」展を開催!同じくタイのファッションモデル、翻訳家、テキスタイル作家として活躍するアーティスト、”ウィー”ことワチラポーン・リムビプーワッドとタッグを組み、二人の共同制作による温かくユーモア溢れる作品を展示する。テーマは「展覧会に訪れる一人一人の思い出作り」。アニメーションを身体で体験できる作品やドローイング、立体作品など、きっとここだけの思い出ができるはず。

大阪は遠くて…という貴方には、7月29日(火)に六本木スーパーデラックスにて行われるバンコクミュージック&カルチャーナイトの決定版「SoiMusic mini」をどうぞ!当日はウィスット・ポンニミットら、バンコクから3組のライブをお届け。タイに興味がある方も、タムくん好きも、ゆるゆるなバンコクの空気を味わってみては?

■タム&ウィー「ドレスアップTV」展
日程:2008年7月26日(土)~8月31日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日休)
時間:12:00~20:00
入場料:無料
会場:graf media gm (graf bld.5F)
〒530-0005 大阪市北区中之島 4-1-18 graf bld.
問合せ:グラフメディア・ジーエム tel: 06-6459-2121、e-mail: gm@graf-d3.com

■SoiMusic mini vol.1
日程:2008年7月29日(火)
時間:開場 19:00、19:30開始
入場料:1,800円(ドリンク代別)
会場:SuperDeluxe
〒106-0031東京都 港区 西麻布3.1.25 B1F
問合せ:kim( a t )soimusic.com
Wisut Ponnimit(ウィスット・ポンニミット):1976年バンコク生まれ。シラパコーン大学デコラティブ・アート学部を卒業後、タイでマンガ家デビュー。2003~2006年に日本に来日し、graf media gmで個展Melo展を開催。現在、マンガ家、アニメーション作家、ミュージシャンとして活躍中。

・VL.(ワチラポーン・リムビプーワッド):1978 年タイ人の父親と日本人の母親を持ち、バンコクに生まれる。アサンプション大学を卒業後、ファッションモデル、翻訳家(日本小説 赤川次郎の「ふたり」、柳美里の「ルージュ」などを翻訳)として活躍。2003年神戸芸術工科大学大学院、芸術工学研究総合デザイン専攻でテキスタイルデザイン(染織)について研究をし、グループ展や個展などを開催する。現在はタイに在中しながら、オリジナルグッズ販売サイト"tamariba"を運営中。

2008年07月28日

インディ精神溢れる”スラムダンス映画祭”作品募集中

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米ユタ州で毎年開催されるインディペンデント映画祭「スラムダンス映画祭」が2009年1月の開催に向けてエントリー作品を募集中。ジャンル、国籍を問わず、インディペンデントな精神で作られた映画作品を求めている。今年からミュージックビデオも応募の対象となった。昨年は3000作品もの応募があったが、本選に進むことができるのは70作品あまりという狭き門。選ばれた作品はアカデミー賞の選考対象となる。

スラムダンス映画祭は1995年、大規模になったサンダンス映画祭に対抗してロサンゼルスのフィルムメイカーたちが立ち上げたインディペンデント・スピリッツあふれる映画祭。二つの映画祭は同時期に同じ米ユタ州で行われるが、スラムダンスは100万ドル以下の予算、初監督作品に特化。作り手のクリエイティブな意志を反映するため、インディペンデントな活動にこだわっている。2006年の第12回スラムダンス映画祭では横田めぐみさんのドキュメンタリー「アブダクション(拉致) 横田めぐみ物語」が観客賞を受賞した。

作品のエントリーは公式サイトから登録後受付。8月25日までエントリーに早期割り引きが適用されるので、お早めに。ちなみに10分以下の作品はAnarchy Onlineにてオンラインで応募することができる。エントリー料が通常よりもディスカウントされるのでおトクだ。ほか、応募の詳細については公式サイトまで。

スラムダンス映画祭
応募締切:早期割引は2008年8月25日(火)まで。最終締切は10月10日(水)。
応募資格:国籍、年齢、職業等不問
応募作品:独自のビジョンを持つ映像作品。ドラマ、ドキュメンタリー、ミュージックビデオなどジャンル不問。
作品形式:MPEGでコーディングされたDVD(Zone 1フォーマット)もしくはVHS。詳細は公式サイト参照
応募料金:早期割引は25USドル(40分以下)、40USドル(40分以上)。8月26日以降は45USドル(40分以下)、60USドル(40分以上)
応募方法:公式サイトから登録後、下記住所に作品を収めたメディアを送付。
応募先:Slamdance Film Festival, 5634 Melrose, Los Angeles, CA 90038 USA
発表:2008年12月第2週にWebサイトで発表。
問合せ:E-mail: programming@slamdance.com

ナンド・コスタ新作「Zune Package」の裏側をFlickrでシェア!

世界的人気を誇るブラジル出身のモーショングラフィック・アーティスト、ナンド・コスタ。2003年にゲシュタルテンから出版したアート・ブック「Brasil Inspired」で知られ、オーガニックなタッチのモーション・グラフィックスやCGを使ったCM作品など精力的に活動するアーティストだ。現在はオレゴン州ポートランドを拠点にクリエイティブ・スタジオ「nervo」を率いる彼が、このたびZuneのための6本のスポット映像を制作。nervo公式サイトにてムービーを視聴できるほか、制作に使用したスケッチなどをFlickrにて公開した。

■6つのイメージロゴの裏側
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Zune Sweets
これらの6つのアニメーションはZuneのイベントなどで使用されるために作られたイメージ・ロゴ(ブランディング・パッケージ)。コスタはプロジェクトが自由度の高いものだったので、さまざまなタイプのテクニックを使うことができたと語る。映像はもちろん、音楽やサウンド・エフェクトとトータルにコスタがコントロールすることができた。ユーザーがコミュニケーションして音楽をシェアすること(Zune Hair)など、音楽の喜びに結びつくテーマを表現している。

Flickrでは他にもNIKEのCMTIMEXのCMなど、彼がこれまでに手がけたさまざまなクリエイティブ・ワークの裏側も公開中。ハイクオリティ作品が生まれる裏側をチェックしてみて!

■参考リンク
ナンド・コスタ 
nervo 

2008年07月29日

誰も知らない、東京の内なる通路。石塚元太良写真展

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(C) Gentaro Ishizuka Inner Passage Untitle 2008
普段私達が生活している街のすぐ下に、誰も知らない風景が広がっている…。
世界を旅し、日常を切り取る写真家、石塚元太良の個展「INNER PASSAGE/インナー パッセージ」が8月1日(金)より東京・原宿のGallery White Room Tokyoで開催される。

これまで、自分が見たことのない景色を求めて世界を何周も回るほど旅をしてきた石塚元太良。彼の新しい旅は、自分が生まれ育った東京の街を流れる神田川や目黒川、日本橋川などの東京の街を流れる河川だった。1年以上にわたってカヌーで河川を漂い、水面から大判カメラで収め続けた東京の四季おりおりの風景が展示される。見慣れているはずなのに誰も見たことのない、東京のランドスケープを発見するエキシビジョンだ。会期中には石塚元太良のギャラリー・トークや、8月8日(金)19時からはスペシャルゲストに芥川賞受賞作家の平野啓一郎を招いてのトークショーも予定されている。詳細は公式サイトまで。

■「石塚元太良  INNER PASSAGE/インナー パッセージ」
日程:2008年8月1日(金)~8月25日(月)
時間: 11:00~20:00
入場料:無料
会場:Gallery White Room Tokyo
東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
石塚元太良プロフィール:1977年東京生まれ。2001年に、アフリカを縦断し、アジアを横断して撮影した「Worldwidewonderful」でエプソンカラーイメージングコンテスト大賞を受賞して注目を集める。2003年には、世界を2周して撮影した「Worldwidewarp」を制作、ビジュアルアーツフォトアワード大賞、2004年日本写真協会新人賞を受賞。2006年には写真集「WWWWW」、2007年には写真集「PIPELINE-ALASKA」を出版。

ユニバーサル・エブリシングが贈る高精細オーディオ&ビジュアル体験とは!

Advanced Beauty」 dir:Karsten Schmidt
超高精細の世界を体験させてくれるHD技術で、あなたは何を見たい?イギリス発のHDオーディオ&ビジュアル・プロジェクト「Advanced Beauty(アドバンスド・ビューティ)」は、クリエイティブ面でもハイ・ディフィニション!

2006年にスタートした同プロジェクトは、ユニバーサル・エブリシングのマット・パイクがキュレーターを務め、マット・パイクの実の弟、Warpレーベルの "Freeform"ことサイモン・パイクが音楽を担当。これまでパンダパンサー(米国)、ロバート・ザイデル(ドイツ)、カール・バージェス(UK)ら18組のアーティストが参加。1920フルHD、5.1chサラウンドで音と映像のハイ・クオリティなコラボレーション作品を生み出している。

■HDとプロセッシングが可能にした高精彩映像
Advanced Beauty」 dir: Robert Seidel
映像は"プロセッシング"というプログラミング言語によって作られており、音のボリュームやピッチなどに合わせて変化している。プロセッシング独特の有機的な動きが音とシンクロし、テーマの"共感覚"の通り、様々な感覚が刺激される映像が生み出された。

全ての作品は、秋~冬にリリースされるブルーレイディスクに収録予定。それまで待てない人は、7月から始まったiTunesでの映像配信と、動画共有サイトVimeoでのプレビュー公開をチェックしてみよう。HDとプログラミングで可能になった映像と音楽の表現の最先端をぜひ体験してみて!

Advanced Beauty(アドバンスド・ビューティ)

2008年07月30日

ヒロ杉山、辻川幸一郎、児玉裕一の絶叫映像ホラーを体験せよ!「風とロック夏祭り」

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クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦氏の「風とロック」が、渋谷パルコにて期間限定の「風とロック夏祭り」を開催中。パート1、6階のパルコファクトリーに夏の縁日を再現し、大人のサブカル夏祭りを繰り広げる!

今回の目玉は”絶叫映像ホラーマシーン”。ヒロ杉山(エンライトメント)、辻川幸一郎、児玉裕一らホワイトスクリーンでもおなじみの映像界のトップクリエイターが撮り下ろした衝撃の恐怖映像を体験できる!他にもタワーレコード非売品グッズの射的「ベストヒット射的」やデトロイト・メタル・シティのミニフィギュアがもらえるクラウザー様の玉入れ「デスメタル玉入れ地獄」など、世界でここだけのアトラクションがてんこ盛り。最終日の8月3日(日)にはスペシャルゲストを招いたイベントも予定。渋谷のど真ん中で繰り広げられるロックな夏祭りを見逃すな!

■風とロック夏祭り
日程:2008年7月25日(土)~8月3日(日)
時間:10:00~21:00(最終日は17時まで)
入場料:無料(各アトラクション、喫茶は有料 100円より)
会場:パルコファクトリー
渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコpart1 6階

全ての映画ファンへ。ゴンドリー新作「僕らのミライへ逆回転」


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ミシェル・ゴンドリーの劇場新作映画「Be Kind Rewind」がいよいよ日本公開直前。高い機材やハリウッド俳優陣を使うだけが映画ではない。そこに映画愛の溢れるカタチを見ることができるゴンドリー新作「僕らのミライへ逆回転」。2008年晩夏、シネマライズほかでロードショーされる。待ちに待った劇場公開。すべての人に、ぜひ見てほしい作品である。

■ゴンドリー×ジャック・ブラック、最高傑作誕生!
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あらすじ:何かとトラブルを引き寄せるジェリー(ジャック・ブラック)と、つぶれそうなレンタルビデオ店の店員マイク(モス・デフ)。マイクが店長不在時に、店中のビデオから映像がすべて消えてしまう事件が起こる。もちろん原因はジェリー。大切な常連の為、2人はゴーストバスターのリメイクを敢行するのだが…。
(C)Newline Productions/Junkyard Productions
映画を観る上でうれしいことは不意を突かれる感動だ。幾度もこのドッキリに巡り合い映画から離れられない。今回は最大級の不意打ちを喰らってしまった。それが、「僕らのミライへ逆回転」だ。ゴンドリーの映像世界と「スクール・オブ・ロック」でおなじみ怪優ジャック・ブラック。モス・デフとの掛け合い。ゴンドリー最高傑作として疑わない事は我々編集部満場一致…。

舞台はVHSのみのビデオショップ。その商品が使い物にならないために必要に迫られてリメイクを敢行する。手元にあるのはVHSカメラだけ。もちろん予算もゼロ。完成したのは、アルミホイルで作った特殊スーツを身につけ、クリスマスの飾りでできたビーム光線を町の図書館の中で撃ちまくるなど完全なる手作り「ゴーストバスターズ」。なぜかこの作品が、大評判になり、リメイク版を求める人で店は長蛇の列に…。そして街中を巻きこんでリメイク映画製作が始まる。リメイク映画には、ゴンドリー流のローファイでハンドメイドな遊び心が溢れている。車の部品をかき集めて作った「ロボコップ」、ジャングル・ジムでアクションする「ラッシュアワー2」、廃棄された冷蔵庫にマジックで描かれたエッフェル塔が出てくる「シェルブールの雨傘」など、数多くの作品がリメイクされる。

リメイク映画は作品中で「スウェード版(スウェーデンからの舶来品)」と呼ばれている。映画公開後、触発されたファンによって、数多くのスウェード版映画が制作されている。Webで続々公開され、ちょっとしたブームになっている。スウェード版については後日詳しくお伝えするのでお楽しみに!しかしハリウッドの映画会社の弁護士(シガニー・ウィーバー)たちが著作権問題を理由に彼らが作り上げたスウェード版は、すべて差し押さえられてしまう。ここから物語が急展開を迎える。

■またしても邦題に殺られるのか?
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(C)Newline Productions/Junkyard Productions
イケていない邦題ほど作品を食わず嫌いにすることが多い。「バス男」(原題:ナポレオン・ダイナマイト)などは、作品は、クオリティー高いのに邦題で台無しにしてしまった顕著な例だ。「僕らのミライへ逆回転」というタイトルも然り。聞いた時に「これでは食指が伸びないだろう!と耳を疑ったのだが、映画評論家の町山智浩氏ブログ記事によると、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」もリメイク候補だったが、許可されなかったという。原題に対してつけられたこの邦題は、配給サイドでの粋な計らいなのかも知れない…(現在調査中)。このように作品には本編を楽しむ以上に、無数に伏線が張られていて、何回も噛み砕いて見る楽しみが作品の中には備わっているのだ。

■ハッピーエンドはゴンドリー自身の成長?
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(C)Newline Productions/Junkyard Productions
これまでの作品「エターナルサンシャイン」、「恋愛睡眠のすすめ」では個人そして恋愛をテーマにしていたゴンドリーだが、今作ではその眼が社会に向けられる。人種差別、再開発のために住み慣れた地を追われる人など、都会で失われる人と人とのつながり。ゴンドリーは前作「ブロック・パーティー」でコミュニティ(地元)というテーマに出会ったという。終盤、物語はドラマチックな展開を見せる。ゴンドリーは、人と人とのふれあいの温かさや世の中で弱者と呼ばれる人々に温かいまなざしを注ぐ。

映画産業は、すでに肥大化し、体制に取り込まれた大きなビジネスである。それは、今更非難をするべきでもないが、ハリウッドに限らず、映画業界に溢れる安易なリメイクや興行成績至上主義の作品が連発される現状もある。しかしモノを作るということは、予算や機材がなくても、スターがいなくても、誰も見たことのないビジョンとクリエイティブとDIY(Do It Yourself)精神で新しい表現が生まれるものだ。子供の頃、"映画ごっこ"をしたことがあるはず。この作品には、そんなピュアな思いが描かれている。映画とものづくりへの愛が溢れている。

■「僕らのミライへ逆回転」
公式サイト
監督・脚本:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック、モス・デフ、ダニー・グローヴァー、ミア・ファロー、シガーニー・ウィーヴァー
10月11日(土)より、 シネマライズ、シャンテ シネ、新宿バルト9他全国順次ロードショー
配給:東北新社

2008年07月31日

ジェイミー・ヒューイットの孫悟空がオリンピックをご案内~!

「Monkey」 dir: Jamie Hewlett | Prod: Passion Pictures, Zombie Flesh Eaters | Animation Director: Pete Candeland
ゴリラズ”のアニメーション作品でおなじみ、ミュージシャンのデーモン・アルバーンとアニメーション作家のジェイミー・ヒューイット。二人の強力タッグから新作が到着!イギリスの国営放送BBCが制作した、もうすぐ始まる北京オリンピックのキャンペーン映像「Monkey」がYoutubeで公開をスタートした。中国の伝統的な歌「ジャーニー・トゥ・ザ・ウェスト」をバックに、孫悟空と猪八戒がオリンピック競技に似た冒険を繰り広げる、躍動感あふれるアニメーション。制作はヒューイットのスタジオゾンビ・フレッシュ・イーターズ(ロンドン)と、同じくロンドンのアニメーション・ ハウスパッション・ピクチャーズ

この作品のベースは、二人が手がけた西遊記のオペラ作品「モンキー」。ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで昨年から公演中。ちなみに日本版のマチャアキ主演の「西遊記」はかつてイギリスでも放映されており、”モンキー・マジック”というキーワードがオーバー30のイギリス人さえも懐かしがらせているという!

オリジナルのデスクトップガジェットや、孫悟空のお面がダウンロードできるBBCのオフィシャルページはこちら

参考リンク
BBC

フランシス&ソフィア・コッポラがヴィトンのモデルで登場

ルイ・ヴィトンの「Louis Vuitton Core Values」は、キース・リチャーズやミハイル・ゴルバチョフら、普段はファッション広告に出演しない人物を取り上げた話題のキャンペーンWebサイト。ポートレート写真家、アニー・リーボビッツが印象的なビジュアルを手がけている。リーボビッツはドキュメンタリー映画「アニー・リーボヴィッツ/レンズの向こうの人生」が今年日本でも公開された。彼女の写真と映像でロマンチックな旅のイメージを魅せるゴージャスなスペシャルサイトだ。

7月に公開された新しい旅に出演したのは、なんとフランシス・コッポラとソフィア・コッポラのディレクター父娘。ソフィアの監督した映画「マリー・アントワネット」の写真をリーボビッツが手がけたことや、ルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターのマーク・ジェイコブスとソフィアが大親友だったことから実現した。ソフィアはTimesのインタビューにて、撮影の感想を"レッド・カーペットではあがってしまう。写真を撮られる一番いい方法はカメラを見ないこと。ただ父の話を聞いているの。"と語った。また、物静かな彼女がどうやって現場で自身の意見を通すのか?という質問には、「自分の意見を強くはっきりと持ち、こだわっていれば怒鳴らなくてもできる。それは父フランシスが「地獄の黙示録」を撮影していたセットの中にいた幼少のころから学んだもの」と語る。

公式サイトでは撮影の裏側やソフィアがモロッコの都市マラケシュを訪れたフォト・ストーリーを見ることができる。これまでに公開されたキース・リチャーズやカトリーヌ・ドヌーヴ、ゴルバチョフらの旅もぜひチェックしてみて!

Louis Vuitton Core Values

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